概要
犬吠埼風が部長を務め、初期メンバーは部長を含めた、結城友奈、東郷美森、犬吠埼樹の四人。
活動内容は人のためになること。具体的には幼稚園でのレクリエーション、地域のゴミ拾い、お店の手伝いや他の部活動の助っ人など。
しかし、部活動がつくられた本当の目的は別にあった。それは、人類の宿敵であるバーテックスを撃退させるため、大赦が調査した最も勇者適性値の高い少女たちを一ヵ所に集めることだった(大赦の意を受け風が作ったという経緯があるため、『鷲尾須美の章』の時点ではまだないことが『勇者部所属』1巻の鷲尾須美の章アナザーストーリーで明らかになっている)。
とはいえ、あくまで候補生の集まりのひとつでしかなく、「当たり」かどうかは実際にバーテックスが襲来するまでわからなかった事もあり、部長の風はそれを秘密にしてきたが、逆にそれが仇となって、美森との関係が一時的にこじれることになった。
三好夏凜は、この部活動に勇者が集まっていることを知った上で、第3話にてお目付け役という形で加入した。
TVアニメ第一期終了後の後日談からは、新たに讃州中学に転入してきた乃木園子が入部した。
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なお、『花結いのきらめき』では他の時代から来た勇者や巫女、くめゆのSAKIMORI達も便宜的に勇者部所属となっているようで、部員は総勢24人にまで膨れ上がっている(その分、部長の風の苦労が増えそうな気もするが)。古波蔵棗曰く「気が付いたら、いつの間にか入っていた」。
助っ人の様子はゲーム内の「部活動」の他カードイラストにもなっていて、特に運動部から応援依頼が来た際の様子がピックアップされている。余談だが、どうやら讃州中学にはサッカーやバスケ、ソフトボール(毎度メンバーが高熱で休んで欠員を出しては勇者部に依頼を出してくるのでおなじみ)、テニスの他ラクロス部まである上、チア部に至っては部活レベルをはるかに越える演技を披露できるらしい…
一般の生徒からは「もううどん部でいいんじゃないかな」と言われるほどで、勇者部といえばという問いには100人のうち86人が「うどん」と回答したことが『結城友奈は勇者部所属』で発覚している。
また、BD特典ゲームでは、一日限りのロコドルを任された際にアイドルの衣装っぽく見えるからと勇者に変身してライブを行った(「一日だけならバレないでしょ」という風の提案で。理由は変身すれば美森も参加できるから)。これは予想以上の反響を呼び、ライブツアーをやってほしいという話まで持ち出されたが、その後の動向は不明。
一応、『花結いのきらめき』のイベントで女の子向けに何人かがアイドルになっているが、これまた好評だったとか(ほかにもアイドルっぽい声がしていたり、どこからか聞こえてくるような気もする)。
『乃木若葉は勇者である』でも勇者部という名前は登場するが、ある目的で四国外へ遠征に出た際に「部活の修学旅行」という例えで表現されただけで、実際に勇者部という部活が存在する訳ではない。
ちなみに、劇中登場した勇者部のホームページは実際に制作されていて、本編の内容と連動してコンテンツが変化していた。最近では『勇者の章』で乃木園子が部員に加わったことから園子の項目が増えていたり、東郷美森が行方不明になっていた間は部員紹介から東郷の項目が消え東郷が連載しているコラムも閲覧不可能になっていた。…これだけのホームページを一瞬で作ってしまう東郷の技術が恐ろしい。また、勇者部への依頼はウェブラジオへのリンクであるほか、花結いの章で部員扱いのメンバーが増えていることに関しては反映されていない(部員紹介の項目がどんどん増えて大変なことになりそうな気もする)。
勇者部五箇条
勇者部のモットー。本作を象徴する言葉として度々使われる。
どこかで聞いた事があると言うのは禁句。
一、挨拶はきちんと |
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一、なるべく諦めない |
一、よく寝て、よく食べる |
一、悩んだら相談! |
一、なせば大抵なんとかなる |
どちらかというと生活上の諸注意といった感じの内容であり、『花結いのきらめき』にて聞いた上里ひなたは(西暦の勇者達とのギャップもあって)首を傾げていた。同時に夏凜も「フワフワした文言」と認めているが園子は「でもそれがいい」と語っている。
勇者部メンバーで考えて作ったものであり、少なくとも「なせば大抵なんとかなる」は美森の作である事が判明している。
『花結いのきらめき』ではその美森が「なるべく水着は諦めない」「(胸囲について)寄せれば大抵なんとかなる」と改変して使った事があり、特に後者は「勇者の章」放送終了後に使われたため、風のごとく「五箇条をそんな風に使わない!」と突っ込んだプレイヤーも多かったとか。
そしてホワイトデーイベントでは、園子が「ブラック五箇条、なんとしてでも諦めない」と改変してしまっている。
なお視聴者からは、4つ目の「悩んだら相談!」があまり守れていない事をよく指摘されている。相談しなかったというより、相談できなかったの方が正しいのかもしれない。「勇者の章」では相談すらできなくなってしまうのだが。
『花結いのきらめき』では、遂に「悩まなくても、とりあえず相談だね!」と言われてしまう始末。
「勇者の章」エピローグでは、「無理せず自分も幸せであること」が加わって勇者部六箇条になった。
声優ユニット
本作の主題歌を歌うアーティストとして、2014年に結成された声優ユニット。
構成メンバーは部員5人の役を担当する照井春佳、三森すずこ、内山夕実、黒沢ともよ、長妻樹里。「勇気のバトン」より花澤香菜が新メンバーとして追加されている。
楽曲
- ホシトハナ(一期OP)
- Aurora_Days(一期ED)
- 勇気のバトン
- ハナコトバ(二期OP)
- 勇者たちのララバイ(二期ED)