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データ

概要

ザイゴーグの背中の棘から生み出された閻魔分身獣の一体。

全身が若干赤みを帯びており、新たに背中のを広げて空を飛ぶという従来種には無い能力を会得している。最早アリジゴク(ウスバカゲロウ)ではなくクワガタである。

ザイゴーグ、ゴーグファイヤーゴルザと共に首都を進撃し、ウルトラマンティガと交戦する。

スカイタイプにチェンジしたティガやXioのスカイマスケッティとスペースマスケッティの編隊と交戦し、一度はティガのランバルト光弾を避けるも徐々に空中戦で追い詰められ、最後はスカイマスケッティに乗るハヤト隊員が使用したバードン・フェニックス・アタックで羽を破られて飛行能力を失い墜落

その後、パワータイプにチェンジしたティガを大顎で締め上げようとするも、いつものように逆に片方の顎をへし折られて大ダメージを追い、最後はマルチタイプに戻ったティガのゼペリオン光線を受けて爆散、折れ残ったもう片方の顎を除いて跡形もなく消滅した。

余談

映画公開のおよそ5ヶ月後に発売された『ウルトラ怪獣擬人化計画 feat.POPComiccode』の単行本第2巻では、背中の羽を広げて空を飛ぶアントラー(の擬人化少女)が描かれているページがある。同作に登場するアントラーは初代の生まれ変わりという設定だが、発売された時期から考えて、明らかにこのゴーグアントラーを意識したネタだと思われる。

なお、同作では昭和の個体に平成シリーズの個体の特徴・設定を複合させるという描写は割と頻繁に行われていてそこまで珍しいことでもなく、彼女以前にもメトロン星人テンペラー星人などの前例がある。

デザイン画は羽根のある背面のみが新規に描かれ、全身の配色案はアントラーのスーツの画像を加工している。配色は赤鬼をイメージしており、青鬼をイメージしたゴーグファイヤーゴルザと対になっている。また、空を飛ぶという設定は制作統括の岡崎聖の案によるもの。

アントラーの登場は初代ウルトラマンにちなんだものだが、監督の田口清隆はあえて最終的な対戦相手をティガにしている。初代の能力である磁力光線は、脚本を担当した中野貴雄がサイバーモチーフのエックスに対して強力すぎると判断し、使用が見送られた。

地味にランバルト光弾を躱すという凄さを見せつけている。

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