概要
声:David Graham(人形劇 / Are Go両方)
SF人形劇「サンダーバード」の登場人物で、国際救助隊英国支部であるワード邸の執事。
元は金庫破りだったがペネロープに逮捕され刑務所に収監された。出所後、彼の才能の高さと人脈の広さを買われワード邸の執事として更生した。普段は執事としての仕事のほかにワード邸専用ロールス・ロイス製高級車(FAB-1 他の呼ばれかたとして、スーパーロイスやペネロープ号とも)の運転手もしている。元々裏社会の人間だったので裏社会に詳しく、またヘアピン1本でどんな錠も開けることができる。しかもどういう訳か電子ロックまでヘアピンで開けてしまう凄い執事。時折銀行から金庫の強度テストのテスターを依頼されることもあるらしい。
元犯罪者とはいえどイギリスの上流家庭に仕えているだけあって作法には厳しく、超音速旅客機ファイアフラッシュ号の接客が良くない事に不快感を抱いていたり、国際救助隊本部であるトレーシー邸では執事のキラノと給仕をめぐってもめ事になることもある。
また、30話でペネロープと共に常夏の町モンテビアンコの記念式典に向かった時には。滅多に雨は降らない町と油断して嵐でびしょ濡れになったり、フォークをうまく扱えずパスタに苦戦したり、ホテルの仮装舞踏会でド派手な衣装を身に着けたり、重大事故でパニックが起きるのを防ぐために自ら伯爵と嘘をつき、ビンゴ大会を催したりとお茶目な場面を見せてくれる。
Are Go版では・・・
Tuhderbirds Are Go!では元軍人となっており、解錠の技術や裏社会の知識については若い頃の「いけない遊び」で身につけた事に変わっている。元軍人ということや人物が3DCGに変わってアクションシーンも容易になったことなどから、年齢の割に身体能力が高い。
FAB-1
様々な装備を持つピンク色の六輪高級車。「ペネロープ号」の名前で知っている人も多いだろう。
ラジエータグリル内に格納された機関銃が有名。
他にもテールライト内に格納された機関銃・煙幕・銛、水上走行用の格納型水中翼、レーダー、国際救助隊と連絡するための無線機(レーダースクリーン及びビデオ電話兼用)などボンドカーも真っ青の装備をしており、ボデーも銃弾が当たろうが柵を突き破ろうが無傷という異様なほどの頑丈さを持つ。余談ではあるが、FAB-1のカーラジオはモトローラ社製のラジオを装備している。(作中の他の一般車のカーラジオも同様)
2004年の実写映画版ではベースがフォード・サンダーバードに変更されている(ロールスロイスから許可が出なかったため)。飛行形態への変形が可能で、そのままトレーシーアイランドまで飛んで来ていた。
イギリスの自動車番組「Top Gear」の企画で撮影用車両がロンドン市街を走ったが、あまりにも長いホイールベースのせいでレーンチェンジにも苦労する有様だった。
Are Go版ではオリジナルのロールスロイスに近い形状だが飛行形態は04年版から継承。ただし車体後部からノズルが飛び出すのではなく、タイヤが展開してノズルになっている。水中モードも追加されてオリジナル以上に万能化した。
さらにオリジナル版のペネロープ役(※)の声優が演じるペネロープの叔母シルヴィアと共に、旧FAB-1がFAB-0の名で登場。ガソリンエンジンを搭載し、こちらもプロペラ式の飛行モードが追加されている。
※・・・声:Sylvia Anderson 吹替:黒柳徹子
関連タグ
タグ名補足事項
作中では「パーカー」(英台詞:"Parker")と呼ばれているが、pixiv内では衣服("parka")と重複するためフルネームでのタグとなっている。