名古屋鉄道1200系
「パノラマSuper」でおなじみ、名鉄特急の1000系列のうち、自由席車両(一般車)として新製されたグループのことを指す。まれに指定席車両(特別車)を含めて「1200系」と呼ぶことも。
⇒パノラマSuperの記事を参照
阪急電鉄1200系
旧型車置き換え用として600形・920系といった在来車の機器流用で生まれた形式である。車体は当時の1000系(初代)・1010系と同様の車体が新製された。改造当初は阪急宝塚線で使用され、晩年は支線で運用されたのち定期運用を終了・1983年に形式消滅となった。
近畿日本鉄道1200系・1201系・1400系・2050系
ここでは1200系のほか派生系列の3形式についても解説。
1981年に登場した界磁チョッパ制御の通勤形車両で、おもに近鉄大阪線・近鉄名古屋線系統向けに投入された。同世代の近鉄奈良線の8810系・9000系・9200系とは異なり、車体に裾絞りがない。
1200系は24両が製造された。第11・12編成は2410系・2430系の編成組み換えで足りない先頭車・中間車としてそれぞれ2両ずつが新製され、編成の前後で顔が異なる4両固定編成を組んでいる。中間車・サ1380形はトイレを装備しており、長距離運用で活躍。一方で2両固定編成で登場した第1~第10編成は、ワンマン運転対応改造によって「1201系」に形式変更されている(現在「1200系」を名乗るのは前述の4両のみ)。
1400系は4両固定編成・完全新製のグループで、4編成16両が新製された。最後の1編成のみトイレを装備しており、長距離運用で活躍。
2050系は1983年に3両固定編成のグループで、2編成6両が新製された。番号は2000系が3両固定編成を組んでいたためそれに倣ったもの。3両固定編成ということで、近鉄名古屋線の普通・準急を中心に活躍している。