概要
『ウルトラマンネクサス』において、ネクサス(およびザ・ネクスト)の光に選ばれた人間の名称。
絆を力とするネクサス故なのか、デュナミスト自体も何人も交代しており、前のデュナミストが選んだ存在が次の継承者候補に影響する(ただし、姫矢准や橘さゆりのように、先代のデュナミストとの繋がりが明確になっていない人物も存在する)。
ビースト・ザ・ワンとの戦い以降、デュナミストを選び出すために、ネクサスは地球上の全人類を対象に謎の遺跡の夢を見せるようになった(この遺跡はストーンフリューゲルと形状が似ている。また、映画『ULTRAMAN』のDVDに付属していた小説「N THE OTHER」の挿絵には、来訪者の故郷である星にこの遺跡とよく似た形の建造物が複数建っている様子が描かれているが、関連性は不明)。普通の人間は遺跡に近づかないか、近づいても中に入る前に引き返してしまうのだが、遺跡の内部に進入し、安置されているストーンフリューゲルに触ることができれば、ネクサスにより一体化することを認められ、デュナミストへと選ばれるのである。
言い換えれば、デュナミストになる資格は人種や老若男女を問わず誰しもが持っているということである。実際、後にダークメフィストに変身することになる溝呂木眞也も西条凪に対し、「遺跡が出てくる夢を見た」と語るシーンがあった。
デュナミストが移り変わってく度に、ネクサスは本来の姿であるウルトラマンノアの力を取り戻していくので、前任者の時にはない新たな能力や武器を獲得していく。
その反面、変身した時に受けたダメージや、メタフィールド展開による疲労は、デュナミストの体にに蓄積されていく為に肉体がボロボロに成りかねないという危険もある(一応、ストーンフリューゲルで傷を癒すことはできるが、体力を完全に回復できるわけではない)。
作中では自分の生き方に迷いや絶望を抱いていたデュナミストが自分の生き方に希望を見出し、生きることを決意した直後にデュナミストから分離している。
そのため、デュナミストに「希望」や「生きようとする力」を抱かせ、その心の光を吸収することを繰り返しながら徐々に本来の力を取り戻していったのではないかと思われる。
歴代デュナミストとその変身後の姿
ネクサス世界の地球
2代目(初代ネクサス ジュネッス) :姫矢准(ひめや じゅん)
3代目(2代目ネクサス ジュネッスブルー) :千樹憐(せんじゅ れん)
4代目(3代目ネクサス 非公式形態ではあるがジュネッスルージュ、ネクサス本編ではアンファンスのみ) :西条凪(さいじょう なぎ)
5代目(4代目ネクサス ジュネッス、ジュネッスブルー(ただしジュネッス、ジュネッスブルーはコアファイナルによる特例)及びウルトラマンノア) :孤門一輝(こもん かずき)
ウルトラマンXの世界
?代目(時系列や経緯は不明)(?代目ネクサス ジュネッス(厳密には姫矢のジュネッスとは少し違うとのこと)) :橘さゆり(たちばな さゆり)
余談
- キャラクターデザイナーの丸山浩は、本編では未設定となった凪のジュネッスである『ジュネッスルージュ』を非公式にデザインしている他、もしも詩織や瑞生がデュナミストに選ばれたら…というイメージで、彼女たちが変身するという設定でオリジナルのジュネッスをツイッターで公開した。無論これらは非公式であるので円谷プロに問い合わせないように。
- ちなみに漫画版ネクサスを描いた椎名高志は、丸山氏が描いたものとは別に、詩織が変身するという設定の花柄のジュネッスを単行本のおまけページに描いており、色々ぶっ飛んでいる展開が起きる。ファンなら必見ではあるが、どうしてこうなった。