概要
ディオと奇妙なジョジョたちとは、ジョジョの奇妙な冒険第一部をパロディ化した、うたの氏によるギャグ漫画である。
全17話。
細かい原作ネタや地味によくできた伏線回収、時折入る熱いシリアス展開、
本編の展開とかけ離れているようで、実は大筋は殆ど同じという点が特徴。
そして最大の特徴は原作では絶対にありえないジョナサンとディオの仲の良さであり、
重要シーンなどでは原作とでジョナサンとディオの台詞が入れ替わっている。
登場人物
ディオ・ブランドー
主人公。
ジョースター家の養子になるが、初っ端からキャラの濃すぎるジョースター父子に圧倒されて考えるのをやめた。
本家ディオのように野心がある訳ではなく、常識的で小市民的な性格ゆえに割を食うことが多い。犬好き。
義兄弟で幼馴染のジョナサンに巻き込まれて大概悲惨な目に遭っているが、本当の家族のように深い友情で結ばれた親友である。
ツェペリのしつこい勧誘に「おれは人間をやめたくはないぞ」と泣きながら宣言したが、不慮の事故で哀れ吸血鬼に…。
吸血鬼になってさえもジョナサンの理不尽な強さを恐れており、ジョナサンを怒らせた時は恐怖で震えていた。
首を失ったジョナサンを庇おうと肉体を失う覚悟で波紋を使いタルカスを倒すが、その後のある行為が元でひと悶着起きることに…。
怪しいものを見ると「せずにはいられない」癖があり、それがもとで酷い目にあったが百年後も治らなかった。
ジョナサン・ジョースター
ジョースター家の長男。
初登場時点でディオと同い年であったにも関わらず、ディオの倍の身長を持つガチムキマッチョであった。
少々強引で傍若無人なマイペース野郎。案外根に持つタイプ。ちなみにあんまり紳士じゃない。
話が進むに連れて原作DIO化している…?
波紋を完全マスターしており、吸血鬼のディオに「やっぱお前人間じゃないわ…」とまで言わしめる人間離れしたチート。
うっかり首の骨を折っても平気だったり、波紋が練れない状態ですら翌日には傷が完全回復したとか…。
「首を吹っ飛ばされた後もしばらくは大丈夫」と言った通り、首だけになっても元気にいじけ続けていた。
自分が知っている知識を語り始めると止まらない傾向がある。
ジョージ・ジョースター
ジョナサンの父親。
ジョナサンの時計を下着代わりにしてジョナサンに刺殺された。以来ジョナサンに死ぬほど嫌われている。
ダニー
ジョナサンの愛犬。なぜか炎に包まれており、口から炎を吐くこともできる。
只の犬ではない所が、流石はジョナサンの愛犬と言ったところか。
ディオもダニーの事が好きで、よく一緒に遊んでいるようだ。
エリナ・ペンドルトン
ジョナサンのガールフレンド。やはり彼女もジョナサンの彼女だけあってか、
いきなり初対面のディオにファーストキスをしてジョナサンを怒らせてみたりとアレ。
2話ではジョナサンとディオの3倍の身長を持つ巨人に成長した。遠近感ブレイカー。
それ以外は原作同様の心優しい美女で、ディオとジョナサンの一番の理解者。
ロバート・E・O・スピードワゴン
ジョナサンの…友人…?
初対面のディオに「ゲロ以下の臭いがプンプンする」という理由で燭台を蹴りつけ顔に大火傷を負わせるが、一応ディオに続く常識人。
ジョナサンを慕っているのはもちろん、ディオのことも友人として認識している様子。
ウィル・A・ツェペリ
ジョナサンの波紋の師匠。
常人には「パウパウ」としか聞こえない波紋語しか喋れない。
ディオに波紋の素晴らしさを伝えるため、骨折した腕の治療を実演しようとした。
しかしディオが骨折していなかったため、無理矢理骨折させて治そうとするが、うっかりディオの腹を突き破った。
その後も諦めず、契約書を手にディオが泣き出すまで勧誘が続けられた。
タルカス
ジョナサンに殴られたディオの血しぶきが死体に飛び散り、ゾンビとして復活した。
基本的に原作と同じ。
黒騎士ブラフォード
タルカスと同じく、ディオの血でゾンビとして復活した。
しかし刎ねられた首を見て生前のメアリーの記憶を思い出し、高潔な魂を蘇らせた。
その後はただ感動するだけで何もしてこなかった。
第一話
関連タグ
ジョジョの奇妙な夏休み・・・本作の続編。第3部「スターダストクルセイダース」を元にしたギャグ漫画。