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AK47の編集履歴

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AK47

あふたまーとからーしゅにかゔぁあぶらすつぁーとぃーすゃぢでゔぃつそーとそーろくすぃでぃもーゔぁごーだ

ソ連が開発したアサルトライフル。世界4大アサルトライフルの1つ。反動が強く、命中精度は低い。威力があり、安価、頑丈、メンテナンスが簡単。泥に埋めても、水に沈めても撃てるほど。コピー品が大量に出回っており、「世界最小の大量破壊兵器」という不名誉な異名もある。

開発経緯

1944年、ドイツ陸軍に採用されたアサルトライフルStG44」は世界に大きなインパクトを与えた。(ただし、更に遡った1916年には、ロシア帝国フェデロフM1916が制式採用されていた)

第二次大戦中にソ連軍の戦車兵だったミハイル・カラシニコフは、ドイツ軍のMP40MG34などの"軽量な自動火器"の強力な牽制射撃に味方が逃げ惑う様にショックを受け、1942年に負傷して入院したのをきっかけに祖国のための新たな自動火器の設計を始めた。カラシニコフ自身は専門教育を受けていなかったため、図面を引いたのは後に妻となるエカテリーナ・ヴィクトロヴナ・モイセーヴァであった。

当時、7.62x39mm弱装弾を用いる自動小銃のトライアルがあり、紆余曲折を経た1946年、カラシニコフの設計案(AK-46)が審査に合格。1948年に先行量産が決定し、1949年にAK-47としてソ連軍に制式採用された。

カラシニコフはAK50周年記念のインタビューの際、「ドイツのStG44や、その他自動銃とはまったく関係ない」とコメントしているが、StG44の影響が各所に見られる。閉鎖・撃発機構については、アメリカM1カービンを参考にしたと明言している。


1974年に後継機種のAK-74が採用されるまでソ連軍主力小銃であり、ソ連崩壊後の現在も訓練用などとしての露出も多い。

中国の56式自動歩槍(名前の似た56式半自動歩槍は中国製SKSカービンなので注意)をはじめ、東欧を中心に大量のAK-47コピーが生まれた。

ライセンス期間が切れた後も不正に製造が続けられ、純正も含めた生産数は1億丁以上といわれており、市場への供給は潤沢で価格も安く、テロリストマフィア、反政府ゲリラなどにも使用され、「世界最小の大量破壊兵器」「最も人の命を奪った銃」とも呼ばれる事になった。カラシニコフは「祖国防衛のための私の銃が他の国で罪無き人々の命を奪っているのはとても悲しいことだ」とコメントしている。


ソ連の崩壊後、製造元のイジェフスク機械製作工場(イズマッシュ社)は民間企業となり、ライセンス料の徴収を始めたが、旧共産圏とあって商標の保護が未成熟で、特別な機構も無いため特許で保護することも出来ず、ライセンス料を払う企業はごく一部であり、不正コピー品の氾濫に歯止めが利かない状況にある。

イズマッシュ社は対策として形状を商標登録申請。形状を模倣した商品だけでなくゲーム等の映像作品であっても許可を得ていない製品のロシアへの輸出は不可能となった。ロシア国外でも同様の申請をする予定である。

PMC(民間軍事会社)では部品や弾薬の入手性の高さ、砂塵等でのトラブルの低さ等からAKが愛用されているが、予算が十分にあり、西側の軍と協同する一部のPMCではAR-15等を用いる所が増えている。

各種コンテンツに於いてもテロリストやマフィアの所持する武器として描かれる事が多い。ゲームにおいては大抵、反動は大きいが高威力な設定で、主人公の初期装備とまではいかないまでも、敵も使用していて弾が手に入りやすいことなどにより、愛用するユーザーも少なくない。


基本データ

全長880mm
銃身長415mm
重量4,300g
口径・薬莢長7.62mm×39弾
装弾数30発
有効射程600m

初期のアサルトライフルである為に鉄製/木製のパーツが多く、やや重いが、ジャミングが少なく、泥にも砂にも水にも寒さにも衝撃にも錆びにも強く、"信頼性"においては他の銃とは一線を隔している。劣悪な環境でも動作し、構造が単純で整備し易く、削り出しのレシーバーの採用により容易に変形することのない頑丈さを持ち(初期・現行型のプレス・モデルやコピー品は変形しやすい)、それが銃を扱い慣れていない新兵だけでなく、過酷な条件下にありメンテナンスを怠りがちなゲリラ組織にも好まれている理由のひとつである(全くクリーニングをせずに撃ちつづければ故障するが)。

欠点としては、木製ハンドガードの内部に遮熱機構がなく30発ほど連射すると素手で触れないほど熱くなり(寒冷地での使用が前提なのかも)、更に撃ち続けるとハンドガードが燃えてしまうこと、使っている内に木製ストックの木ネジが緩んでくること、シアスプリングやトリガーユニット等の小部品破損しやすいこと、東側で主流の鉄製薬莢が薬室に張り付きやすいこと、反動によるマズルジャンプの強さなどがある。

アサルトライフル(5.56mmが主流)としては一回り大きな7.62mm口径であるだけでなく、重く大きいボルトはロングストローク・ガスピストン方式によって大きく前後に移動し銃自体を強く揺さぶる。また、AKの7.62mm弾は威力はあるが低初速で、銃口の外に弾頭が抜けるまでに時間がかかり銃身内にかかる後退圧力が大きくなってしまう。重いボルトを前後に安定して動作させ、確実に激発させるために雷管を強く叩く方式を取っているため、グリップ位置の都合から構造物が動いて銃が右上に跳ね上がってしまう。現代的なアサルトライフルの直銃床に対し、ストックが銃身より低い位置にある曲銃床で、反動を肩で直接受け止められないことも、銃身の跳ね上がりにつながっている。

アメリカ軍のAR-15は弾薬が小さく、ボルトの作動にガス直接利用方式(ダイレクトインピンジメント式)をとっており、ボルト本体が小さく前後動の距離が短いためほとんど発砲の反動のみとなり、小口径の弾薬と相まってマズルジャンプは少なく、命中精度は高く、ソ連がAK-745.45x39mm弾を開発した理由の一つとなった(西側の小口径高速弾化に遅れを取りたくなかったのが一番の理由)。

また、低い命中精度に拍車をかけているのが照門の位置である。平板の側面にノッチサイトを載せたガイドと彫り込みがあり、ガイドを前後に移動させることで高さを変えて距離にあわせて使うタイプの調整式照準器(ミリタリータイプタンジェントサイト)だが、銃の上面後半部のレシーバーカバーは整備性を重視し簡単に取り外せる薄い金属板で出来ているので照門の設置に不向きで、より前方のハンドガード後端に設置せざるを得なかった。このため一般的な小銃よりサイト間の距離が短くなり、近距離には強いが、遠距離に対しては狙いづらくなってしまった。

純正品のグルーピングならば100ヤード6MOA程度だが、乱造された低品質なAKが命中精度に於ける悪評を生んでいるとも言われる。正規品よりコピー品・密造品の方が多いAKならではの問題である。


アメリカでは国内のガンメーカーがカスタマイズAKを製造しており、ガリルを参考に両側にセレクターを設置したアンビセレクター化等、様々な改良を施した機関部、主にM4カービンの部品を流用したスライド式の銃床、レール付きのハンドガード、レール付きの高強度削りだしレシーバーカバー、レシーバーカバーの上から被せるアッパーマウントレール(リアサイト部とストック基部での二点固定)、ボルトを後退位置で固定できる切り欠きの付いたセレクターレバー、MINIMIAR-15M1911のグリップを装着する部品等、様々なカスタムパーツが販売されており、それらを使用したモダナイズドAKも製造・販売されている。

アメリカの銃規制法の関係でレシーバーなど主要部品の輸入は難しく、東側諸国の製品は何かあればすぐに輸出規制の対象となるために安定した入手は難しいという事も有り、国内製造しなければならないといった理由もある。

一方でイズマッシュ社も対策を進めており、カラシニコフUSAを設立、アメリカ現地法人での主要部品の製造を開始している。

中小企業だけでなくSurefire社やTDI社といった大手企業からもカスタマイズパーツが発売されており、AR-15と並ぶほどに市場が確立している。

マズル部はM14ピッチ1.0逆ネジが切られており、AKMや社外品のハイダーへの交換が可能な事からそれらから流用した部品によりカスタマイズがされた銃もある。(余談ながら東京マルイ電動ガン化した際にマズル部のネジを規格ごと再現した為、規格の共通化のために以降の製品は実銃のネジ規格は無視されて全てM14P1.0LHとなった)

ハイダーの固定はスプリングによりテンションのかかったピンで固定されており、クラッシュワッシャーのような消耗品は使用されていない。


近代化や、旧西側諸国にマーケットが拡大したことにより、スライドストック化やRAS化、NATO加盟国のアサルトライフルの使用弾薬である5.56mmNATO弾を使用する姉妹機の開発なども行われ、かつて仮想敵国であったアメリカの市場でも人気があり、アメリカの企業でも製造されている事などからも、史上最も成功したアサルトライフルといえよう。

ただし米国シューターはAKをまっとうなライフルとして見てない場合が多く、あまり評判は良くない。強い排莢力により薬莢がシューティングレンジの屋根に当たり、白い目で見られる事も。


AK47にはブルパップ方式を採用したものもあるが、あまり知られていない。


他のAK系と混同される事も少なくないので注意されたし。


関連イラスト

汗かきAKAK-47


関連タグ

アサルトライフル  自動小銃

ソ連 ロシア

AK-47 AKM AKS-47 AK-74 AK-12 M1カービン StG44

7.62mm×39弾

ガリル

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