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概要

日本語吹替え:佐藤拓也

UBISOFTの潜入アクションゲーム『アサシンクリード』シリーズの七作目で、ケンウェイ・サーガの完結編『アサシンクリードローグ』の主人公。

主人公キャラとしてはシリーズ史上初となる、アサシン教団を裏切って宿敵テンプル騎士団へと寝返った元アサシンのテンプル騎士であり、『アサシンクリード3』でコナーが再建する以前のアサシン教団アメリカ支部を壊滅させた張本人である。

内容は、一般向け・腐向けに関わらず全て含まれるが、腐向け作品には「腐向け」タグを付けることが強く推奨される。

人物

1731年ニューヨーク出身のアイルランド系アメリカ人。

船乗りの家に生まれ、その時に母を亡くし、少年時代をニューヨークの街と船の上で過ごしながらそこで生きる術を学んでいった。

16歳の時に嵐で父も亡くし、天涯孤独になって荒れた生活を送っていた時、幼馴染みで親友のリアム・オブライエンに誘われ、アサシン教団アメリカ支部に入り、導師アキレス・ダベンポートや同僚の女アサシンのホープ・ジェンセンインディアンケセゴワーセら仲間達からアサシンとして鍛えられる。

若く粗削りながらも天賦の才能を持っていたことから、アキレスからも期待される存在であった。

だが教団メンバーとしてアサシンの信条と大義を信じて活動していた時、「かつて来たりし者」の神殿の場所が記された「箱」と「手稿」を巡る任務において、使命のためとはいえ弱者同然の標的をも手にかけねばならないことから教団の方針に疑問を抱き始める。

そして、1755年のある事件をきっかけに教団を裏切り、テンプル騎士団に所属。

史上最凶の「アサシンハンター」として、かつての仲間たちに剣を向けることになる。

性格は人一倍強い正義感と篤い義侠心の持ち主で、座右の銘は「運は自分で掴むもの」。

当初は若さゆえに高慢で喧嘩っ早い直情的な面が目立っていたが、テンプル騎士となってからは戦いの中で賢明さと冷徹さを獲得していき、やがて「テンプル騎士団の大義」に忠実で揺るぎなき信念を持ち合わせた「怪物」へと変貌していく。

アサシン時代の同僚で暗殺術や追跡技術の師でもあったホープとは何かと口喧嘩が絶えなかったが、内心ではお互いに惹かれ合っていた。

8歳の頃から父と共に船で仕事をしていたことから、海賊や野盗から船を守るために剣やピストルを学んでおり、船上の戦闘にも熟達している。

戦闘の際にはアサシンの技術を駆使して長剣ダガーによる二刀流スタイルで戦い、遠隔武器として二丁のピストルを持つ他、様々な効果を持つダーツやグレネードを空気圧によって無音で発射するエアダートガンを装備している。アサシンブレードは特にギミックの無いシンプルなもの。

また前作までの主人公達と同じようにキルストリークを使用することも可能。

劇中での活躍(ネタバレ注意)

Assassin's Creed Rogue(アサシンクリードローグ)

新米アサシンとして植民地支配を目論むテンプル騎士団との戦いに明け暮れる日々を送っていたが、1753年に「先に来たりし者」の遺跡の位置が記録された「箱」とその解読方法が記された「手稿(ヴォイニッチ手稿)」を巡る任務を任される。

だが、標的となるテンプル騎士は数週間もすれば息絶えるほど病弱したローレンス・ワシントンや剣すら握れなかったジェームズ・ワードロップといった弱者ばかりで、シェイは教団に不信感を抱き始める。

そして1755年、ベンジャミン・フランクリンの協力による落雷の実験で「箱」から「先に来たりし者」の遺跡の一つがリスボンにあることを突き止めたシェイは、リスボンの遺跡から秘宝「エデンのかけら」を回収する任務を任される。首尾よく遺跡に潜入したシェイであったが、秘宝に触れた瞬間、突如として遺跡が起動して大地震を引き起こし、リスボンを崩壊させてしまう(後世でいう「リスボン大震災」)。

命からがら逃げ延びるも、10万人以上もの死傷者を出してしまったことへの罪悪感から、先に来たりし者の遺跡は人間が干渉すべきでないと判断したシェイはアキレス達に警告を発するが、教団の方針と大義を重視する彼らには聞き入れられず、夜中に教団支部のダベンポート邸に侵入し、遺跡の位置を記した手稿を奪うという強行手段に出る。

しかし仲間たちの妨害に遭い、背後から撃たれ手稿もろとも海へ転落。教団からは裏切者として死んだものと見なされた。

八ヶ月後、シェイは英国軍大佐ジョージ・モンローに救出され、彼の知り合いであるフィネガン夫妻から治療を受けていた。フィネガン邸に押し入ったギャングを撃退したシェイはモンロー大佐に評価され、行動を共にするようになる。

当初は命の恩人であるモンロー大佐に報いるために協力していたが、やがて彼がテンプル騎士であることを知るも彼の高潔で崇高な人柄と理念に賛同し、その後も行動を共にする。だが、モンロー大佐はケセゴワーセとリアムが率いるアサシンの部隊の襲撃に遭遇。シェイはケセゴワーセを倒したものの、一歩遅く大佐はリアムによって殺害されてしまう。

モンローの死後、正式にテンプル騎士団として戦う決意をしたシェイは、騎士団アメリカ支部長のヘイザムと対面する。遺跡の探索を続けるアサシン教団を阻止するため、シェイは「アサシンハンター」として次々とかつての仲間達を手にかけていき、内心惹かれ合っていた仲であったホープをもその手で殺めてしまう。

北極に遺跡があることと、そこにアキレスとリアムが向かったことを突き止めたヘイザムとシェイは、遺跡の最深部で二人を追い詰める。

「箱」に記された秘宝の正体は地殻の制御装置であり、シェイの警告は正しかったことを思い知るアキレスであったが時既に遅く、起動した秘宝によって遺跡は崩壊を始める。互いに剣と銃を交えながらリアムを追撃するシェイであったが、リアムは滝から転落し息絶えてしまう。船に戻るとアキレスを追いつめたヘイザムがいたが、遺跡の真実をアサシン側に広めさせるため、ヘイザムに彼の抹殺だけは留めさせた。

ヘイザムから高い信頼を得たシェイは「箱」捜索を頼まれ、20年後の1776年にフランスでベルサイユ宮殿に潜入。そこで「箱」の所有者であったシャルル・ドリアンを暗殺し、彼から「箱」を奪取したところで「ローグ」の物語は幕を下ろす。

しかし、やがてアサシン教団アメリカ支部は、アキレスに弟子入りしたへイザムの息子コナーによって復興を遂げ、彼が暗殺したシャルル・ドリアンの息子は、自身が裏切ったアサシン教団の一員となり、彼を父親の仇として追っていくこととなる。

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シェイ・パトリック・コーマック
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