概要
フルネームはユリア・ヴィアチェスラヴォブナ・リプニツカヤ。愛称はユーリャ。
ロシア語表記はЮлия Вячеславовна Липницкая。ラテン文字表記はJulia Viacheslavovna Lipnitskaia。一人っ子。
「Hero(憧れの選手)」としてカロリーナ・コストナー、羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス、パトリック・チャンを挙げている。「男子選手は4回転が凄くてクレイジー」とのことである。
略歴
2012年世界Jr.選手権優勝
2014年欧州選手権優勝
驚異的な柔軟性から繰り出される、彼女にしかできないビールマンスピンはキャンドルスピン(本人命名)と呼ばれている。
人物
15歳で出場したソチオリンピックで披露した上述のキャンドルスピンが世界に与えたインパクトは凄まじく、かのスティーブン・スピルバーグから映画出演のオファーまで来るなど、一躍アイドル的な人気を博すこととなった。
日本でも、練習でしつこくつきまとった韓国メディアに対する「良い練習ができました。メディアが邪魔でしたけど。」という冷淡かつ勝気な発言や、愛犬の名が「チェ・ゲバラ」であることなどが話題となり、ネットでは「リプニツカヤ兄貴」「リプ子」などと呼ばれ人気を博した。
2014年の中国杯では2位に沈み、悔しさに涙を流すなど少女らしい素顔を覗かせたが、同大会で怪我を押して強行出場した羽生結弦に対しては「あれが男のサガ。英雄のように見えた」、と"男の世界"に対する理解を見せた。
また歌唱力には自信がないらしく「歌うなんて全然できない。大惨事になる。」としている。
ソチ五輪後
ソチオリンピック後の2014-2015シーズンから成績が伸び悩むようになり、ロシア選手権では表彰台を逃し続け、世界選手権の派遣から外されるなど低迷が続くことになる。
成績不振の理由としては、ロシア国内における若手ライバル達の躍進、ソチ五輪の団体戦で金メダルを獲得し国民的ヒロインになったことからのモチベーション低下(ある種の「燃え尽き症候群」とも分析されている)、10代の女子選手につきものの「体型変化」などが挙げられており、再起が期待されていた。
しかし残念ながら再起は叶わず、2017年9月9日に、正式に代表メンバーから退く文書に署名したとロシア連盟が発表し、現役引退となった。
8月に拒食症を患っていた事を母親が明かしており、治療を行っていた欧州から帰国後に引退を決意したという。引退後は大学に進学する。
解説業
現役を退いた現在はロシアのテレビで試合の解説を担当している。
宇野昌磨のことをショーマチカと呼んだり、平昌オリンピックで銀メダルを手にしながらもきょとんとしている彼に「ショーマ起きて!あなた銀メダルなのよ!」と呼びかけたり、
宮原知子の演技後には「さっさとジャンプに加点しなさいよ」とこっそりつぶやくなど、自国だけでなく日本選手にも愛溢れる解説をこなしていた。
余談
メイン画像に使われているのはpixivユーザーでもある松竜氏のイラストだが、これはソチ五輪の公式twitterでも紹介された。
また、ほかにも飯田ぽち。氏の描いたイラストなどがリプニツカヤ選手のVK.com (ロシアのSNS) のフォトアルバムページに保存されている。
関連イラスト
外部リンク
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リプニツカヤ - 表記揺れ