「召喚!オレの友だち、出てこーい…コチジャン!」(劇場版)
「召喚!わたしの友だち、出てこいジバニャン!」(アニメ)
概要
映画妖怪ウォッチ「シャドウサイド鬼王の復活」から登場する、新世代の主人公の一人。
妖怪ウォッチから30年後の世界で暮らす、行動力に富み世話好きな13歳。
天野ケータと木霊フミカの長女であり、弟で小学生の天野ケースケがいる。
川で溺れていた子供を見かけ、ためらいなく自らも飛び込み助けるなど高い身体能力に合わせ、強い正義感と優しさを持っており、その気質はジバニャンに認められている。
しかし漫画版では映画と同じく溺れていた子供を助ける一方で、恩着せがましい言い訳をしたりするなど、いささか自己中心的な描かれ方をされた。
幼い頃、彼女自身も川で溺れた事が有り、“なにか”=川の化身に助けられた。
その記憶も遠くなったある日、おかしな街角に迷い込み胡散臭い妖怪執事のウィスパーと出会う。
そして妖怪ウォッチを押し付けられ、妖怪が引き起こすトラブルに遭遇する事になった。
世界を救うため、古の魔導鏡『妖怪ウォッチエルダ』を使い、幼馴染みの月浪トウマや、新たに友達となった有星アキノリと共に、大きく様変わりした妖怪達と関わっていく事になる。
どういう訳かヒーローに憧れる魔蛇のミッチーにはやたら気に入られており、彼からアプローチを受けているが、軽くあしらっている。
唯一(見た目以外はちっとも変わってない)ウィスパーに対しては父と同様にかなりぞんざいな扱いであり、漫画版では主になる事を認めず映画では怪現象扱いしたのだが、どちらも押しかけるような形で執事になられている。
サキという未空イナホに似た髪型を持つ友達がおり、詳しくは描写されてはいないが体育系の部活に入っている。登下校する際の荷物にラケットなどの道具がなかったことから、ボールのみを使用する球技か体操、水泳など道具を使用しない競技であると思われる。
やたら「普通」である事を強調されていた父とは異なり、ナツメには色々とハイスペックな面が垣間見られるが、世話好きで大雑把な性格、妖怪達の言動に対するツッコミをしがちな面など受け継いでいる。
また、エルダを手に入れた際の言い間違いや、ケースケと一緒に「キュウビ」を「キュウリ」と聞き違えたりするボケっぷりは母譲りであろう。
弟の趣味嗜好はよく解っていないが引き運は強く、カードゲーム「電光石火~」のアルティメットスーパーレアカード『ブリザードウルフ』を一つ購入しただけで当ててしまう。だがその価値も分からずに本のしおりに使っていた。
余談
ケイゾウとユキコ、フミアキとマリコの曾孫にも当たる。髪型など全体的な容姿は父方の祖母であるケータの母に似ており、劇場版で髪留めを失った際には後ろで髪を結んでポニーテールにしていた。
容姿・性格・能力もさることながら、幼少期に不思議な体験をするというところは彼女と共通点がある。
また、TVシリーズ版では未空イナホと共通する点が幾つかある。
- 妖怪ウォッチの持ち主且つ、妖怪に関する問題を扱う探偵団に所属。
- TVシリーズ版で声を担当するのが悠木碧。
- 母親の声を担当するのが遠藤綾。
- 弟がいて、姉の妖怪絡みの行動を見て独り言云々の台詞もある(ケースケは後に理由を知ることとなるが)。
ネタバレ
第37話にて妖聖剣を狙いケースケを攫ったハルヤ達との交戦中に突然現れた空亡の分身に襲撃を受ける。分身とはいえ友達妖怪すらあしらうハルヤと洞潔ですら赤子の手を捻るほどであった。
そして、妖気弾でアキノリを吹き飛ばし、ナツメに襲いかかるも、ナツメの髪が伸び、頭から角が生え、爪が伸び、瞳が深紅に染まった。
そして瞬く間に一蹴。口調も雰囲気も鬼女そのものである。
彼女こそハルヤ達がずっと探していた鬼族の姫で、妖魔王の息女・朱夏の生まれ変わりであった。封印自体が完全に解けかかっていなかった為なのか戦闘後は元に戻りハルヤ達に妖魔界と人間界を支配しようと誘われるも、あっさり断っている。
だが、空亡は執拗に彼女を狙い続け、完全に覚醒しようとする空亡に取り込まれるが、それを契機に記憶を取り戻す。空亡は親衛隊として朱夏に仕えていた空天で、空天が世を手中に収め、妖魔王を暗殺するため自分に近づいていた事を側近から知らされた朱夏は空天を処刑したのだが、実際には空天が企てたという妖魔王の暗殺は空天の力を妬む勢力にでっち上げられたものだった。
真実を知った朱夏は空天を信じきれなかった事を嘆き、朱夏に真実を伝えられたことで満足して天へと昇って行く空天を追ってナツメの体から離れ一緒に去って行った。
関連タグ
荻野千尋…いくつか似ているキャラクター性を持つ。