プロフィール
概要
アメリカから転入してきた、金髪碧眼の美少女。アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、ギャング「ビーハイブ」のボスの一人娘。
同じくヤクザの組長の一人息子である一条楽とお互いの組の仲を取り持つため、3年間ニセモノの恋人を演じることになるが、始めは性格や感性・好きな食べ物に至るまでことごとく馬が合わず喧嘩ばかりだったが、友人作りの手助けをしてくれた事やプールで足がつって溺れた際に助けられた事などから、次第に評価を改めていく。
そして、日記帳に挟まっていた鍵を発見したことから、小さい頃に「ザクシャ イン ラブ(愛を永遠に)」という言葉と約束を交わした初恋の少年と楽を重ねるようになる。
人物像
典型的なツンデレ。
楽や万里花に対してはすぐに怒ることが多いが、本当は人当たりが良く、誰とでも仲良くなれる優しい性格。鶫やクロード達も彼女を非常に慕っている。
運動神経抜群で、視力は10.0。成績が良く(56話時点で学年5位)、特に数学が得意だが、アメリカに住んでいたため現代国語は比較的苦手。
料理は下手で毎回丸焦げにしてしまう。その反面メイクが上手であり、裁縫もできる。
片付けは苦手で、部屋はいつも散らかっている。
暗所恐怖症・閉所恐怖症で雷にも弱い。アメリカにいた頃および凡矢理高校転入直後は自らの境遇もあり友人を作るのが苦手であったが、楽の協力もあり克服した。好きな食べ物はラーメンで、よく楽に奢らせている。痩せの大食いで、小咲からはなぜ体型を維持できるのか不思議がられている。当初は楽を「もやし」と呼んでいたが、林間学校で楽に助けられてからは下の名前で呼ぶようになった。これ以降、楽を異性として意識し始めるが当初は否定しがちであった。文化祭を境に楽への想いを認めてからは態度も若干丸くなり、楽を信頼するようになった。さりげなくアプローチをかけたこともあるが、上手くいかないと不本意に殴ってしまうこともあり苦悩している。楽の婚約者である万里花とは犬猿の仲]。ビーハイブの構成員たちからは「お嬢」と呼ばれ、大切にされている。読切版ではリボンを着用せず、日本育ちで楽の幼馴染。同級生や教師の評判も良いなど学園生活にも困っていない。本編と同じく楽とは仲が悪いが、嫌っているわけではなく、積極的に接している。
「ビーハイブ」の幹部であるクロードが過保護で度々干渉してきたことから友だち作りに苦労しており、各種学校行事のような集団イベントには目を輝かせる。
ちなみに、小咲とるりをはじめ同性の友人は多くできたが、楽と集以外の男友達はいないらしい。
運動神経は高く、垂直な電柱を忍者の如く駆け上がったり、素手でコンクリート製の壁をぶち破ったり、パンチ一発で人間を天井にめり込ませたりするほどの身体能力を持つ。
番外編でビーチバレーを行った際には、ギャグマンガ補正があったとはいえ影山飛雄が「どこで鍛えたんだ!!」と本気で尊敬するほどの腕前を見せた。
成績も秀才の楽より上。ただし、始めの頃は、日本語での読み書きに不慣れだったため、楽がノートを写させていた。
髪は綺麗な金髪をしており毛先がピンク色になっている。(だがファンブックでは指摘されるまで気付かなかった)
頭の赤いリボンは幼い楽の持っていた絵本に登場する女の子のリボンに影響されたものだが、すっかり愛着が湧いており、紛失した際には世界が滅んだかのような表情で陰鬱としていた。
読切版での設定
赤マルジャンプに掲載されたプロトタイプの読切漫画『ニセコイ』(短編集『恋の神様』に掲載)では、ビーハイブが最初から楽の住む町に拠点を構えているという設定であり、千棘は転校生でもなんでもなく最初から楽と同じクラスに在籍していた。仲は最悪であり、幼馴染モノを期待してはいけない。また、千棘はあの特徴的な赤いリボンもしていなかった。
読切版には小野寺などが登場しないこともあって二人の仲は非常に険悪だったわけだが、互いの父親から恋人のフリをするように勧められてしまい……。
外部出演
Jスターズビクトリーバーサスにサポート専用で出演。
「ツンデレビンタ」で相手のサポートを一定時間封印する意地悪なタイプとなっている。
…同じラブコメ作品出身なのに無差別回復のララとはえらい違いである。
掛け合いでは自身がマフィアの関係者と言う事でツナに共感したり、両さんからは金を貸してくれとタカられたり。
余談
作中でも2年生の文化祭や2期のエンディングでコスプレしている。