荒垣真次郎

あらがきしんじろう

『ペルソナ3』･『ペルソナ3ポータブル』に登場するキャラクター。

プロフィール

主人公たちと同じ私立月光館学園の3年生だが、現在休学中。

真田明彦とは同じ孤児院で育った幼馴染みであり、「アキ」「シンジ」と呼び合う仲である。

特別課外活動部の初期メンバーだったが、ある事件が切っ掛けで部を離れていて、現在は不良の溜まり場であるポートアイランド駅付近でいつも一人でたむろっている。

女性主人公の場合、「月」コミュを担う。

強面な上にぶっきらぼうな態度を取るため、第一印象は不良そのものだが、ごろつきに絡まれた主人公たちを助けたり、コロマル（犬）にエサをやっていたりと心優しい性格の持ち主。

実は料理が趣味なのだが、気恥ずかしいのか滅多に他人に見せようとはしない。

夏場でもニット帽とロングコートを着ているが、これは彼が服用している「ペルソナ制御薬」の副作用により、体温調節の機能が失くなっているためである。

真田からは度々特別課外活動部へ戻るように催促を受けるも袖にし続けていたが、とある理由から、ストーリー中盤に再び参戦することとなる。

使用武器は鈍器。斧から杖、果てはバス停まで「片手」で使いこなす怪力の持ち主。

使用ペルソナは「カストール」。

物理スキルを中心として習得し、弱点はないが耐性もない。

元ネタの神話で双子なだけあって、真田のペルソナ・ポリデュークスとデザインが似ている。

荒垣の担当声優をしている中井氏はドラマＣＤ版女神異聞録ペルソナで似たようなタイプのキャラクターである城戸玲司を担当している。

彼を含めれば、まさにATLUS版の中井兄弟が結成する。

彼が特別課外活動部を離れる原因となった事件とは、実は天田乾の母親を殺してしまった事である。

無論わざとではなく、市街でシャドウとの戦闘中にペルソナが暴走し、誤って殺害に及んでしまったといういわば事故である。

この一件は影時間の出来事ゆえに別の事故に置き換わっているが、彼自身深い罪悪感に囚われ、部を離れペルソナを封印していたのである。

しかし、その当人である天田乾が特別課外活動部へ加わった事から彼自身も部へ復帰し、見守ろうとしたのだが、天田自身も彼が犯人だと知ってしまう。

そして、奇しくも事故と同じ日である10月4日の影時間、大型シャドウ討伐へ向かう仲間達とは別行動を取り、天田と対峙する。

この後、思いもよらない乱入者から天田を庇い、非業の死を遂げる事になるが、P3Pでは女性主人公でコミュを進めていれば生存させる事が可能になった。(ただし、生存させた場合も離脱する)