基本データ
概要
ソラがハートレスになった時に誕生したソラのノーバディ。ソラの身体と魂を媒介にして誕生したカイリのノーバディナミネとは、同時に生まれ落ちた双子のような関係だが、ロクサスはトワイライトタウン、ナミネは忘却の城で誕生した。本体と同じようにロクサスもキーブレードを扱えるため、誕生後間もなくゼムナスに機関のNo.13として迎え入れられた。
ソラがハートレス化していた時期が極端に短かった上に、半身のロクサスを残したままカイリによって人間として再生した為、ノーバディなら必ず持っている人間であった頃の記憶を持たず、誕生直後は常にぼんやりしており、会話も少ない。そのため何の疑問も持たずに機関に従っている。
また記憶がないため一般常識も欠如しており、機関から休暇を与えられた時は何をしていいのかわからず戸惑っていた。(なお、同じように記憶がないシオンは自分で休暇の過ごし方をちゃんと決められていたので、一部のプレイヤーから仕事中毒者なのかと疑われた)
ちなみに、ソラのノーバディなのに姿が違うのは、彼が関係している。
アクセルやシオンと親しくなっていくことで感情や知識を身につけていく。やがて機関への不信感や、仄めかされる「ソラ」の存在、次第に募る自分は何者かという疑問の答えを見いだすために、機関を裏切り脱走する。
その後、リクとの戦いに敗れたことでディズの元へと送られる。本体のソラの記憶がロクサスに流れてしまったため、完全なソラの復活に不可欠な存在となってしまい、ソラ復活の準備のためディズに記憶を改竄された上で、ロクサスの記憶で形成されたデータの世界へ移される。
仮想世界では友人たちと共に普通の少年として夏休みを満喫していたが、次第に浮き彫りになる異変に戸惑い、やがて本来の記憶を思い出した。そして自分を追ってきた親友アクセルとの戦いを終えた後、眠りにつくソラに会い「羨ましいよ。俺の夏休み………終わっちゃった」と悲しそうに呟きながらソラの中に戻っていった。
データ世界でのロクサスはソラと同じように明るい性格だった。本来の性格はアクセルやシオンと過ごしていた時は年相応の少年だったが、機関や2人との確執で徐々に陰りを帯びた一面を見せるようになり、ソラと違い怒りや憎しみを露わにする事も多い。
また戦闘能力は高く、潜在能力を含めれば機関の中でもゼムナスに次ぐ程の実力を持つ。
戦闘能力など
シリーズで初めて彼を操作できるのは、KHIIにおけるプロローグ編(通称ロクサス編)。
標準装備はストラグルバトルで使われるおもちゃの武器だが、中盤からはソラと同じキングダムチェーンを使うようになる。
チュートリアルも兼ねているこの時点では基本的な動作しかできないものの、エピソード終盤におけるアクセルとの戦いの時のみ約束のお守りと過ぎ去りし思い出を装備した二刀流に変化。機関員としての記憶を思い出したこの時のロクサスは、圧倒的な強さを見せてくれる。
無印版ではソラとロクサスの一騎打ちはムービーだけだったが、リメイク版のKHIIFMでストーリー進行で必ず戦うボスとして戦えるようになった。
機関員時代の黒コート姿で現れ、精神世界にてソラと激突する。
キーブレード使いのノーバディという事もあり、その強さはストーリー中で戦うボス(及び機関メンバー)の中でも一、二を争うレベル。二刀流キーブレードから繰り出される流れるような連続攻撃の他にも、光を用いた高速移動や柱状のビームを発するといった技も扱う。
加えて彼との戦いでは負けても王様が助けに来てくれないので、人によってはラスボスのゼムナスよりも苦戦する事も。
358/2Daysでは主人公の為、プレイヤーが終始操作できる。
全体的な性能はバランスが取れたもので、作中で操作できるキャラクター達の中でも非常に使いやすい。
また、ある条件を満たすと二刀流の状態で戦えるようになる。