概要
ヒーロー協会に属するプロヒーローの階級は上から順にS級、A級、B級、C級と別れており、その中でも最下級ランクにあたるのがこのC級ヒーロー。現在390名在籍。あまりに数が多いために足切りされることが多く、唯一「一週間活動しなければ名簿から除名される=クビになる」制約があるため、自主的な活動を行わなければヒーローを続けるのは難しく、挫折して転職する者も多い。
だが、一般人に比べれば身体能力は遥かに高く、89位の赤マフでも、一般人よりは鍛錬などを積んでいると思われるヒーロー協会職員の5倍弱というレベル。が、単独で怪人を相手にできる者は少ない為、主に強盗や暴漢といった人間が関わる事件を担当している。ごくごく単純な人助けも活動にカウントされるため、積極的にこれを行う者も多い。
主人公であるサイタマもヒーロー協会に登録してから深海王を撃破するまではここに在籍していた。
村田版の番外編「数字」によれば、十字キーや喪服サスペンダーを始めとする一部のヒーローは「C級連合」と呼ばれるグループに属しており、常にグループ内のメンバー同士で行動を共にしている。
また、意外なダイヤの原石を内包することもある。
該当者
1位:無免ライダー
サイクルウェア姿のヒーロー。自転車「ジャスティス号」を愛用している。
サイタマとは学生時代の同級生だったらしいが大した面識はなかった模様。
13位:タンクトップタイガー
タンクトッパーの一人。B級81位タンクトップブラックホールの弟。
虎柄のタンクトップを着ている。
22位:十字キー
※右が十字キー、左が喪服サスペンダー
ゲームの十字キーを象った仮面をつけており、衣服にも十字があしらわれている。
テレビゲームで鍛えた動体視力と指筋力を武器に戦う。
40位:喪服サスペンダー
常に喪服姿なのは被害者への哀悼の意を込めているためである。
66位:フードバトラーフトシ
ダイエットも兼ねてヒーロー活動を行っており、脂肪燃焼率表示機能付きの眼鏡をかけている。
85位:電池マン
巨大な電池を背負ったサイボーグのようなヒーロー。
89位:赤マフ
装甲服を纏った青年。その名の通り赤いマフラーが特徴。
童帝の開発した肉体強度計測機『オカメちゃん』の実験では、彼を「100」として計測が行われた。結果、ヒーロー協会一般男性職員で「22」、熊の成獣で「905」という値が出ていたことから、「生身で熊に勝てるほどではないものの、一般人よりは遥かに強い」ということが判明した。
初登場時には、B級のダークネスブレイド(笑)と院卒とともに出撃し、385位の赤鼻と見間違えるような見た目になって撤退した。
111位:アーマード係長
自作の装甲を纏った中年の男性。胃薬を携帯している。
133位:ギアスパー
「ESP」と書かれたゴーグルをかけている男性。
タツマキやフブキのような超能力者なのかどうかは不明。
141位:ガスマスクカウボーイ
ロープを駆使した捕縛術で怪人を捕獲する。
174位:グレイブエイト
ショットガンや日本刀、謎の薬品等といったあらゆる道具(全て曰く付きのもの)を持ち歩いている。
203位:モノクロス
十字架をあしらった服装が特徴。
キャラ付けで髪を伸ばした結果、女性ファンが少し減ってしまったらしい。
255位:アングリーマン
不愛想ブラザーズの三男。武器は巨大なベーゴマ。
283位:ウマボーン
馬がスーツを着用したような姿をしている。
295位:スタッドレス
車のタイヤが大好きで、タイヤの跡が刻まれたスーツを着ている。
331位:ブンブンマン
己の拳のみを武器に戦うヒーロー。
アフロヘアーに、胸に大きく「拳」と書いた服を着ている。
当初はその髪型から「アフロマン」という案もあったらしい。
347位:ひょっとこ
その名の通りひょっとこのお面をかぶっている。ちなみにお面は金属製。
359位:土星マン
当初は「グランドクロス」を名乗っていたが、顔の輪から現在のヒーローネームを与えられた。
385位:赤鼻
その名の通り赤い鼻が特徴。目立ちたがり屋にしてお調子者な性格で、身に着けているプロテクターは母の手製。
順位不明:チェリオン
アイドルグループ「微炭酸BOYS」のメンバーでファンタスと共にセンターを務める。
1年に及ぶハードトレーニングを経てヒーローになった。
順位不明:ファンタス
同じくアイドルグループ「微炭酸BOYS」のメンバーでチェリオンと共にセンターを務める。
順位不明:モヒカン
その名の通りモヒカンの髪型が特徴。災害レベル鬼の怪人が出現した現場にも駆けつけ、強敵にも死ぬ気で戦い続ける等、中々勇敢な男。
順位不明∶肩パッド
肩パッドを装備したヒーロー。
順位不明∶ミズデッポウ
水鉄砲で戦うヒーロー。ゴーグルを付けている。
引退したヒーロー
元299位:院卒
モヒカンにサングラス姿だが、そのいかつい姿とは裏腹に瞳は綺麗。
学歴を生かしてヒーローを引退、転職した。
順位不明:オールバックマン
高校時代の彼女にオールバックが似合うと褒められて以来、髪型がトレードマークとなっている。深海王に敗れたことを機にヒーローを引退した。