概要
著者は涼川りん。「ヤングアニマル」(白泉社)にて掲載中の漫画作品。単行本は2018年6月時点で6巻まで刊行中。
涼川による繊細かつ柔らかな作画と、それにふさわしいのかどうか微妙な作風(後述)が特徴。作品コンセプトは「美少女×お遊戯コメディ」。
スタジオ雲雀(Larche名義)の手によってテレビアニメ化されている。2018年夏アニメという格好でで、TOKYOMX、KBS京都、サンテレビ、AT-XおよびBS11、ついでに六本木三丁目のお友達約1局にて放送。
ストーリー
遊び人研究会、通称「あそ研」に所属する3人の女子中学生の、笑いあり涙ありの心暖まる交流と成長を、凉川の丁寧な作画で描くハートフルギャグ漫画・・・
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
実態
あそ研に所属する女子中学生、華子、オリヴィア、香純の3人の遊ぶ様を描くギャグ漫画作品。
可愛らしい絵柄からは想像できない彼女達の顔芸が読者の腹筋をことごとくえぐっており、ネット上でも『電車で読むんじゃなかった』など、読む場所を間違えてしまった人が続出している。そのせいか、「汚いきんモザ」だの「汚いゆゆ式」だの「堕天使の3P」だの「悪魔の3P」だの「マリアさまが見ていないほう」だの「マリアさまが見すてる」だのと散々にいじり倒される有様である。
読む際はくれぐれも周りに注意されたし。
アニメ版では、表紙詐欺として公式でも宣伝するようになった事を踏まえたかは不明だが、OP詐欺とも言えるような仕上がりになっている。もっとも、PVとホームページは隠すことはさらさらなかったが。
ちなみに、OPにあしらわれている黄色いユリの花言葉は…
登場人物
本作の真の主人公。しかしあそびあそばせは誰が主人公がハッキリと決まっていなく、ただ1番主人公っぽいだけである。あそ研部員。「腹黒バカ」。
運動神経が良く勉強もできる、しかし頭が悪い。明るく泣き虫で有り活発な女の子。黒髪のツインテール。「リア充になりたいから」という理由でソフトテニス部に所属していたが、リア充になれる気配が無かったため退部。その後香純と一緒にあそ研を設立。よく作画が崩壊する。奇想天外な言動で周りを振り回すこともあるが、彼女の歪んだ思想は凉川の引用であるとの事。何それ怖い。
貧乳であることを気にしていて、よく香純に嫉妬するあまり変顔を披露してくれる。
また腹黒く、華子と組んだ場合は大体裏切られると覚悟した方が良い。
健太郎(CV:筆村栄心)という名前の弟がいる。
金髪で碧眼の美少女(?)。「ただのバカ」。
その見た目から英語が得意と思われているが、実際は両親が外国人なだけの日本生まれ日本育ちで、英語はむしろ苦手(オマケに国語が得意)。しかし周りの目もあって英語のネイティブスピーカーのフリをしている。緊張してもエセ外国人っぽくなる。
ちょくちょく作画が崩壊する。体のある部分の臭いが強烈(嗅いだ華子の鼻がもげた)。因みに教室に入ればみんな気づくレベルらしい。
典型的なアホの子で、勉強も宿題もやらず、テストも一夜漬けで済ませようとして結局赤点を取っている。
海外の大学を飛び級で卒業した兄がいる。でも黒髪のためかオリヴィアとは似ていない。
しかしその兄は英語がペラペラである。こっち方面もオリヴィアとは全く似ていない。
それでもオリヴィアは兄によく懐いている。
野村香純(CV:小原好美)
物静かな雰囲気のあそ研部員。「隠れバカ」。
黒髪をショートにした眼鏡っ娘。
中学生とは思えぬ巨乳の持ち主であり、(主に華子から)よくやっかみを受けている。華子と正反対の悩みを持ち、胸が大きくていいことなんてなかったと言っている。英語が壊滅的に苦手。物理は得意らしいが、運動も壊滅的に下手。英語研究部を設立して英語の克服を狙っていたが、華子の提案で遊び人研究会に。当人は部活を楽しんでいるようである。
所々の関節があり得ない方向に曲がる。(体や親指を後ろに90°以上というか180°曲げるなど)
ズック飛ばしでいかがわしい声をあげてしまったり(わざとではない)、華子に脇の匂いを嗅がれる際に、恥じらいプレイをサービス提供してくれたり、その他で色々巨乳がネタにされ、最近ではほぼエロ担当に。
実はムッツリスケベっぽかったりする。
あそ研を取り巻く人達
生徒会長(CV:井上ほの花)
おさげの眼鏡っ子。
見た目通りの地味な性格で、自分を変えるために生徒会長に立候補した。
本人にその気はないのだが、なぜかやたらと冷徹に見える一面がある。
岡(CV:金澤まい)
本名は岡 るう。親友のアグリッパが「ルゥ」と呼ぶ以外は基本的に「岡さん」と呼ばれる。超常現象科学部(通称オカ研)部員。呪術方面のオカルトに明るく、実際に呪いを行使して楽しんでいるようである。
アグリッパ(CV:戸田めぐみ)
オカ研の部員。本名は間桐 あぐり。美的センスに著しいズレがある(岡曰く「流石、病んでる」。この発言への彼女の返答は「嬉しい」)。
華子と瓜二つの黒髪ツインテール。但し顔芸はしない。
祖母直伝の魔法の薬(本物)を複数所持している。当の祖母は「一足先にヴァルプルギスの夜に行っている」…らしい。
おケツの穴に出来た(かなり深刻な)できものの治療のため学校を休んでいたが、岡曰く「どこかに転送された」。
青空つぐみ(CV:悠木碧)
華子達の学年で一番可愛いと噂される銀髪の美少女。体育の着替えをトイレでする、一人称が「ボク」、実は付いてるらしい等、男の娘疑惑が浮上している。
彼氏がいるにも関わらず(別れた可能性もなくは無い)、香純にちょくちょく思わせぶりな態度をとったり口付けしたり、百合なのかよく分からない描写が原作4巻からよく出てくる。
又その為か、香純と百合カップリングされる事が多い。
遊び人四天王(CV:金澤まい)
聖・淑女学園に通う女の子。名前は「紗礼頭 徳子」(しゃれこうべ とくこ)。
山の民を思わせる出で立ちをしている一方で、制服は校則通りに着ている。遊び人四天王という肩書きは隣の男子校の生徒ほとんどと寝た末に付いたらしい。
あそ研とは遊びに行った後も親しくしているらしく、文化祭にも招待している。
実は藤原北家の末裔。
藤原さん(CV:内田秀)
クラスメイト。学年一英語が得意だが、顔が平安美人のため古文が得意と勘違いされている。
学校の先生
樋口先生(CV:前川涼子)
あそ研の顧問。女子校出身の為、結婚というか男に飢えていた所、遊び人研究会という言葉に騙され見学に訪れた際に、三人に見事に丸め込まれて顧問に就くことになる。
半ば強制的に顧問にさせられたものの、ちょくちょく顔を出している。
済南先生(CV:増谷康紀)
華子のクラスの担任の先生。国語教師。変態だが基本的には凄く良い先生。
作者の別作品「りとる・けいおす」に、同じ姿の登場人物が居るが、関連性は不明。
生徒たちを思うあまりに、よく散々な目に遭う。
高柳先生(CV:斎賀みつき)
生徒指導の先生。男性と言われても違和感の無い屈強な体格をしている。
見た目通り女子力はゼロに近く、化粧パフを雪見だいふくと認識する。
3年に妹が在学している。
あそ研の身内の人達
前多(CV:置鮎龍太郎)
華子の家に務める使用人。よく恍惚とした表情を浮かべる。
華子の暴走(横暴とも言う)に振り回されることもあれば、華子を思う余りに彼女を振り回すこともある。
一応人間の筈だが、何故か下半身からビームが出る(←彼のアイデンティティーである)。
オリヴィア兄(CV:森川智之)
本名不明。いわゆるアキバ系オタのような人物。原作担当編集者のお気に入りらしい。
海外の大学を飛び級で卒業、博士号も既に2つ取得済みという、妹とはかけ離れた学力を持つ。学力以外でも、外見はもちろん性格までオリヴィアとは全然似てない。唯一とも言える共通点は綺麗な青い瞳なのだが、掛けている眼鏡のせいでほとんど見えない。
生の中学生(ナマチュウ)に尊さを感じている。
関連動画
ラジオ
あそびあそばせらじお おききあそばせ
華子役の木野日菜、オリヴィア役の長江里加、香純役の小原好美がMCのラジオ。放送局は音泉。
関連タグ
ギャグ コメディ 馬鹿 表紙詐欺(アニメ版はOP詐欺も含む)
ぐらんぶる:同時期に放送されたマンガ原作アニメで、OP詐欺つながり。
月がきれい:スタッフ及びキャストの一部が共通だが作風が180度異なるため、本作は一部の人から『月が汚い』とも呼ばれている。もっとも、ED後のおまけパートのノリは似たり寄ったりだが。