演:田口尚利
概要
第17話「孤独なハッカー」に登場するゲストキャラクター。
小さい頃からパソコンでばかり遊んでいて友達の少ない少年ではあったのだが、交通事故にあって以来車椅子生活を余儀なくされその孤独を紛らわすために自ら「スニーカー」と名乗って毎日他人の家のパソコンをハッキングするハッカーとなっていた。
姉の聡子が言うにはもうすでに歩ける状態にあるらしいのだが、シゲル本人はもう自分は二度と歩けないと思い込んでおり、自分から歩こうとしていなかった。
そんなある日、たまたまジャンクにハッキング。ジャンクと一体化していたグリッドマンが直人たちが来たのだと勘違いして侵入を許してしまい、アシストウェポンの一つであるサンダージェットのデータを盗み出してしまった。
サンダージェットを取り返すべくグリッドマンが彼のパソコンに侵入して説得し、その間に電脳体となった直人がデータを奪い返すといった方法でサンダージェットを無事取り返したが、シゲルはグリッドマンの説得にも心を閉ざしてしまった。
翌日、住所を突き止めた直人たち3人が接触し彼と友達になろうとしたもののその好意を拒絶する。
そんな様子をネット掲示板にグリッドマンの事が書きこまれている事を知った武史が、グリッドマンの事を書いた張本人で自分と同類の人間のくせにゆかたちに優しくしてもらうばかりかその行為を拒絶したシゲルに深い嫉妬と憎しみを抱き、アノシラスのフォルムをコピーしたニセアノシラスを彼の使っているコンピューターネットワーク本部ビルに送り込んだ。
そのニセアノシラスの放った超音波を浴びて洗脳され、ジャンクにサイバー攻撃をしかけてニセアノシラスと交戦するグリッドマンを妨害。シゲルのハッキングのせいで不完全な状態で出撃したゴッドゼノンは破壊されてしまい、グリッドマンもニセアノシラスの攻撃で身動きが取れなくなって絶体絶命の危機に陥るが、グリッドマンの行動によってニセアノシラスの超音波が止まったことで洗脳が解け、懸命に戦うグリッドマンの姿を見て意を決して解凍プログラムを作成。グリッドマンのピンチを救い出した。
そして未だに心を閉ざして自分から歩き出さないシゲルを勇気づける為、グリッドマンが浴びせたおまじないの光線を受け勇気を出して心を開きついに歩き出すことが出来るようになり、初めてできた友達の直人たちと一緒にサッカーをして楽しく遊んだのだった。
だがそんな彼とは対照的に依然として孤独な境遇を嘆く武史は一人部屋で怒りと嫉妬から泣き叫んでいた。
余談
『グリッドマン・ドグマ』に登場する園崎奈絵は、幼少期に彼と同じ掲示板を利用しており10話の回想ではスニーカーがグリッドマンのロボを盗み出したことを早口でまくし立てている。
『グリッドマンユニバース』では主人公の響裕太が観に行った演劇として「孤独なスニーカー」という舞台が登場(上演しているのはツツジ台高校の演劇部)。シゲルと主人公三人組が初めてリアルで顔を合わせた場面が再現されている。