「これはなかなかのデンジャラスブリッジですよ…」
「このビジョン 命に替えてでも発現させてやる」
概要
リメイク版オリジナルのキャラクターであり、原作版には登場しない。現在C級133位。
超能力者ではあるが、自身の力をうまく発動できない。
怪人協会アジトへのS級ヒーロー突入作戦に際し、他のヒーローとともにサポートとして参加。
外見
普段は頭髪を除く顔の上半分が隠れている。どうやらこれは自身の超能力を制御するものらしく、有事の際はギアから無数の閃光が迸る。
素顔は逆立った髪と常時白目が特徴的で、どことなく幼い顔立ち。また、目から上の頭部は皮膚の色が他と異なり、境目には手術痕のような奇妙な縫合跡が確認できる。
男性としてはかなりの低身長であり、他のヒーローと並ぶと際立って小さく見える。
具体的には主将ミズキの腰あたりまでしかない。
人物
作戦前は実行時の危険性を細かく考慮しており、他のヒーローと比べると割と慎重派。しかしその場のノリでニードルスターの背中を強く叩き、本人に問い詰められると惚けたふりをするなど、結構コミカルで協調性もある。
戦闘時はあまりヒーローらしい勇敢さはなく、小心者な面が多い。自分の能力が発動することを祈ってうずくまったり、他人の攻撃を自分の能力と勘違いして喜んだりしている。しかしそれ以外では自分のできる範囲でサポートを行っており、何もしていないわけではない。
また、いざというときは仲間のために奮起する一面も持っている。
因みに年齢は不明。主将ミズキからは「ギアスパー先輩」、一発屋からは「ギアスパー君」と呼ばれている。20代前半くらいだろうか。
戦闘能力
前述したとおり超能力者ではあるが、自分の意思ではうまく制御できないらしく、本人曰く調子の良し悪しがある模様。正直通常の戦闘時はあまり期待できない。
怪人協会アジトへのS級ヒーロー突入後は、ペンデュラムなどを用いたダウジングで敵の出入り口の捜索を担当。大方の出入り口の封鎖に貢献した。ただ、これも純粋な超能力かと聞かれれば怪しいところ。
公開後しばらくして修正された内容では、降ってきたガラス片を念動力で受け止めて他のヒーローを守ったり、自分の視界を他人と共有してサポートしたりと、ちゃんと超能力で役に立つ描写が追加された。しかし直後に主将ミズキに瓦礫から助けてもらったり、別のピンチが迫ったりして、活躍が埋もれてしまう展開に。
以上のように、普段はお世辞にもヒーローとして強力とは言い難い。
しかし、S級2位・タツマキの超能力を目撃したことで、制御できないながらも自分の中で度を越したイメージが発現。そして災害レベル竜・ニャーンの襲撃の際、彼に攻撃された主将ミズキを助けるために土壇場で強大な超能力を発動。
彼女を攻撃から守っただけでなく、周辺のビル群を一撃でまとめて破壊し、その瓦礫を無数の巨大な槍に変え集中攻撃を行うという、普段の彼からは想像もできない驚異の荒業を披露。それは遠く離れたタツマキの妹が、一瞬姉本人と勘違いするほどの出力であった。しかも加筆後は妹の『地獄嵐』に似た技で追撃している。
攻撃後はミズキの無事を確認するも、強力すぎた自身の超能力に耐えきれず気絶。同時にヘッドギアも自壊し、頭部から血を流して倒れてしまった。
ニャーンを倒すことはできなかったが、直後にS級ヒーロー・駆動騎士が現着。結果として作戦のための時間稼ぎに貢献した。その後ジェノスとセキンガルの尽力で救助され、ヘリで離脱する際は一発屋と共にムカデ仙人に一矢報いる活躍を見せた。
余談
彼のヒーローネームは「ギア」+「エスパー」から来ていると思われる。
彼の窮地での漢気と異常な攻撃力は、他のC級どころかA級以下のヒーローでもかなり上位に食い込むと思われ、多くの読者に衝撃を与えた。
ヒーローとして高く評価された彼だが、228話にて不穏な言動を見せている。
ヒーロー協会の幹部と取引を行い、協会地下で騒ぎを起こした秘密結社『ツクヨミ』について、「都市伝説」「噂話」「ペテン」と主張。結果としてツクヨミの存在を他のヒーローたちに隠すことに繋がった。また、腐敗した協会上層部への追及も中断される形となった。
この行動に加えて、ツクヨミの超能力者の頭部にも彼と同じような縫合跡があることと、会話の裏で幹部の1人(原作で協会を裏切る人物)が余裕の表情を見せていることから、
などの考察がなされている。
関連タグ
影山茂夫:追い込まれると強大な力を発する超能力者。原作者も同じ。