碓氷峠とは、群馬県安中市松井田町と長野県北佐久郡軽井沢町との境にある峠の事である。
植生は浅間山山麓部分と似ており、ブナやコナラなどの落葉樹、およびモミやカラマツといった針葉樹が生えている。
中山道として人々の行き来する街道であったが同時に難所とも呼ばれ、峠越えをするには大きな覚悟が必要であった。
鉄道における碓氷峠
国鉄(現JR)は信越本線がこの峠を通過するルートをとっており、急勾配の難所として有名になった。最大勾配66.7‰、当初はラックレール式という手法を用いていたが、機関車性能の向上により専用機関車であるEF63形式電気機関車を新製、電車を後押しするという珍しい運行方法がなされた。
機関車連結のため、特急を含む全ての列車が停車するJR横川駅では、駅弁「峠の釜めし」が販売され、全国的にも有名な駅弁となった。
しかし、1997年経費削減と輸送量増大による新幹線の建設により、碓氷峠のレールの上を在来線が走る事はなくなった。
尚、長野新幹線は、並行在来線がJRから経営分離される初のケースとなり、以後、開業した新幹線は、いずれもこのスタイルを採っている。
中でも碓氷峠は、並行在来線で唯一の廃止区間となった。
他の機関車とは違いが大きい、EF63形式電気機関車を描く方は多く、pixiv内でも碓氷峠をリスペクトする方々が多く見受けられる。
中山道
江戸の日本橋から草津宿まで。 草津宿で東海道に合流する。江戸から草津までは129里あり、67箇所の宿場が置かれた。現在の都府県では、東京都・埼玉県・群馬県・長野県・岐阜県・滋賀県にあたる。
EF63形式電気機関車
信越本線横川 - 軽井沢間の碓氷峠専用の補助機関車として設計、1962年から製造した直流電気機関車である。
形式称号から「ロクサン」、碓氷峠の鉄道輸送に重用されたことから「峠のシェルパ」などの愛称がある。
道としての碓氷峠
国道18号としての碓氷峠は、まさに走り屋たちの聖地でもある
「頭文字D」では「インパクトブルー」の本拠地として描かれている。
旧碓氷線のめがね橋やトンネルなど
観光スポットがある道ではあるものの
実際走ってみると、道幅の狭さや岩肌の崖に沿うような作りになっているため、
中々難しいコースでもある。
慣れない人や悪天候の時は道幅の広い隣の峠、同じ国道18号碓氷バイパス(入山峠経由)の通行をお勧めしたい。
復活への道
碓氷線が廃線してから20年をたつ時に
安中市は碓氷線を復活へ向けて検討している
現在車両基地であった所は、碓氷峠ぶんかむらになりその中で、一部碓氷線を使いトロッコ列車を
運転しているこれを2017年に軽井沢へ延伸すると安中市は考えている
実現すれば碓氷線はほぼ復活となる
過去にも延伸計画をしていた
かつて使っていた碓氷線を再利用にすると
良き機会になりそうだ
後一年後,碓氷線はどうなっているか……