「どうです? オレ強いでしょ? お買い得ですよ。ね、センパイ達」
概要
佐野満が変身する仮面ライダー。
基本カラーは茶。
仮面ライダー全体で見ても珍しい、スエード調のカラーリングでボア(毛)を多用している。触り心地が良さそうである。
全ライダー中最も優れたジャンプ力を活かしたムエタイに似た足技と、スピンベントにより召喚するギガゼールの頭部を模した大型ドリルのガゼルスタッブを駆使して戦う。
契約したモンスターの眷属を従えた集団戦法を取る。
召喚機は羚召膝甲(れいしょうしつこう)ガゼルバイザー。
右足の脛にセットされているアンクレットタイプの召喚機。膝を曲げる事でスロットが解放されるので、足を上げるか屈むかしてカードをベントインする。この中にアドベントカードを装填することで、そのカードの能力を使える。見た目は固そうだが、武器としては使われなかった。
ファイナルベントの技は、多数のレイヨウ型モンスターが一斉に攻撃した後、最後をインペラーが左足で飛び膝蹴りを決めて止めを刺す「ドライブディバイダー」。
PS版ゲームでは、敵の周囲をギガゼールが回転して攻撃し、ガゼルスタッブを装備したインペラーがギガゼールと共に攻撃する技となっている。
所持カード
ゼール系モンスターを多数従えられる為か、劇中で使ったカードは三枚しかない。
名称 | 効果 | GP |
---|---|---|
スピンベント | ガゼルスタッブを召喚。ぶっちゃけストライクベントと変わらない気が(ry | 2000AP |
アドベント | ギガゼール、その他ゼール系モンスターを召喚。 | 4000AP |
ファイナルベント | ドライブディバイダーを発動。 | 5000AP |
契約モンスター
契約したモンスターはギガゼール。
レイヨウ型のミラーモンスターの一種で、基本カラーは紫。
他にも青、緑色の身体をした個体がいる。
発達した脚力によって高速移動し、両腕の高周波電磁カッターとドリル状の刃を持つ杖を武器としたヒット&アウェイ戦法を行う。
また四肢から発する電気信号によって、メガゼール、マガゼール、ネガゼール、オメガゼールなど他のレイヨウ型モンスターと意思疎通し、常に複数で行動する習性を持っており、これにより同一群のレイヨウ型モンスターもインペラーの支配下に置かれることになる。だが、眷属として出現するモンスター達も餌を求めてくるというリスクも存在する。
なお、インペラー登場以前の序盤にも野生のレイヨウ型個体が多数出現しており、龍騎やナイトらに倒されている。
龍騎以降での活躍
仮面ライダーディケイド
第6話「バトル裁判・龍騎ワールド」に登場。仮面ライダー裁判に参戦し、主にガイやライアと戦っていた。
その後はアビスと戦闘中だったディケイドに複数のゼール系モンスターと共に襲い掛かったが、最後はディケイドのディメンションキックを受けて脱落した。
RIDER TIME 龍騎
仮面ライダージオウのスピンオフ作品『RIDER TIME 龍騎』にも登場。ただし、変身者は佐野ではなく石田(篠田諒氏が演じる新キャラクター)という男性である。
DRAGON KNIGHT版
本作での名称は仮面ライダースピアー。アックス(タイガ)と同じくそのまんま。
泥棒兄弟の次男、アルバート・チョウが変身。
余談
TVスペシャル「13RIDERS」では別人がインペラーの変身者となっている(声が異なる)。
ただし、変身者の名前や素顔および佐野との関係は一切不明。
彼の本名が「椰子敏幸(やし としゆき)」だと言う噂も一時あったが、これは2009年頃から「榊原が真司に託したリストから見慣れない『椰子敏幸』という名前が読み取れる」という噂が流れたことによる誤報。
後にこのリストは『仮面ライダー オフィシャルデータファイル』で掲載され、実際にリストに記載されている見慣れぬ名前は「湯村敏幸」と「椎名修治」であり、その上で「オーディンやリュウガなど、変身者を見せていないライダーだった可能性が高い」とされているため、彼らがインペラーだったのかどうかも言い切れない。
なお、このリストに書かれた10名の名前には、真司の他に東條悟(本編のタイガ)と佐野満(本編のインペラー)の名前が無かった。
一説によると初代龍騎であった榊原耕一と同様に初代インペラーであったのではと推測され、佐野は彼のデッキを受け継いだ二代目インペラーであるという解釈もあるが、実際には不明。
名前の由来は皇帝(emperor)+インパラ(ガゼルに近い動物)