曖昧さ回避
本項で後者について記述する。
概要
グルメ界に生息する、4体の怪物達。人間が主食、というか人間以外喰わない超偏食家で、今では数百年に一度、餌を求め、人間界に攻めてくる。
その驚異は人間界の終末をも危惧させ、300億人を超える人間に対して人間界中央地帯への避難命令が出されるほど。
200mを越える巨体を持ち、都市を一撃で壊滅させる攻撃力と大陸をも破壊できる核兵器級の集中砲火でも傷一つ負わせられないほどの防御力を併せ持つ。
一龍が出した最後の討伐依頼でもあり、美食屋四天王と対立することになる。
四獣の種類
牙王
東から襲い来るライオン型の猛獣。額の十字型の傷と白色のタテガミが特徴。体長300m、体重100万t。
四獣の中で最も小柄で俊敏であり、爪や牙の一撃は大地を更地に変えてしまう。レーザーすら難なく避けてしまうため、国連軍の攻撃も通じなかった。バロン諸島をただの岩塊に変え、第8ビオトープを一直線にぶち抜き、第1ビオトープでは全長1500mのリーガルマンモスを一撃で仕留めた。
トリコと相対し、新技の前に膝をついた。
インバイトデス
北から毒潮を渡りやって来た馬と蛸を合わせたような四足歩行の有毒生物。体長260m、体高180m、体重270万t。前脚の先端から触手と猛毒の棘を出してくる。その毒は大陸一つを丸ごと侵食してしまうほど強力で、あらゆる物体を溶かし去ってしまう。デスフォールの毎分1兆tの水のギロチンを全く意に介さずに泳いでやってくるなど神経のずぶとさも半端ではない。
有毒生物なだけにココと対峙し、進化するポイズンウイルスを打ち込まれ敗走する。
キングオクトパスコング
西から現れたタコの頭部とゴリラの胴体を持つキメラ型の猛獣。5つの目を持ち全身から無数にタコ足を生やすなど見た目もグロテスクである。身長220m、体重300万t。
グルメピラミッドを半壊させ、往復に2か月かかる谷間をいとも簡単にすり抜け、植物王国ウージャングルをズタズタに引き裂きながら侵攻を掛けた。全身が軟体のため打撃は通じず、人工衛星から降り注ぐレーザーの雨を体毛(触手)で弾き飛ばしてしまった。
サニーと交戦するも、ヘアマリオネットで操られた挙句スーパーへアショットでぶっ飛ばされた。
マウントタートル
南から侵攻してきた甲羅が火山になっているリクガメ。口からマグマのミサイルを吐き、体長は1500m、体重に至っては50億tをこえ、四獣屈指の巨体を持つ。単純な攻防においては四獣の中でもトップクラスで、南極大陸より巨大なアイスヘルをたった1頭でバラバラにブチ砕いて侵攻してきた。
1000万平方㎞(ヨーロッパ大陸すべてに匹敵)を焦土と化すバスターコールを全く意に介せず進撃を開始し、国連軍を全滅させるも、駆け付けたゼブラと死闘を繰り広げる。
ゼブラのビートパンチで瀕死の重傷を負うと、甲羅を脱ぎ捨てて海亀型に変態し逃走する。
真の姿
上記の猛獣達は手駒に過ぎず、本体は植物のような姿をしている。人間界中心に潜み、4体の猛獣を使い自身のいる地上に集め捕食を企てる狡猾さを持つ。更にその猛獣達を吸収し、緑色の巨人のような姿(メイン画像奥)に進化する。戦闘力も高いが雨を降らすこともでき、この雨は「緑の雨」と呼ばれおり、人間を1時間で殺す毒を注入する殺傷力を持っている。
そのチートスペックで美食屋四天王を圧倒し、人間界に多大な被害をもたらしたが最後は四天王の「王色晩餐」により倒された。
トリコは特にこの猛獣に憎悪を抱くことはなかった。
正体
大量の人間を捕獲、奴隷するためにブルーニトロが作った生物兵器で、数十万年前から存在している。
500年前のグルメ戦争の時期にも目覚め、その時は一龍と次郎にノッキングして封印した。
NEO所属の再生屋モーヤンシャイシャイの再生技術により現代に復活したことが明らかになった。
ここまで強い猛獣だがグルメ界では最弱の部類に入る。
(過去には八王の先祖と戦っていたらしい)
関連タグ
ELS:自身の居場所を求めて人間に侵略を仕掛けた者同士。他にはネットワークを形成したような連携行動をする、触手を使い、吸収することで肉体を強化、変化するなどの共通点がある。