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編集者:あかみど
編集内容:アニメ版アノシラスに2代目の表記を追加
センシティブな作品

アノシラス

あのしらす

アノシラスとは、特撮作品「電光超人グリッドマン」に登場する怪獣である。本稿では凶暴化したアノシラスとニセアノシラスについても解説する。

データ

身長68m
体重7万3千トン
別名電子アニマル
出現地電子ピアノのコンピューターワールド

概要

第6話「恐怖のメロディ」に登場。

電子ピアノコンピューターワールドにいた電子生命体(電子アニマル)。

裂刀怪獣バギラも寄せ付けないほど頑丈な皮膚を持ち、角からは強力な音波光線を発射する。性格は心優しく、入力された音楽から雑音を取り除くことで音を浄化しているらしい。口から出す光線はグリッドマンのフィクサービームと同じく破壊されたデータを修復することが可能。

藤堂武史が破壊しようと目論んでいた電子ピアノのCWを防衛すべく突然現れ、その存在を知らなかった武史やカーンデジファーを驚愕させた。

CW内へ送り込まれたバギラとの戦闘では強固な身体を活かして圧倒し、音波光線の一撃で倒したうえに破壊されたプログラムも修復してしまった。しかし、その力に目を付けた武史が仕込んだ殺人音波を吸収してしまい、音波怪獣アノシラスという凶暴な姿になってしまった。

音波怪獣アノシラス

殺人音波を吸収した影響でアノシラスが凶暴化した姿。

眼の色が赤くなり、の形状も変わって口からは殺人音波を放つようになった。

武史に操られ、撃破されたバギラに代わって殺人音波計画を実行させられた。凶暴化したアノシラスがCWをを改変した結果、町中全ての電子楽器が殺人音波発生装置となってしまう。

CW内へ駆けつけたグリッドマンと交戦するが、そこにコンポイド・ユニゾンが現れ、両者の戦闘を制止しようとする。アノシラスが本来大人しい生物だと聞かされたグリッドマンは戦いを躊躇して窮地に陥るが、アノシラスが音楽を聴けば大人しくなる習性を持つことに気付いた井上ゆかが、電子ピアノで美しい音楽(『夢のヒーロー』のピアノアレンジ版)を演奏。それを聞いたアノシラスはやがて正気を取り戻した。

洗脳から解放されると、アノシラスは恩返しとしてユニゾンと共にプラズマブレードとバリアシールドにエネルギーを注ぎ込み、その二つを電光雷撃剣グリッドマンソードに変形合体できるよう強化した。

超音波怪獣ニセアノシラス

身長68m
体重7万3千トン
出現地ネットワーク管理システムのコンピューターワールド

第17話「孤独なハッカー」に登場。

パソコンの掲示板グリッドマンのことが書かれていることを知った武史が自分と同類のハッカーでありながら井上ゆか達に友好的に接してもらっている少年の田宮シゲルが彼らの好意を拒絶したことに激しい怒り嫉妬を感じ、アノシラスのフォルムをコピーして誕生させた怪獣偽物という世にも珍しい存在。本物との違いは殻の縁の部分が半透明で発光すること。

体を震わせることでオリジナルのアノシラスよりも強力な超音波を発生させられる他、武器は角から発射する超音波光線で、これははただ相手を攻撃するだけでなく、浴びせた対象の分子構造を変換させて動きを封じる効果もある。

パソコンのネットワークを管理しているビルのコンピューターワールドに侵入、その超音波でシステム中枢を破壊し、さらにそれを介した通信を利用するシゲルを含めた全ての人々をその音波で洗脳することでハッカーに変え、世界中のコンピュータデータの破壊を企てた。

グリッドマンとの戦いでは超音波光線でグリッドマンの足を固めて動けなくしたが、近づいた所をグリッドマンソードの一撃を受けて発生器官を破壊され音波が発射できなくなり、シゲルたちの洗脳を解除されてしまう。

しかし、グリッドマンの拘束は解除されず、出撃したゴッドゼノンも洗脳されていたシゲルにプログラムを破壊されて機能不全に陥っていた為、超音波光線を浴びせて消滅させることに成功する。最後はシゲルが送った解凍プログラムで自由を取り戻したグリッドマンの反撃に遭い、空中に投げ飛ばされた所をグリッドビームを受け消滅した。

見た目がアノシラスにそっくりなため、ゆかと一平は本物と一瞬疑ったが、グリッドマンはすぐに偽物と見抜いた。

怪獣少女アノシラス(2代目)

TVアニメ『SSSS.GRIDMAN』に登場したアノシラス。

詳細は 怪獣少女アノシラス を参照

余談

スーツはテレボーズに改造された。

第17話の初期案ではニセアノシラスではなく、グリッドマンのデータを盗んだ武史が変身する悪の戦士カーンナイトが登場する予定だったが、設定の変更によりニセアノシラスになった。ゴッドゼノンが早々に退場してしまったのはこれが原因と思われる。

四本足の怪獣にしてほしいと言われるなどデザインはかなり難航し、途中から迷走しつつも初期デザインを煮詰めたのが決定稿となった。

デザイナーのひがしなおは「採用からほど遠い緩い雰囲気のデザインだったのでまさか採用されるとは思わず、しかも善玉怪獣になったのでさらに驚いた」と語っている。

デザインモチーフは貝。それ以外の没デザインにも海洋生物が取り入れられているが、これは大本のモチーフがコクトーの詩だったためと語られている。

初期名は「サウンドン」「サウンドラー」

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編集者:あかみど
編集内容:アニメ版アノシラスに2代目の表記を追加