概要
かつてトランスフォーマー達の故郷セイバートロン星を支配した先住種族であり、トランスフォーマー達の創造主と謳われる存在。セイバートロン星及びトランスフォーマー達を再び自分達の支配下に置こうと目論んでおり、トランスフォーマー達と敵対している。
G1
セイバートロン星の先住種族で、5つの顔を持ちタコのような足を生やした姿をしているが、様々なタイプの個体がいる。元々は惑星クインテッサの種族だが、多くの惑星に民間用や軍事用として販売するためのロボットを生産するべくセイバートロン星を建造した。
しばらくして、クインテッサ星人が直接関わらずともロボット達が自ら再生産を行うようになり、またロボット達も自我を持つよう進歩していった。時が経つにつれクインテッサ星人は堕落し、退屈凌ぎに彼らから虐待されるようになったロボット達は不満を爆発させ、物語開始から1100万年前に民間用ロボットA-3が中心となった革命によってセイバートロンから追放された。
この事に懲りて、トランスオーガニックの研究や知性を低めに設定されたシャークトロンなどを設計している。
以降は各惑星に大量破壊兵器を売り込む「死の商人」として暗躍しながら、セイバートロン星を再び支配下に置こうと目論んでいた。
初登場は『トランスフォーマーザ・ムービー』で、迷い込んだホットロディマスとチャーを理不尽な裁判で処刑しようとするものの、駆け付けたダイノボットらによって阻止されてしまう。
ユニクロン戦争の戦後を描いた『トランスフォーマー2010』では、様々な謀略を巡らせてロディマスコンボイらの前に立ち塞がった。
時の罠と四人の捕虜に登場した科学者インキラータ、コンボイの復活でコンボイを修復したクインテッサなど時と場合によって協力したこともあった
2007年3月18日に東京トイフェスティバルで発表された「キスぷれ紙芝居」では2010最終回とヘッドマスターズ1話の間に倒されたとされている。
スーパーリンク
種族としてのクインテッサ星人こそ登場しないが、身体的特徴が彼らに酷似したアルファQが登場。詳細は当該記事を参照。
実写映画
CV:ジェンマ・チャン/吹き替え:木下紗華
4作目『ロストエイジ』から「創造主」の呼び名で存在が示唆され、5作目『最後の騎士王』では本格的に登場することになる。ちなみに、原語版でのつづりで「星人」に相当するAlienという単語は今回はない。
白亜紀末期の地球に襲来し、有機生命体を金属に変えてしまう大量破壊兵器「シード(Seed)」を用いて恐竜を絶滅させ、トランスフォーマー達を創造した(この時のクインテッサ星人または別の存在は有機的な肉体をしている)。
それから6600万年後、自らが創造したトランスフォーマーの一人であるオプティマス・プライムを捕縛するため、賞金稼ぎロックダウンを雇い彼を捕えようとするも、ロックダウンは死闘の末にオプティマスに返り討ちにされてしまう。
数年後、地球を守るために彼女の元にやって来たオプティマスを逆に捕え、刺客ネメシス・プライムとして洗脳。アーサー王の時代に魔術師マーリンが古代のサイバトロン騎士の1人・ストームレインより託された杖を奪回し、サイバトロン星の復活および地球の滅亡を狙う。
その後、バンブルビーとの激戦の末にオプティマスの洗脳は解け、オートボットと人類そしてサイバトロンの騎士達による一大反攻作戦が開始され、最終的にバンブルビーの砲撃により消滅したかに見えたが、実際は人間に擬態して生き延びており、エピローグにて地球がユニクロンであることと彼女自身がユニクロンの倒し方を知っていることを仄めかしている。