概要
「Worldwide Inverstigation Network Responce」の略称で、超常現象、怪獣・宇宙人が起こす怪事件などの調査・対応のために国連指揮下の元設立された特別調査ネットワーク機関。
運営は各国からの基金で成り立っており、物語の舞台である北米支部基地を始め世界中に支部が存在する。元々は調査機関であり怪獣出現時にも人命、共有財産の保護を第一に行動し、可能ならば怪獣の保護も行っている。だが怪獣による事件が頻発してきたため、対応の必要があると迫られた事から武装を強化。人間社会を守るための任務が追加されるようになった。時には各国軍と協力することもあるが、方針上軍の決定には拒否権があり、各国間の戦争には介入しない。
北米支部基地
物語の舞台となる支部基地。劇中では本部と呼ばれる。
カリフォルニア州ロサンゼルス郊外に位置し、最新鋭の耐震・耐火技術がなされている。
広大なメインルームのほかにメディカルルームや科学室、隊員たちの私室がある。
最終回にてゼットンの繭が落下してきたことで大破し、ウルトラマンパワードのメガ・スペシウム光線を跳ね返したことで完全に破壊された。
メンバー
ラッセル・エドラント
演:ハリソン・ペイジ
声:内海賢二
W.I.N.R.北米支部の隊長兼作戦司令官を務める黒人の男性。
隊長でありながら命令があまり的確ではなく、出撃しても撃墜されることが多いが歩く原子炉であるパワードガボラ相手に生身で足止めを図るなど勇敢な面もある。
科学特捜隊のムラマツキャップに当たる人物。
中の人は後に皇帝の声を演じている。
演:ケイン・コスギ
声:森川智之
ウルトラマンと一体化した青年。
ジュリー・ヤング
演:ロビン・ブライリー
声:久川綾
ストライクビートルや潜水艇S22号のパイロットを務める。頼りないが腕は確か。だがスカイハンターの操縦には「自信がない」と答えている。
パワードジャミラとなった宇宙飛行士ジャミラ・ミラーの義理の妹。
リック・サンダース
演:ロブ・ロイ・フィッツジェラルド
声:江原正士
チームのムードメーカー。ジョークが好きで常に軽口を叩くが射撃の名手。潜水艇に乗るのは苦手。
常識派なところもあり、カイがウルトラマンであることを最後まで認められなかった。
人種はネイティヴアメリカン系だが、本人が語るところによると多くの人種の血を引いているとの事。
科学特捜隊で言う所のアラシ隊員やイデ隊員に当たる人物。
テレサ・ベック
演:サンドラ・ギィバード
声:戸田恵子
科学や生物の知識に長けたデータアナリスト。
副隊長的な役割も果たし、パワードの事も独自に調査していた。最終回でパワードの正体がカイだったと知った時は負傷したカイ以外の全員に一つずつパワードであることを説明した。
科学特捜隊で言う所のフジ隊員に当たる人物。ちなみにラッセルの中の人とは『それいけアンパンマン』や『きかんしゃトーマス』でも共演している。
隊員装備
WINRショット
各隊員が標準携行している0.9mmレールガン。トリガーは本体後部にある。
インターフェイス・コミュニケーター
隊員が腕に装備している通信機。
航空戦力
スカイハンター
宇宙航行も可能な巨大母艦。内部にストライクビートルやS-22号、各種車両などを格納できる。
事件現場では作戦本部となる。全長は実写ウルトラシリーズ中最大の313mで、UGMのスペースマミーの2倍以上。
本部壊滅後は、ケンイチ・カイのフラッシュプリズムを取り付け強化したレーザー砲を装備した。
原語版では「MTC(マック-2000の略)」で呼ばれる。
ストライクビートル
主力戦闘機。北米基地には4機ほど配備されている。
赤外線と音響遮断を重視した対怪獣用ステルス性がなされている。
装備は作戦によりさまざまなで、ミサイルを主に他、バルカン、レーザー砲など。
原語版での名称は「ホーク」。
企画段階では女性専用機だったとか。
ちなみにGUYSUSAの戦闘機『ストライクサンダー』の元ネタである。
水中戦力
特殊潜航艇S-22号
深海1万メートルの深さにまで潜ることができる潜水艦。
緊急時には沈んだストライクビートルとのドッキングも可能。
原語版では「バラクーダー」。
地上戦力
ローバー
悪路でも走行可能な4WDカー。主にカイが使用する。
ベース車はハマー・H1