ネコマムシ
ねこまむし
「何が滅ぼうとも 敵に“仲間”は売らんぜよ!!!」
概要ぜよ
幻の島ゾウの獣人民族・ミンク族の指導者の一人で、ネコの獣人。常に土佐弁で話す。笑い方は「ゴロニャーッニャッニャ」。
「侠客隊(ガーディアンズ)」と呼ばれる戦士たちの大親分にして神聖なるくじらの森の守護者で、モコモ公国の国王のイヌアラシと同等の権力を有する「夜の王」。
イヌアラシとはかつて親友の仲だったがとあることが原因で仲たがいし、目があえば殺しあうような関係になってしまったが、実力は伯仲し決着がつかない。そのためイヌアラシは昼の時間(朝6時~夕方18時)に、ネコマムシは夜の時間(夕方18時~朝6時)を過ごすようになった。
イヌアラシ共々同族よりも遥かに大柄(座高だけで長身な錦えもんの上背を上回る)で威厳と威圧感に溢れており、その様相のため、主に敵から化け猫や化け物呼ばわりされることも多い。
一見すると見た目に違わず気性が荒いがそれはあくまでも敵対者に対してであり、その実は忠義に厚く、親分肌で面倒見が良く、他のミンク族同様に茶目っ気もある。ネコのミンクなのでネコジャラシやボールを見るとはしゃぐ一面もある。
ただし、満月の夜は「状況が変わる」らしい(月の獅子)。
注射が苦手。
戦闘力ぜよ
戦闘の実力はイヌアラシと同等で猛者として名高いミンク族でもこの二人を止められる存在はいない。
巨大な身体に関わらず非常に素早く、悪魔の実で獣化したジャックですら投げ飛ばす怪力を有する。
四皇カイドウの快刀の彼ですらこの二人には手を焼き、最終的には毒ガスを使用せざるを得なかった。
経歴じゃ
かつてイヌアラシとは大親友の仲だった。
若い頃はイヌアラシと共に光月おでんの付き人として彼に付き添い、白ひげ海賊団の船に乗ったり、おでんをスカウトしたゴール・D・ロジャーに従ってロジャーの船に乗ったこともあり、現四皇シャンクスとは知り合いだった。ただし、光月おでんとは違い彼ら二人はラフテルには行ったことはなかった。
その後、とあることが原因で数十年(?)ほど前、瀕死の状態でゾウに戻ってきた後、光月おでんを守れなかったことが原因なのかイヌアラシと絶交。
それ以降は、イヌアラシと会うだけで殺し合いをするようになり、イヌアラシと会わないようにネコマムシは部下共々18時~翌朝6時の間だけ活動するようになり、くじらの森の守護者として森のミンクたちを治めている。
ワノ国の忍者雷ぞうを探していたジャックの襲撃時も部下を率いて夜間の戦闘を主導しジャックを苦しめたが、毒ガス兵器の攻撃を受けて拷問で左腕を切断された。しかしジャックがJOKERの救出のために撤退し、その後ゾウにやってきたサンジ一行に発見されて安全な場所に搬送の上治療され、一命を取り留める。
しかし、元々活発でじっとしていられない性分と大嫌いな注射を避けるために、安静にしていなければならないにも関わらず、勝手に出歩いたり入浴したりするなどの行動が目立ち、主治医であるチョッパーからは度々叱責を受けているが、謝罪はしつつも改める様子はない。
その後、イヌアラシと共にミンク族を率い、麦わら海賊団やハートの海賊団、ワノ国一行と「忍者海賊ミンク侍同盟」を結び、四皇・カイドウの討伐とワノ国解放のために共闘することとなる。
その盟約に基づく計画に従い、ネコマムシは行方不明となっている元白ひげ海賊団一番隊隊長・不死鳥のマルコを探索すべく、侠客隊の精鋭を従えてゾウを後にした。
余談じゃきに
元ネタはブルック役のチョー氏の妻・チョー子女史の作曲した楽曲「ネコマムシの旦那に会いに行こう」であると作者が公言している。これはチョー夫妻にとってもうれしかったようで、814話「“ネコマムシの旦那に会いに行こう”」の掲載された少年ジャンプを大量に購入したり、タイトルにもなった81巻を複数買ったりしている。