概要
スマブラシリーズの黒幕とも言うべき存在である。右手だけの存在であり、身体はおろか手首や腕すら存在しない。
他の参戦キャラクターと違って出典を持たないスマブラシリーズのオリジナルキャラクターだが、あえて言うならば『星のカービィ スーパーデラックス』に登場するボスの一体、
魔人ワムバムロックとはデザイン担当や攻略の要点(手による攻撃、手に攻撃することでダメージなど)など共通点が非常に多い。
またクレイジーハンド共々『星のカービィ 鏡の大迷宮』にもボスとして登場するが、マスターハンドだけは中ボスとしても出現し、それを倒してカービィが吸い込むことによりコピー能力「スマブラ」が手に入る。
因みにモデルはHAL研究所の社長、マリオの右手など諸説ある。
- チートコードを使って『DX』にてマスター/クレイジーハンドをストーリーモードで使うと、一部ムービーシーンにてマリオに切り替わる(04:48や05:59などを参照)。
上記のように今作のラスボス的存在であるが、決して邪悪な存在というわけではない。
DX以降では「創造欲の化身」とフィギュアで説明されるため、スマブラにおけるフィギュアが戦う世界を生み出したのは彼であることが語られている。
また、マスターハンド自身は大乱闘スマッシュブラザーズの1人プレイモード(DX以降のシンプルモード)の最終ステージである終点でファイター(マリオなどのキャラクター)を待っており、そこに到達した強敵と戦う事に喜びを見出しているようである。
マスターハンドはスマブラでは異例の「体力を持つキャラクター」であり、いくら攻撃を当てても仰け反らせたり吹っ飛ばしたり出来ない代わりに体力を0にすることで撃破することが出来る。
なお、このライフは64版では300%で固定であるが、DX以降では難易度によって初期値が変動する。
常に空中に浮いており、その姿勢から多彩な攻撃を繰り出してくる。
その為、必然的に空中攻撃や上への攻撃を多用することになる。
DX以降では一定難易度以上でノーコンティニュー+一定時間内にマスターハンドのHPを150未満にする(DX)、または終点に到達する事(X)で左手であるクレイジーハンドが出現する。
ただでさえ強い敵が2体同時かつ別々の攻撃をしてくるので、苦戦必至の戦いとなる。
Xの亜空の使者にも登場するが、こちらでは真の黒幕であるタブーに操られており
その操りを解いた後に返り討ちにされているため戦う事はない。
その後亜空間の穴が消滅する際に彼が助かった描写が見られないため安否が心配されるが…何しろ神なので十中八九生きているだろう。
3DS/WiiUでも続投。
今回も終点でファイターたちが来るのを待ち受けている。
本作では本気度が3.0以上になると、無条件でクレイジーハンドとの同時戦闘が選べるため敷居は大幅に下がったが、両手との対決を選んだ際に本気度が5.0を超えていると、マスターハンドの中身から「まがまがしいもの」が姿を現すことになる。(リンク先ネタバレ注意!!)
そして最新作のスマブラSPにも登場……するのだが、スピリッツモードの「灯火の星」では、何故かファイター達が大量にいるマスターハンドと対峙している。
そのマスターハンドの大軍を率いているのは謎の存在のようだが……?
実はオープニングにて現れた大軍はキーラが生み出した偽物であり、本物のマスターハンドはキーラによって囚われの身となっていた(相方のクレイジーハンドはダーズの手中に落ちている)。
ファイター達の活躍によって支配から解き放たれたマスターハンドは同じく支配から解き放たれたクレイジーハンドと連携し、光と闇の境目に大きな穴を開ける。
プレイヤーはこの大穴に飛び込む・・・・・のではなく、マスターハンドが大穴に飛び込む。
マスターハンドが大穴に飛び込んで何をするのかと言うと・・・・・。
何とプレイヤーがマスターハンドとなり、光の軍勢と闇の軍勢を殲滅させる事となる。
同時にボスを操作出来るのは今作が初となる(一応「DX」にもあったが、あれは裏技)。
2つの軍勢を全滅させるとぶつかり合っていた光と闇が完全に消え去り、キーラとダーズだけが残る。
ここからどう動くかはプレイヤーの判断にゆだねられる。
pixivにおけるマスターハンド
pixivにおいてはおっぱいを鷲掴みにする謎の存在を示す際にこのタグが使われるほか、
カービィのコンティニュー画面のようなイラストにも付けられる。
また、擬人化されたイラストも多い。
担当声優
上記した設定故か担当声優はシリーズを通してナレーターも兼任している。
- 64:Jeff Manning
- DX:Dean Harrington
- X:Pat Cashman
- for 3DS/Wii U及びSP:Xander Mobus(=北米版のジョーカーと同じ)