概要
日本語吹替え:浪川大輔
UBISOFTの潜入アクションゲーム『アサシンクリード』シリーズのナンバリングタイトル第三弾、『アサシンクリード3』の主人公。
アメリカ生まれのアサシンであり、現代パートの主人公デズモンド・マイルズの直系の先祖にあたる。
現在、pixivでの投稿数はコナーのタグでの場合が多い。名前について、公式などでは「コナー・ケンウェイ」とも紹介されているが、後述にもあるように、厳密には誤りである。
内容は、一般向け・腐向けに関わらず全て含まれるが、腐向け作品には「腐向け」タグを付けることが強く推奨される。
人物
1756年生まれ。
本名はラドンハゲードン。インディアンであるモホーク族の母とイギリス人の父の間に生まれた混血児である。
幼少の頃に村をテンプル騎士団に焼かれ、母を喪ったことで復讐を決意。
アサシンとなり、新大陸にうごめくテンプル騎士団の陰謀に戦いを挑む。
コナーの名は白人社会で上手く過ごすために師匠アキレスから名付けられたもの。
性格は誇り高く誠実で正義感に溢れ、困ってる人や虐げられている人がいれば人種に拘ること無く手を差し伸べずにはいられない心優しさを持つ。
しかし、生真面目過ぎて頑固で融通が利かない一面もあり、普段は冷静沈着でクールな言動だが、激情にかられればそれを隠すことはない。
戦いの際は剣やトマホークを振るい、まさに殺人マシーンの如く容赦なく次々と敵を屠っていくが、本来は非常に慈悲深く、暗殺はあくまでも他にどうしようもない時における最後の手段として捉えており、無抵抗の者への殺生や無関係の人間を巻き込んでしまうことは嫌っている。
その純朴さ故に政治的な駆け引きに翻弄されてしまうこともあるが、幾度もの無慈悲な戦いの中で少しずつ成長・変化していく。
幼い頃からフロンティアの山森を駆け巡って遊んだり狩りをしていたため、アサシンの修行を受ける前から身体能力が高く木登りが得意で、トマホークの扱いに長けていた。
ピストルも使えるが弓矢の名手でもあり、アサシンとなった後も前作までシリーズ伝統の飛び道具であったクロスボウや投げナイフを使うことはなく、モホーク族の弓を愛用している。
戦闘時に剣やトマホーク等の片手武器を持つ際は、左手に左腕の着脱可能なアサシンブレードをダガーのようにして持つという二刀流スタイルで戦う。
戦闘モーションはシステマチックに敵を処理するアルタイルや華麗に敵を葬るエツィオのものに比べて、荒々しくワイルドなものに仕上げられている。
また前作までと同じようにキルストリークを使用することも可能。
インディアンの血が入っているためか歴代血族達と比べて一際筋肉質でガタイが良く、アサシン装束の胸元や肩周りがキツそうなのをファンからよくネタにされている。
また寝相がとても悪い。
女性関係に関してはⅢの段階では殆どというか全く浮いた話が無く、本人曰く「自然の成り行きに任せる」だそう。序章から朝帰りぶちかました先代とはえらい違いである。
ちなみにシナリオスタッフによれば、Ⅲの物語終了時点(27歳)ではまだ童貞とのこと。
余談だが、本名の「ラドンハゲードン」は、モホーク語で『傷のある人生』という意味で、仮の名である「コナー」は、ゲール語で『狼を愛する者』の意味であり、それまで歴代主人公にあった「鷲」にまつわるモチーフが名前に用いられていないことも特徴である。
彼の祖父に当たる「Ⅳ」の主人公「エドワード・ケンウェイ」はヘイザムが10歳の時に亡くなっているので当然面識はないが、DLC「ワシントン王の圧政」にて「祖父が海賊であったらしい」事を話しており、ヘイザムから少しだけ聞いてはいた模様。
劇中での活躍(ネタバレ注意)
Assassin's Creed III(アサシンクリード3)
使命のためにイギリスから新大陸にやってきた凄腕アサシンのヘイザム・ケンウェイと、彼が接触したモホーク族の娘ガジージーオとの間に生まれる。
しかし生まれる前、母が妊娠していることを告げずにヘイザムとの縁を切ったために父とは互いに知ることなく育つ。
4歳の時に森で遊んでいた際、モホーク族の土地を狙うテンプル騎士団の一派に村を焼かれ、母を喪ってしまったことで復讐を決意。
その後、14歳の時に村の長老に見せられた『精霊』により騎士団の手から聖地の鍵を取り戻すよう導きを受け、元アサシンの老人アキレスの下に弟子入りする。
厳しい修行を経てアサシンとなり、ジョージ・ワシントンやチャールズ・リー等の史実の人物や、ボストン茶会事件などの歴史上の重大事件と関わりながらアメリカ独立戦争の裏でうごめくテンプル騎士団一派との戦いに身を投じていく。
騎士団一派が主に王党派(イギリス側)の背後で暗躍していると知ったことで、なし崩し的に愛国派(植民者側)に協力することになるが、目的はあくまで故郷の仲間達を守ることとアサシンの使命と復讐の遂行であるため、付かず離れずの距離をとることになる。