アサシンクリード3
あさしんくりーどすりー
エツィオがその使命を終えて、約250年後。
新大陸『アメリカ』。
ヨーロッパから来たりし植民者達がその領土を拡大せんと抗争と先住者への迫害を続けていた時代。
全ては一人のアサシンがある目的のためにこの地にやってきたところから始まる。
ネイティブアメリカンとイギリス人の間に生まれた誇り高きモホーク族の少年ラドンハゲードンはある日、テンプル騎士団によって突如として故郷の村を焼かれてしまう。
復讐を誓った彼は精霊の導きの下にアサシン・コナーとなって、アメリカ独立戦争の背後に暗躍するテンプル騎士団の陰謀と自らの血の宿命に立ち向かっていく。
舞台となるのは1753年から1783年、イギリスの植民地であった独立戦争中のアメリカである。
主なプレイアブルキャラクターは、ネイティブアメリカンの母とイギリス人の父のもとに生まれたコナー/ラドンハゲードン。
コナーは、今までのシリーズ同様に、ジョージ・ワシントンやベンジャミン・フランクリンといった歴史上の重要人物と深く関わることとなる。ただし、彼の目的は独立側に肩入れすることではない。あくまでもアサシン教団のひとりとして任務を遂行してゆく。
今作からはゲームエンジンが刷新され、さらに美麗になったグラフィック表現と、その中を縦横無尽に走り回ることのできる爽快感が特徴となっている。コナーのモーションも過去作の主人公のモーションを一切流用せず、すべて一から作り直しており、狩猟民族らしいワイルドなアクションを楽しめる。ロープダートやフリントロックピストルといった新たなタイプの装備も登場する。
兵士のほとんどが銃を所持している時代のため、敵兵を盾にして銃撃を防ぐアクションも追加された。またカウンターが通用せずキルストリークも防御してしまう「擲弾兵」などの精鋭兵士も登場する。これらの敵を倒すには「ガード崩しを行う」「特殊な装備や飛び道具を使う」「気づかれる前に暗殺する」などの工夫が必要となり、カウンターの連発だけでは勝てない場面が増えた。
天候と季節の変化、木や崖の登攀、広大なフロンティアでの狩り、街中で開いた窓を通って建物を抜けるフリーランニングなどもシリーズ初となる。
また大型帆船を操舵しながら私掠船やイギリス艦隊らと戦闘を繰り広げる海戦ミッションも登場する。
なお、アサシンクリードタグは、シリーズ1作目に限らずシリーズ作品全体を指すものなので、アサシンクリード3に関係するイラスト・漫画作品にも、本タグと併せてアサシンクリードタグを付けることが望ましい。
内容は、一般向け・腐向けに関わらず全て含まれるが、腐向け作品には「腐向け」タグを付けることが強く推奨される。
本作の主人公。インディアンのモホーク族とイギリス人の混血児で本名はラドンハゲードン。
少年時代にテンプル騎士団のチャールズ・リーに集落を焼き払われて母を失った後、「かつて来たりし者」の秘宝の導きでアキレスに師事し、アサシン教団のアサシンとして成長した。コナーの名はアキレスから便宜上つけられたもの。
非常に正義感が強く、誠実かつ慈悲深い性格で、暗殺はあくまでも最後の手段として捉えている。
アメリカ独立にあたって、自分達インディアンの居場所を少しでも作るために独立派に協力することを決意。様々な勢力の思惑と権謀術数が渦巻く中で、理想を追い求める自分と現実に生きる人々との軋轢に苦しみながらも戦い抜いていく。
ゲーム序盤のプレイアブルキャラクターで、アサシンとして凄まじい実力を持つ人物。
無愛想で歯に物着せぬ物言いをするが何よりも正義と平和を愛する男で、その実現には「絶対の規律」が必要であると説いている。
彼が所属する組織からある使命を命ぜられてアメリカ大陸にやってきたことが物語の発端となる。
- アキレス・ダベンポート
元アサシン教団の導師で現在は片足の障害から隠居している老人。
テンプル騎士団アメリカ支部との戦いで教団アメリカ支部を壊滅させられてからはホームステッド・ダベンポートと呼ばれる土地にある屋敷で孤独に暮らしていたが、ホームステッドの土地としての価値と、アサシン教団の要であることから命を狙われ、コナーが来るまでの間も屋敷の中で襲撃してくるイギリス兵から籠城する日々を送っていた。
教えを請うたコナーを一度は突き放すも、襲撃者達を打ち倒した彼に強い意思を感じた事でアサシンとして育て上げ、彼を息子のように愛するようになる。
ホームステッドはアキレスの屋敷と豊かな自然以外に何もない土地だったが、コナーが来てからは彼に助けられた人々が集まるようになり、一つの村として発展していく。
数々の実験や発明により後世に異名を残す発明家で政治家。アメリカ独立宣言を起草し署名する一人。
ボストンに住み始めた当初、偽名で出版した『貧しいリチャードの暦』の原稿を紛失した時にヘイザムに助けてもらい、独立宣言署名の際にコナーとも知り合う。
- ガネンドゴン
コナーの幼馴染みであるモホーク族の青年。
コナーとくらべて運動神経があまり良くなかった。コナーが村を離れてアサシンになってからも、ホームステッドに会いに来たり、窮地の時は協力を仰いでいる。
アメリカ大陸軍の指揮官で、のちのアメリカ初代大統領。
高潔な人柄と高い政治手腕を買われているが、自身も奴隷を使役している事の矛盾や軍人としてはいささか無能であることを批判されており、テンプル騎士団からは要注意人物として失脚を狙われている。
コナーと協力するようになるが、内心では独立戦争の障害となるインディアン達の存在を忌み嫌っており、コナーのことも自身の政治的目的のために利用することを画策している。
大陸軍少将でテンプル騎士団アメリカ支部の創立メンバーである「五人の同志」の一人。
「かつて来たりし者」の遺跡のある土地を手に入れるためにコナーの村を直接焼き払って彼の母親を殺害した張本人であり、生涯を懸けてコナーに命を狙われることになる。
生真面目で神経質な性格な故に、酒と金と女が好きな遊び人気質のヒッキーとは馬が合わず、何かにつけては口論をしている。
- トマス・ヒッキー
ボストンに駐留しているイギリス軍兵士のテンプル騎士で、「五人の同志」の一人。
素行不良で酒と金と女が好きという絵に描いたような道楽者そのもののため、真面目なリーからはよく因縁を付けられている。一方で一兵卒としての経験から目的のためには手段を選ばないシビアで現実主義的な一面も持ちあわせており、ワシントン暗殺計画を画策する。
独立を掲げる愛国派とも大義を掲げるテンプル騎士とも異なり、己の理想を追いかけて戦い続けるコナーを「甘ちゃん」と評している。
- ウィリアム・ジョンソン
イギリス軍兵士のテンプル騎士で、「五人の同志」の一人。
先住民の言語や習慣を学び、モホーク族を始めとするインディアンの部族国家集団イロコイ連邦に取り入ってイギリスと橋渡しの役目を果していた。それと同時に、植民地における茶法制定を利用して紅茶を密輸して資金を稼いでおり、先住民の土地を買収しようという思惑を持っている。
- ジョン・ピトケアン
イギリス軍少佐のテンプル騎士で、「五人の同志」の一人。
イギリス海兵隊の前衛部隊を指揮する人物。有能な野戦指揮官であり、大軍を率いてアメリカ大陸軍と戦い幾度もコナー達を苦しめる。だが彼自身には欲が無く、大陸軍とイギリス軍の和平交渉を水面下で進めていた。
ボストンに居を構える大陸軍の軍医でテンプル騎士。「五人の同志」の一人。
元々人助けのために医者になったが、金が無いと不自由な事から守銭奴へと成り果て、情勢の変化や金回りの有無で様々な組織に取り入っては裏切りを繰り返していた。最終的に忠誠を誓ったテンプル騎士団をも裏切り、王党派に大陸軍の情報と物資を横流しするようになる。
ジャンル | アクションアドベンチャー |
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発売元 | UbiSoft |
開発 | UbiSoft Montreal Studio |
CERO | Z(18歳以上のみ対象) |
対応機種と発売日
日本 | 北米 | 欧州 | | |
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プレイステーション3 | 2012年11月15日(木) | 2012年10月30日(火) | 2012年10月31日(水) |
Xbox360 | 2012年11月15日(木) | 2012年10月30日(火) | 2012年10月31日(水) |
Windows | 2012年12月21日(金) | 2012年11月20日(火) | 2012年11月23日(金) |
WiiU | 2012年12月8日(土) | 2012年11月18日(日) | 2012年11月30日(金) |
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【AC3/ACR】弔鐘(コナーとシェイ)
コナーとシェイがヘイザムとアキレスの墓参りをする話。コナーがヘイザムの墓でシェイと出会い、シェイをアキレスの墓前へと案内します。カップリングはありません。終始穏やかな雰囲気です。ゲーム内で死ぬ人は死んでいます。 全四話あるシリーズのうちの三作目です。内容がうっすらと関連していますが、続きものというわけでもなく、それぞれに独立したお話です。4,268文字pixiv小説作品