真実は無く、許されぬ事など無い。
概要
オリジナルタイトルは『Assassin's Creed』。直訳すると、「暗殺者の信念」もしくは「暗殺者の信仰」となる。
英語名をそのまま読めば、「アサシンズクリード」となるはずだが、日本で発売されているパッケージではカタカナで「アサシンクリード」と表記されている。ファンの間では略して「アサクリ」と呼ばれている。
PLAYSTATION 3・Xbox 360・PCの圧倒的な表現力を生かしたリアルな「建造物」「世界観」等の美麗なグラフィックと、実在する建造物も登場するオープンワールド型のマップによって表現された世界を縦横無尽に駆け回ることができる高い自由性が特徴。
ちなみに携帯機では、DS(日本未発売)、PSP、Vitaにて外伝作品が発売されている。また、アサシンクリード3はWii Uでも発売された。
シリーズを象徴する、様々な建造物をよじ登り高所を飛び移る自由度の高い移動方法は、パルクールやフリーランニングという実在のエクストリームスポーツを採り入れたものである。
物語は、「歴史上の過去」と「現代」という二つの舞台で展開されており、超古代文明の遺産である「エデンの果実」や遺伝子記憶を再現する装置「アニムス」が物語に深く関わっているなど、歴史ゲーだけではなくSFゲーとしての側面も併せ持っている。
日本ではCERO Z指定(18才以上のみ対象)を受けている。
『アサシンクリード(Assassin's Creed)』
本ゲームの第一作目。通称「無印」。
2007~2008年に発売。
主な舞台は、第三回十字軍が派遣された12世紀末のエルサレム周辺。
プレイヤーは、暗殺組織であるアサシン教団の一員・アルタイルとして行動し、人々の平和をおびやかす者を暗殺する任務を行っていく。その中でアルタイルは、自分が暗殺した標的たちに、ある共通の隠された秘密があることに気付いていく。
『アサシンクリード ブラッドライン』
2009年にPSPで発売。
舞台は、キプロス島。
第一作目に続く物語であり、マスターアサシンとなったアルタイルの新たな戦いを描く。
外伝的な内容ではあるが、2への重要な伏線が幾つか入っている。
『アサシンクリード II(Assassin's Creed II)』
『アサシンクリード』の続編。
時は15世紀、舞台はイタリア。第三回十字軍からおよそ三百年後、世界は大きく変わろうとしていた。歴史家はその時代をこう呼ぶ。「ルネサンス」と。そんな時代の中、デズモンドの先祖である今回の主人公、エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェがいた。富裕な貴族の一員であったが、信じていた人々に裏切られレオナルド・ダ・ヴィンチ、ニッコロ・マキャヴェリやロレンツォ・デ・メディチの力を借り、復讐を目標にトスカーナ地方やヴェネツィアなど、イタリアのあらゆる場所へ旅立つ。しかし彼を待ち受けていたのは、その願望よりとてつもなく大きいものであった。
『アサシンクリード リネージ(Assassin's Creed: Lineage)』
『アサシンクリードⅡ』の発売日前に公開された実写短編映画。UBISoftが自ら製作した。
2の直前にあたる前日譚を扱った内容で、主人公はエツィオの父であるジョバンニ・アウディトーレ(通称パパシン)。2では書簡として語られたテンプル騎士団の陰謀の一端が描かれる。背景の殆どがゲームから取り出されたCGで構成されている。
『アサシンクリード ブラザーフッド(Assassin's Creed: Brotherhood)』
前作アサシンクリードⅡの続編で、前作のラストの後日譚的なストーリーが展開される。舞台はローマへとうつり、マスターアサシンとなったエツィオと宿敵ロドリゴの息子チェーザレ・ボルジアとの死闘が描かれ、そして現代のデズモンドが ”エデンの果実” を手に入れるまでの物語が描かれる。今作では、エツィオがマスターアサシンとなったことによりアサシンギルドを運営できるようになった。またシリーズ初のマルチプレイが搭載されている。
『アサシンクリード リベレーション(Assassin's Creed: Revelations)』
『アサシンクリード ブラザーフッド』の続編にしてエツィオ3部作の完結編。
舞台をイタリアからオスマン帝国の首都コンスタンティノープル(イスタンブール)に移し、エツィオがアルタイルの足跡をたどるという新たなストーリーが展開される。
プレイヤーはエツィオ、デズモンドに加えアルタイルの3人のキャラクターを操作可能。
また、新たな戦闘方法や移動手段をもたらすフックブレードや爆弾が登場する他、前作ブラザーフッドからさらに進化した、カスタマイズ可能なマルチプレイヤーモードが搭載されている。
『アサシンクリード エンバース(Assassin's Creed:EMBERS)』
『アサシンクリード リベレーション』の海外限定版または日本語版初回限定特典に付属するDVDに収録されたフルCGアニメーション作品。
使命を終え、導師の地位を引退し、家族と共に平穏な日々を送る老年のエツィオと、突然彼の元に訪れた新米アサシンの中国人少女シャオ・ユンとのエピソードが描かれる。
『リベレーション』の後日談であり、一部にネタバレを含むため、本編クリア後の視聴をおすすめする。
『アサシンクリード III(Assassin's Creed III)』
『アサシンクリード2』から3年ぶりのナンバリングタイトルとなる、『アサシンクリード リベレーション』の続編。
時は1753年から83年、アメリカ独立戦争を舞台に、デズモンドの新たな先祖・コナーの物語が繰り広げられ、デズモンドら現代組の世界を救う戦いの最終局面が描かれる。
すべてのグラフィックやモーションが強化・一新されており、都市部だけではなく広大なフロンティアの森や山を駆け巡ったり、狩猟を行ったりすることができる。
引き続き強化されたマルチプレイも搭載されている。
『アサシンクリードIII レディ リバティ(Assassin's Creed III: Liberation)』
PS Vitaで発売される、シリーズ初となる女性主人公アヴリーン・ドゥ・グランプレの物語。3のコナーと同時代のニューオリンズが舞台となる。
3との連動要素があり、アヴリーンとコナーの出会いが描かれるシナリオもある。
本作は海外では「Assassin's Creed III : Liberation」という名称であるが、邦題では既に「リベレーション」という名称を使ってしまっているため、「アサシンクリードIII レディ リバティ」に変更となった。「レディ リバティ」とは、開発タイトルとして使われていた名称である。
『アサシンクリード IV ブラックフラッグ(Assassin's Creed IV BLACK FLAG)』
『アサシンクリード3』の続編であり、ケンウェイサーガの第二章。
時は3から遡り海賊黄金時代の末期といわれる1715年からの10年間、西インド諸島(現在のカリブ海)を舞台に、コナーの祖父・エドワードの物語が繰り広げられ、現代でも新たな局面が描かれる。
本作では陸と海がひとつのフィールドとしてつながっており、都市から森林、そして海へとシームレスに探索ができるようになった。3で好評を得た海戦も重要な役割を占め、海上を探索中に敵対勢力の軍船や商船と遭遇するとそのまま戦闘になることもあり、勝利すれば積み荷の略奪などを行うこともできる。引き続き強化されたマルチプレイも搭載されている。
『アサシンクリード ローグ(Assassin's Creed Rogue)』
舞台はハプスブルグ家の継承問題から始まった「七年戦争(1756~1763)」。主人公は元アサシンのテンプル騎士「シェイ・パトリック・コーマック(Shay Patrick Cormac)」。シリーズ初のテンプル騎士が主人公であり、シリーズで最もダークなストーリーが展開される。
4と同じく海戦が実装され、フリゲート艦モリガン号(The Morrigan)で欧州とニューヨークを駆け巡る。本作をもって3から続くケンウェイ・サーガが完結する。
『アサシンクリード ユニティ(Assassin's Creed Unity)』
3から数年後のフランスを舞台に、新たな主人公であるアルノ・ドリアンの物語が描かれる。シリーズ初の次世代機種専用(PS4/Xbox one/PC)作品であり、マシンパワーを生かした、革命真っ只中のフランスが描かれる。シリーズ初のCO-OPモードが搭載され、4人のアサシンとともに革命を戦う事が出来る。
『アサシンクリード シンジケート(Assassin’s Creed Syndicate)』
2015年度の新作。ヴィクトリア朝時代の1868年、大英帝国の首都ロンドンが舞台。
主人公はシリーズ初の双子アサシン、ジェイコブ・フライ(弟)とイーヴィー・フライ(姉)。
今作はシリーズ恒例とも言えるようになったマルチプレイ要素が存在せず、純粋なシングルプレイ専用ゲームとして開発されているらしく、UBI曰くコンパニオンアプリも存在しない模様。
スピンオフ
『アサシンクリード クロニクル(Assassin's Creed Chronicles)』
2015年から開始されたPS4/Xbox one/PC用スピンオフシリーズ。それぞれ異なる国と主人公達による物語が展開する。
ブラシ塗り風グラフィックによる2.5Dの横スクロールアクションとなっており、ユニティで追加された中腰移動、隠れ場所から隠れ場所を素早く移動する新アクションも導入され、ステルスを重視したゲームデザインとなっている。
それぞれ異なる時代と場所を舞台とした三部作になる予定。
- 『アサシンクリード クロニクル:チャイナ(Assassin's Creed Chronicles:China)』
2015年4月に配信開始されたクロニクルシリーズ第一作。
明朝時代の1526年を舞台として、『エンバース』に登場したアサシンの少女シャオ・ユンの活躍が描かれる。
実写映画版
マイケル・ファスベンダー主演で、20世紀フォックスの元で2016年12月21日に公開決定が発表された。
予告編
関連タグ
種類分け
タイトル
キャラクター
キャラクター組み合わせ
血族組 - アルマリ同盟 - ご先祖コンビ - 初任務組 - アルシャイフ兄弟 - アニムス組 - お師匠コンビ - 皮肉屋コンビ - 囚われコンビ - 義賊コンビ - ロミジュリコンビ
その他のタグ
アサクリ100users入り - ネコシンクリード - 馬鹿タイル
別名・表記ゆれ
Assassin'sCreed | 正式タイトル。海外の絵師に多く使われている。 |
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アサクリ・AC | 略称 |
刺客信条 | 中国語の表記 |