抜かせるな。一度抜けば、斬らねばならぬ
プロフィール
概要
「Fate/GrandOrder」1.5部の亜種特異点Ⅲ『屍山血河舞台下総国』で登場。 同特異点クリア後にガチャに追加される。
妖術師に仕える英霊剣豪七騎のうちの一人であり、英霊剣豪の中でも最強の実力を誇る。キャスター・リンボと双璧を成す妖術師の側近のひとり。
普段はフードで顔を隠しているが、その状態でも宝蔵院胤舜を完封する程の技量を持つ。
人物
堅物で面白味のない人物。人を解体する術に長けていると評されており、本人もそれを認めている。
妖術師の命令には忠実だが、キャスター・リンボの外道っぷりをあまり快く思っていない。
真名
柳生宗矩。
江戸柳生最強の剣士の一人。
感情を交えず、氷の理性ですべてを見据える合理性の鬼。
術理とは合理であり、すなわち剣きわまれば、
自ずと無駄なくすべてが叶う───
情熱を口にせず、逸(はや)らず、焦らない。
目的へ到達するための最善、最短の手段を至極冷静に突き詰める。味方となれば頼もしいが、敵となればあまりに恐ろしい、氷にして鋼鉄の男。
柳生石舟斎の子にして柳生十兵衛の父として知られる、剣の天才。
大坂夏の陣(1615年)では将軍秀忠を守り、武者七名を瞬時に斬り捨てたという。
将軍家光からは死後「剣術無双」と讃えられた。
兵法家にして政治家。諸大名やその子弟に新陰流を指南し、自らの弟子を有力な大名の剣術師範として送り込むなどした。
時代小説や時代劇では稀代の陰謀家とされる。
江戸時代初期、柳生家の地位を一万二千五百石の大名にまで押し上げてみせたからには、清廉潔白なだけでは有り得ないと考えられたのだろう。
先読みに長け、島原の乱の拡大をいち早く見抜いていたとも語られる。
寛永十四年(1637年)、キリシタン宗徒による反乱の報せが届いてすぐの頃、宗矩は追討使の任を受けた板倉内膳正重昌を必死に引き留めようとした。何故と問い掛けた将軍家光に、宗矩は「宗教徒のいくさはすべて大事」「重昌殿は討ち死にするでしょう」と答えたという。
事態は宗矩の読み通りに推移した。一万五千石の大名である重昌では、西国大名を率いるのに不足であり、結果として苦戦を強いられたのである。状況を重く見た将軍家光は重臣・松平信綱を総大将として送り込んだが、重昌はそれを知って焦り、信綱が到着するよりも前にと敵陣へ突撃し、あえなく討ち死にを遂げたのだった。
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | B | D | A++ | E | B | B |
史上初の敏捷A++保有者。
剣術無双の異名に違わぬ高いステータスを誇るが、魔力だけは門外漢だからかEランクとなっている。
スキル
対魔力(C) | クラススキル。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 |
---|---|
騎乗(B) | クラススキル。乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。 |
新陰流(A++) | しんかげりゅう。柳生新陰流の奥義を修めている。幼少から二十四才までの年月、宗矩は父・宗厳(石舟斎)から直接剣を学び、育った。本スキルをAランク以上で有する宗矩は、剣のわざのみならず、精神攻撃への耐性をも有している。参禅を必須とする新陰流の達人は、惑わず、迷わない。 |
水月(B) | 詳細不明。新陰流に於いては状況に応じて心が反応し、そのまま身体も応じて動く境地の事を指す。 |
無刀取り(A) | 剣聖・上泉信綱が考案し、柳生石舟斎が解明した奥義。たとえ刀を持たずとも、新陰流の達人は武装した相手に勝つという。 |
宝具
剣術無双・剣禅一如(けんじゅつむそう・けんぜんいちにょ)
ランク:A
種別:対人奥義
レンジ:0~10
最大捕捉:1人
「我が心は不動。しかして自由にあらねばならぬ。即ち是、無念無想の境地なり。『剣術無双・剣禅一如』」
不動の心を持ちながら、同時に、自由に在れ───沢庵和尚がかつて語った剣の極意は、ついに、柳生宗矩の中で完成を迎えた。
剣は生死の狭間にて大活し、禅は静思黙考のうち大悟へ至る。
無念無想の域から放たれる剣禅一如の一刀は、ただ一撃にて、必殺を為す。
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以下にネタバレあり
実はサーヴァントではなく、英霊剣豪の中では唯一物語の舞台となった日本に住んでいた生身の人間。生身の人間でありながら、サーヴァントに劣らぬ実力と、英霊剣豪に選ばれる深い業を持つ人物であった。
かつては国に仕える剣豪であったが、ある出会いがきっかけでその心は狂いだし、ただ強者と極限の状態で戦うことだけを求めるようになった。今までの矜持を、忠義を、守るべき民衆を捨て去る程までに。
本人はそのことを一切後悔しておらず、むしろ自分を変えてくれたその出会いに感謝すらしている。