概要
熊本市交通局が運営する路面電車で、5路線計12.1km(営業キロ)を有し、「熊本駅ー健軍電停」間と「上熊本駅ー健軍電停」間の2系統が運行されている。一時は全線廃止も検討されていたが石油危機前後に撤回された。
現在の車両
冷房付路面電車(1978年)、VVVFインバータ制御を採用した営業用電車(1982年)、超低床路面電車(1997年)など、日本初の導入となったものが多い。
5000形、9700形、0800形は連接車。
↓旧型車両一覧
1200形:冷房改造による、日本初の冷房付き路面電車
5000形:もと西鉄福岡市内線の車両。現在は1両のみ在籍。2009年に故障により休車していたが、2016年に西鉄の筑紫工場で修繕を行い、2017年3月から運転を再開した。塗装は西鉄時代のものを復刻した。
↓登場年の西暦下2桁を形式由来とした車両一覧
8800形:レトロ車101号は8800形
0800形:LRV車両。803号は水戸岡鋭治氏デザインの「COCORO」
余談
先述のとおり、5000形は西鉄福岡市内線からの移籍車両であるが、現在でも車内の注意書きの社名が「西日本鉄道株式会社」のままになっている。