概要
土屋研究所を中心にして開発されたソニック、マグナム、ブラックを始めとしたプロジェクトマシン・セイバーの量産品。市販された製品のため、使用するミニ四レーサーは初心者から上級者まで幅広く、それぞれ独自のカスタマイズを行っている。
標準状態ではライトグリーンに紺のツートン。
正式な名称は記事タイトルの通りなのだが、レーサー達や模型店では「セイバー600(ろっぴゃく)」や「セイロク」とニックネームが付けられて愛されている。ちなみにアニメで土屋博士はファイターの実況に散々正式名称は違うと訴え続けていたが最終的には根負けしている(ファイターは何度指摘されても言い換えなかった)。
バリエーション
二郎丸スペシャル:鷹羽二郎丸が使用するマシン。メインメンバーの中で最初に登場したバリエーション車で、購入ではなく土屋博士が授けたセイロク。
新しくなる度にスペシャルの数が増えていく(二回目は「スペシャル・スペシャル」、三回目は「スリースペシャル」など)。カラーリングはグレーに黄色い炎。ウイングの文字は「BRUTE POWER」となっている(これはキットのトライダガーXに付いている文字と同じ)。レースでは、レイスティンガーの針が刺さったまま一位を獲得するという悪運の強さを持ち ファイターから『神に愛されたマシン』と呼ばれた。
セイロクスペシャル:こひろまことの二代目マシン。作中では一番最初に登場したバリエーション車でカラーリングは地の色はノーマルと同じで独自のラインが入り、ウイングの文字は「2001」に変更されている(初期はSaber 600 だった)。レースに参加はしているが、これといって名前を付けていないらしい(SFC『ミニ四駆レッツ&ゴー!! POWER WGP2』では、『セイロク2001jr』という名前がついている)。SGJCでは「セイロク2001デラックス」と大仰な名前がついていた。
それぞれマグナムカラー、ソニックカラーになっているが地の色は黄緑のまま。ウイングはVマシンと同形状。通称、マグロク・ソニロク。マグロクは後述の黒帯セイロクとなり、南条隼人のマシンとなったため、その後WGPで出たマグロクは2号機。マグロクは何度か登場したが、ソニロクは回想を含めて2回程度しか出ていない。
黒帯セイロク:南条隼人が豪から渡されたマグロクをリカラーしたもの。その名の通り、白地に黒いラインが一本入っている。名付け親は豪。
セイロクゴッドファーザー:星馬兄弟の父「改造」が息子達に影響されて作ったもの。特筆的なものはないが、安定した性能による安定した走りをみせる。アニメ版では自分用に買ったコースで走らせたり、Vマシンに上手く向き合えなかった豪のために走らせたりと出番に恵まれている。
レディセイバー26:柳たまみが改造したマシン。カラーリングは水色とピンクのツートンカラー。名称は作成時の年齢に由来する。
セイロクサンダー:森男のマシン。サマーレースでのカイに影響を受けて改造したもので金属の刃が取り付けられており、これによりバトルマシンとして機能している。
ドクロマシン:不良チーム「バンディッツ」が使用するマシン。ノコギリパーツが複数装備されたアタッカーと車体を重くしたブロッカーと呼ばれるタイプが存在している。
オータムレースにも参加していたが、レイスティンガーの最初の餌食となった
セイロクキッド:三位決定戦で登場したマシン。
セイバーロクデシナ:オータムレースで登場したマシン。レイスティンガーのラフプレーを明かした。ロクデシナ・・・ん?つまり・・
セイバーEXP:松下健一が製作したマシン。豪が発注したものを夕方から夜の間に完成させた。最初は『こんなに小さなボディに組み込むのは難しいなぁ・・・』と言っていたが、逆にこれが彼の闘争心に火を点けて何とか小型化・搭載に成功させた。ジュン曰く『派手なミニ四駆(くるま)』
土屋研究所のテストコースにて走らせてみたところ空気砲による加速は成功したが、本体が耐え切れず粉々になってしまった。その散り際はジュン曰く『壊れ方も・・・派手・・・』と戦慄するほど
搭載されていたモーターは瞬発力がよい【レブチューン】であることが判明した。マグナムに載せるの想定してレブチューンにしたのであろうか。
セイバー600シロント:モナカ公国のシロント王子が製作したマシン。 怪我をしながらもジュンと豪の助力もあって完成。 三国ファイブスターランドコースにて、ホームランマンタレイ、サイクロンマグナム、バンガードソニックと激闘を繰り広げ 勝利を収めた。
帰国時にジュンのホームランマンタレイと交換し、御互いの想い出の品物となった。(ただし、その後もジュンのマシンはホームランマンタレイである)
小ネタ
- 600という名前は、当時のミニ四駆の希望小売価格が名称元となっている。
- SFC『ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!』でプレイヤーが最初に使うマシンになっている。またハイパーヒートでも主人公の最初のマシンだった(ただし、マシンそのものは登場していない)。基本的にレッツ&ゴーのゲームには大体登場している。
- 本製品は実際に「セイバー600」として販売はされていないが、市販されている「ソニックセイバー」のボディを一部だけ手を加えてカラーリングを変更すれば再現が可能(マグナムはウイングの形状が異なる)。ただし、市販のセイバーではキャノピーの左側にあるエアインテークが真後ろにある、翼端板が鋭い三角形など地味にデザインが違うので完全再現しようとすると手間がかかる。
- パッケージがコロコロ変わっている。 初登場の時はカーモデルのように正面から描かれていたが、
第41話に登場した時はブラックセイバーを意識したものになっていた