概要
1961年10月21日生まれ。北海道札幌出身。男性。
兄は評論家・コラムニストの唐沢俊一。兄との共著で唐沢商会名義を用いる場合もある。
活動分野はもっぱらギャグ漫画で、短編や4コマ漫画を主に手がける。初期はほとんど実験的なギャグ作品であったが、現在は風刺色の強い作品やエログロネタを盛り込んだ作品、エッセイ漫画(とり・みきとの共著「とりから往復書簡」ちょろっと怖い話を集めた『チョロ恐』)なども手がけており、非常に多作な作家でもある。
作風としては、過去の漫画家・芸術家の作風へのオマージュやパロディを多用(『ヘボット!』みたいに、想定されるお客さんが解らんような、山根赤鬼とか杉浦茂とか、誰も知らん特撮帯番組とかをぶっこむ)し、メタフィクション(7月発売号に冬の話をし、キャラクターがそれについて疑問を呈し、ヒロインが「単行本になっちゃえばわかんないわよ」とかいう)や楽屋ネタ(「浦沢直樹」と間違われる前に、『宇宙家族カールビンソン』の作者と間違われた手紙を見てキレる、ネタもありました)も多い。実験的な作品にも積極的に挑戦しており、コマ割り・人物・背景・吹き出し・セリフその他全てを版画で彫った作品『怪奇版画男』などはその極致と言える。また、読むとドラッグを摂取した感覚になるという評判のある『G口平次捕物控』は、pixivでの漫画の形式の如く、クリックすると次のコマ、という媒体に載せるために作られたものである。
その他代表作にはパソコン漫画『電脳なをさん』、パロディ忍者漫画『カスミ伝』、読売新聞夕刊の4コマ漫画『オフィスケン太』など。
pixiv閲覧者層に知名度の高い作品としては、特撮をテーマとした『ヌイグルメン!』、機動戦士ガンダムのパロディ漫画『犬ガンダム』『機動戦士ぶよガンダム』などが挙げられるだろう。
今現在はエンターブレイン(角川書店系列)。月刊コミックビーム誌にて『まんが極道』を連載中。
作者自画像は、トマトのような頭にうずまき形の目、丸眼鏡をかけた男性の姿である。
赤塚不二夫、杉浦茂の大ファンであり、作品でもネタにすることが多い。
関連作品
※現存する作品に付与されたタグより。
少年キャプテンJr.…2巻。デビュー作?
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