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版画

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はんが

木材などに図柄を刻むなどをして製版し、インク・絵の具を塗って紙に印刷した絵画。

概要

金属材等の表面に下絵を描き、彫刻や薬品での腐食作業の後に塗料を塗り、専用道具の馬楝(ばれん)を使って押し当てるなどして紙に転写したものである。

印刷技術の祖先ともいえる。

版の加工の仕方で、

・版の出っ張った箇所に塗料を塗る「凸版」、

・くぼんだ箇所に塗料を詰める「凹版」、

・平面に塗料が付着する部分としない部分を作って転写する「平版」、

・版にを空けてそこからインクを落として制作する「孔版」

に分類される。

また版の材料によって、

木版画

銅版画

石版画(リトグラフ)

消しゴム版画

などの種類がある。

日本では大陸からの伝来で古くから木版画が行われている。

室町時代後期以降の御伽草子仮名草子の流行で挿絵技法として需要が高まり、江戸時代には浮世絵によって大発展。

欧米での高評価・流行や明治以降の創作版画の誕生に至った。

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