図鑑データ
他の用例は「狭霧」を参照のこと。
「提督、あの、私……綾波型駆逐艦……狭霧といいます。お手伝いできるよう、頑張ります。」
概要
2017年8月10日のアップデートにて、同型艦天霧とともに実装された。同日より開催の2017年夏季イベント『西方再打通!欧州救援作戦』にてドロップ報酬となっている。
特型駆逐艦としては浦波以来の追加実装艦、綾波型としては初の追加実装艦であり、長らく空白だった3番艦~6番艦の『霧級』こと第二十駆逐隊を埋める最初のピース。漣・暁との組み合わせでは第三代「第十駆逐隊」最後のピースでもある。
容姿
パッと見た印象は『銀髪になった潮』といった印象を最初に受ける。特型全体としては叢雲・響に続く3隻目の銀髪娘で、特型は各艦型毎に銀髪娘が1名在籍する事となった。
制服が綾波・敷波の2隻とも第七駆逐隊の面々とも違う「灰色系」のセーラー服で、綾波型は級毎に3種類の制服を持つ艦型になった(これより制服のバリエーションが多い艦型は陽炎型)
中破時はかなり大胆なデザインのブラジャーとパンツを着用していることが確認できる。
性格
誠実で献身的な頑張り屋なのだが、気が弱い上に常に全力であるがゆえに余裕がなく、失敗をすると激しく動揺するところがある。逆に成功すると大興奮するなど、心の振り幅が大きい。
基本的に人の役に立つことが好きで、特にやんちゃな姉の天霧の世話を焼くことが多い。
家事全般をこなし、和菓子とお茶が好物。
魚雷の誘爆によって沈んだことがかなりのトラウマのようで、それに関連して夜が怖い組。件の夜戦バカがトップを務める三水戦所属であるが、夜が怖いことから夜戦に参加できないことに引け目を感じている。ただしいざ夜戦に参加したときはほかの駆逐艦娘同様に奮闘する姿を見ることができるので、そこまで深刻ではない模様。
提督に対しては何か思うところがあるのか特に献身的で、常に何かしらの形で尽くそうとする。特に中・大破での入渠では損傷したこと以上に提督に迷惑をかけたことにショックを受けているようだった。
また普段は少し自信がないような素振りなのだが、秘書艦などで提督と一緒にいるときだけはだいぶと落ち着いた雰囲気になる様子。
ちなみに天霧と提督の脱ぎ捨てた服を拾い集めて洗濯する場面があるのだが、その後に洗濯場に先客の気配を感じて…といったなにやら昼ドラめいたシーンがあったりする。
時報中では第二十駆逐隊の僚艦でもある姉の天霧に加え、三水戦旗艦である川内。そして三代目「第十駆逐隊」の漣と暁との交流も描かれる。特に暁には「今はもう立派なお姉ちゃんですね」とその頑張りを褒めている。何かと背伸びしてる子供的な描かれた方をされがちな暁だが、狭霧から見れば暁型を頑張ってまとめようと奮戦する立派な「姉」なのだろう。なお姉である天霧は「さん」呼びで妹艦になる漣・暁は「ちゃん」呼びである。
意外な交流として午前11:00の時報で御握りをさし入れに来る「潮」が上げられる。史実では潮とは同じ駆逐隊を組んだり同じ艦隊に所属したりといった作戦行動時での接点はない。寧ろ意外な事に吹雪型の姉達や綾波型の姉達、暁型の妹達とは作戦等で顔を合わせる機会はあったが、直ぐ下の特ⅡA型の妹達とは漣以外とは作戦等で顔を合わせる機会は彼女が戦没するまで一度もなかった。なのに潮が狭霧の元へ差入れを持ってきたのは同じ浦賀船渠生まれの綾波型だからだと思われる。勿論同じ浦賀生まれの特型だけでも他に深雪・磯波・雷がいる。しかし狭霧と潮は他の姉妹と違い狭霧の進水日(1929年12月23日)と潮の起工日(1929年12月24日)が1日違いと他の浦賀生まれの特型の中でもより強い繋がりがある。狭霧の容姿が潮の印象と被るのはそういった出自を反映させたからかもしれない。
性能
開戦後直ぐに戦没した史実(1941年12月24日。進水日と1日違いという皮肉である)から初期運の数字が【6】とZ1やZ3と並ぶ駆逐艦ではワースト1。
Lv30で改造できる点などは昨今の追加実装駆逐艦と大体同じで、改造後は「12.7cm連装砲B型改二」「九四式爆雷投射機」「25mm単装機銃」の3つ。何気に「25mm単装機銃」は開発でしか出ないレア装備なので図鑑埋めにも貢献してくれる。(ただ機銃系は三式弾や徹甲弾、主砲の開発の副産物で出てくるので既に持っている提督は多いと思われるが)
関連イラスト
(なお、艦娘の方は「狭霧」、先生の方は「紗霧」で同音異字である)
そもそも、『エロマンガ先生』原作者の伏見つかさ氏は執筆当時『艦これ』にはまっており、駆逐艦っぽい名前にしたかったと語っているため、駆逐艦の「狭霧」の方が元ネタだったりする。
字が異なるのは、担当編集が「狭霧」を読めなかったからだとか。