バルダック星人
ばるだっくせいじん
バルダック星人とは、ウルトラシリーズに登場する架空の宇宙人。
概要
『帰ってきたウルトラマン』第39話「20世紀の雪男」に登場した宇宙人。
地球侵略のため、240年前から地球に滞在、権現山で調査をしていた。
その存在は地元住民にも知られており、「雪男」として恐れられていた。
母星であるバルダック星が240年に一度地球に接近する際に乗じて、母星から宇宙船団を呼び寄せ、地球を侵略しようとした。
口からはマイナス234度の凍結噴射煙を吐き、周囲の物を一瞬で凍らせる。劇中では巨大化した星人に対して地上戦を行った南隊員と上野隊員も氷漬けにした。
冷気を操る宇宙人であるためか、熱が弱点。
人間態に変身する能力は持たず、劇中では星人を発見するも遭難した男性・津山秀男に憑依して東京まで移動した。ただし身体から発せられる冷気や星人の姿の影だけは隠しきれていない。
ウルトラマンとの戦いでは冷気に弱いウルトラマンを圧倒した上に、凍らせるがマットアローの援護によって形勢逆転。最後はウルトラ火輪で倒された。
また宇宙船団もウルトラブレスレットの攻撃で全滅、バルダック星もブレスレットボムで消滅した。
星人の敗北後、凍っていた二人や憑依されていた秀男も意識を取り戻した。
『ウルトラマンメビウス』にも名称のみ登場。
悪戯好きなサイコキノ星人が発生させた大規模な雪崩の被害に悩まされているらしい。
また『帰マン』では全滅したが、『メビウス』ではその設定が無しにされている。
余談
デザイン画では「雪男宇宙星人 バルダック」と表記されており、体色が紫で右手の指が4本だった(着ぐるみでは両方とも5本指)。見た目が雪男のようなNG画も存在していた。