CV:飛田展男
人物像
オーブの五代氏族の一つであるサハク家の長男であり、姉のロンド・ミナ・サハクとは双子(2人とも養子だが)。
元々中立を貫くウズミ・ナラ・アスハに良い感情を持っておらず、オーブ攻防戦でウズミを筆頭とした氏族頭首達の死を期にサハク家を継ぎ、兼ねてから計画していた「支配者による統治世界の構築」を成功させるべく本格的に表舞台に出てくることとなる。
邪魔になるであろうカガリ・ユラ・アスハの暗殺や個人的に確執のあるロウ・ギュールを付け狙うもことごとく失敗、最期は見逃されたところを後ろから不意討ちするが、ガーベラの刃に阻まれて失敗。錯乱していたところを叢雲劾によって殺害された。
『VS ASTRAY』では、カーボンヒューマンとして蘇生という意外な形でのまさかの復活を果たす(ただし、カーボンヒューマンは他の生きた人間を素体に、カーボンヒューマンとして複製する対象である人物の人格や記憶を植え付け、複製する対象である人物に近付くよう生体改造を行うことなどによって誕生する複製人間であるため、完全な複製人間とはならず、複製元とは差違が生まれたり、中には意図的に複製元の人物の特定の特性を削除された個体も存在していたりするため、厳密には本人とは言えない)。
自身を殺害した劾を付け狙うようになっている。乗機は第5のアストレイミラージュフレーム。ライブラリアンのメンバーとして姉のミナとの戦闘も厭わないが、ライブラリアンの使命よりも自分を殺害した劾への復讐を優先している。姉が守る宇宙ステーション「アメノミハシラ」を襲撃した際、駆けつけた劾に再び敗北。さらに増した復讐心から、ミラージュフレームの改良だけでなく、自身の肉体の改造を行った。劾に対する敵意は単なる憎しみだけではなく、自らにとって最大の宿敵ともとらえている。
さらなる肉体改造を施したギナは、改造強化されたミラージュフレーム セカンドイシューで無断出撃を行うが、その前に命令無視を止めようとした、リリー・ザヴァリーのネブラブリッツを容易く撃破した。その後、駆けつけたヒィを連れて、劾をおびき出すためだけに、彼と関係する人間達を無差別に攻撃しようとした。しかし、エヌディ・ヒィからそれを咎められた際に、彼の口調から、その正体が劾のデータを元にしたカーボン・ヒューマンであった事実を見抜き、「宿敵である劾を汚す存在」として襲い掛かるが、カナード・パルスと本物の劾の介入を受けることになった。そして劾に再び戦いを挑むが、劾に挑発されて冷静さを完全に失ってしまい、動きを全て見切られて敗北。ついには人間では操縦できないと言われるミラージュフレーム最終形態である、ミラージュフレーム サードイシューで劾に最後の戦いを挑むが、またも劾に敗れる。彼の再三の命令無視は、「カーボンヒューマンは思い通りになる存在ではなく、兵士として使い物にならない」ということを証明することとなった。
ライブラリアンが崩壊した後は、廃棄コロニーで損傷したサードイシューの修理を行っていた。修理が完了したところにカイト・マディガンを探しにやって来たイルド・ジョラールと遭遇し、交戦に入る。その後は、どういう経緯でなったのかは不明だが、イルド、フィーニスの2人と共に、ミナの治めているアメノミハシラへ身を寄せる事になった。
声優が『機動戦士Ζガンダム』の主人公を演じており、ギナは悪役であったためにファンからは「汚いカミーユ」とも言われている。また、宿命の相手である叢雲劾を演じる声優は、こちらも同じく『機動戦士Zガンダム』で主人公の敵役を演じている。
また黒髪長髪で名前二文字に様付けした呼び名という共通点のある某美形キャラも演じた為、「あーん!ギナ様が死んだ」とか言われたりも(そうすると、劾の方も彼が警戒を呼びかけた存在の首魁だったりする)。
機体
ガンダムアストレイゴールドフレーム
ガンダムアストレイゴールドフレーム天
ガンダムアストレイミラージュフレーム
ガンダムアストレイミラージュフレームセカンドイシュー
ガンダムアストレイミラージュフレームサードイシュー
関連動画
サハク家のイメージトラック。タイトルは「選ばれし者」。
独特のリズムを奏でるピアノと荒々しいビートを刻むドラムのコントラストが印象的。