「力を持つ者にはそうでない者を滅ぼす義務がある。そして優れた者だけが最後に生き残る。それが宇宙の意思だ」
データ
別名 | 身長 | 体重 | 出身地 | 声優 |
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宇宙帝王 | 59m | 5万2千t | ヌアザ星/月面・王家の谷 | 加瀬尊朗 |
概要
『ウルトラマンダイナ』第14話「月に眠る覇王」に登場。
約12億年前に存在していたヌアザ星の王。
選民思想の塊のような人物で、全宇宙の覇者となる野望を抱き、自らを“あまねく星々の頂点に立つ宇宙の王”と称して超古代の太陽系において自身より劣るとみなした生命体が繁栄する星々を次々に攻め滅ぼすなどの暴虐の限りを尽くしていたが、生き残った宇宙人の戦士たちによって打ち滅ぼされ、その遺体はミイラにされて月に築かれた『古代遺跡(王家の谷)』安置され、その魂も魔剣によって封印されてしまった。
しかし、調査の為に遺跡に赴き遺骸が収められた石櫃を開けたカリヤ隊員が魔剣を引き抜いたことにより復活。
カリヤの肉体を乗っ取ると『古代遺跡』に仕掛けてあった『重力発生装置』を起動させ、月と地球を衝突させて地球を滅ぼそうと企み、TPC基地内のコンピュータを利用して起動させようとするも、カリヤに同行していた調査クルーに憑依したかつて自分を封印した戦士達の魂の妨害によって正体が露見したため離脱。
今度は自力で基地内のコンピュータを乗っ取り重力発生装置を起動させた後、自身は遺跡の玄室にあった巨大神像に宿り肉体を得て遂に復活を果たした。
人間の精神を操る超能力を持っており、これを使う事により周囲の人間の目を欺くことが出来る。また、飛行能力を有しており、本体のミイラに魔剣を刺さない限りは不死身の存在であり、格闘術と両腕の掌から出す赤色破壊光弾を放って敵を攻撃する。
『重力発生装置』を破壊する為に出撃して来たスーパーGUTSのガッツイーグルα号とβ号を一蹴し、続けてウルトラマンダイナと交戦。
上記の能力でダイナを圧倒して追い詰めるが、最後は弱点を突かれてカリヤ隊員の手で本体の心臓部分に封印の魔剣を突き刺されて、弱体化した所へダイナの『ストロングパンチ』を受けて盛大にふっとばされて粉々に吹き飛び、完全に打ち滅ぼされてしまった。
名前の由来はケルト神話におけるダーナ神族の王ヌアザと物語の設定からもわかる通り、エジプト神話に登場するオシリスとイシスを合わせたものと思われる。
イシリスを封印した宇宙人たちの魂
イシリスが封印された石棺の周辺にあった宇宙人の白骨死体に宿っていた魂たち。
その正体は、かつてイシリスの侵略を受けて家族や友人など大切な人たちを失い、その復讐を果たしてイシリスを封印した宇宙人たちの戦士で、その後も前世に留まっていたが、イシリスの魂がカリヤ隊員の肉体を乗っ取り復活を果たしたため、自分たちも他のTPCクルーたちの肉体を借りて後を追って地球へと赴き、スーパーGUTSに事情を説明してイシリスを再度封印するべく共闘した。
イシリスが倒された後は、TPCクルーたちの肉体から抜け出て去っていった模様。