概要
2019年6月20日発売の妖怪ウォッチシリーズの新作。令和時代初の新作であり、ニンテンドーSWITCH系統の作品も初。
本作は妖怪アーク&不思議な扉の力でケータの世界&ナツメの世界&FOREVER_FRIENDSの世界&妖魔界がつながるクロスオーバー要素が強いストーリーとなっている。
またハードがSWITCHに変わった事でグラフィックが大幅に進化しているのも特徴。
バトルシステムが一新
これまでのバトルはRPGとアクションを掛け合わせたターン制のバトルであったが、今作では一新され妖怪ウォッチバスターズのようなアクション系のバトルへ変更された。
操作キャラクターは妖怪だけでは無く、ケータら人間のキャラクター「ウォッチャー」も妖怪達のバトルに参戦させられ、「魂スイトール」で敵妖怪の妖気を吸い取り、それを攻撃や回復に利用することが可能。
操作する事ができるウォッチャーはケータ、フミちゃん、ナツメ、トウマ、アキノリ、シンの6人。
それぞれ固有のスキルやウェポンを持っており、スキルツリーで自分好みにカスタマイズする事ができる。
妖怪
今作もジバニャンやコマさんらシリーズおなじみの妖怪や新妖怪、シャドウサイドなど個性豊かな妖怪達が多数登場。
発売当初はハードのグラフィックなどの関係で開発期間中に過去作に登場した全妖怪のモデリングが間に合わなかったようで全妖怪は登場させられず、総数は新妖怪を含めて計109体(その内10体はNPC用で仲間に出来ないので厳密には99体)にまで絞られていたが、後日配信されるアップデートで新妖怪も含んだ多くの妖怪が追加される。
7月では連動で影オロチ、アンドロイド山田と友達になれるイベントが追加されている。
更に今作では進化と合成は廃止(これによって進化前のゆきおんなと進化後のふぶき姫が完全に独立している)。
また、シャドウサイドの姿を持つ同一人物(ジバニャン、ウィスパー、コマさんなど)がいる妖怪の場合は、システム上はケータの世界とナツメの世界で個別として扱われる。
シャドウサイド化
ナツメの世界に住む妖怪が持つ戦闘形態。
ウォッチャーが妖怪をサポートする事でアイコンを囲うメーターが溜まって行き、満タンになるとこの形態へ移行出来る。
シャドウサイド化後は徐々にメーターが消費され、無くなるとライトサイドに戻る。
また、シャドウサイド化で名前が変わる妖怪も多数。
シャドウサイド化とは若干仕様が異なるが、ウォッチャーのナツメとトウマも特定のタイミング以降に変身可能であり、シャドウサイドが存在しない猫又も専用装備品があれば変身可能。
魂カツ
今作では妖怪の入手の仕方も一新。
ウォッチャーが敵妖怪から「魂スイトール」をする事で「魂」が手に入り、手に入れた魂を魂サルの元へ持って行く事で魂サルから友達妖怪を紹介してもらえる。
なお同じ妖怪でも性格やレベルが異なるためポケモンで言うところの「厳選」も出来るが、その分だけ対価は張るので自分の所持金や所持魂とじっくり相談するべし。
また、妖怪によっては魂だけでなく戦利品も必要な場合がある。
例えばキュンシーの場合は魂の他に「キュンシーのかみどめ」が必要。
妖怪の入手の他にも装備の作成や強化もここで行う事が出来、ここでも魂を使用する。
妖怪ガシャ
今作でも妖怪ガシャは健在であり、異なる世界に違う形の妖怪ガシャが設置された事で過去最多種のバリエーションとなっている。
一方でガシャコインは通常コインは一纏めになってしまったが、スペシャルコイン、5つ星コインなどのレアコインは健在。
なお、過去作のようなゲーム機本体の連動やQRコード読み取りでのコインの取得が廃止されているため、実質的にアーク連動とゲーム内でのアイテムとしてのみ、コインの取得が可能となっている。(詳しくは後述の玩具の連動を参考)
今作はゲーム内でのガシャコインの入手方法は非常に限られているため、アークを持っていないプレイヤーは最悪ガシャを回せなくなる可能性があるので十分に注意したい。
コラボ
映画での競演の仲か、鬼太郎&目玉おやじのゲスト出演が決定した。
また、レベルファイブがデザインした福岡県のマスコットキャラクター『ジャー坊』も妖怪として登場する。
発売に合わせてヒカキンによるゲームプレイ動画も公開された。
余談
「3」で主役だったイナウサも登場するが、USAピョンの声を演じていた重本ことり氏が芸能界を引退している為、佐藤はな氏が声を担当している。
基本的に続投妖怪はボイスが一新されているが、何故かブリー隊長だけは過去作からの流用となっている(新規のように聞こえるボイスは流用ボイスを編集したもの)。
玩具の連動
過去作とは違い現時点(2019年7月16日)では妖怪ウォッチアーク関連のみ連動が可能となっている。
また妖気などいった物が存在しない為、純粋にアーク単体のみでの連動となっている。なおアークにはQRコードが存在せずNFCで読み取るため、実物が無いと利用が不可能な点に注意。
取扱は1データで1アーク1回まで連動可能。ただし、一部のアーク(妖聖剣など)はこれらの制限を受けずに何度でも読み取り可能。
余談だが、過去の妖怪メダルのようなQRコードが勝手に読み取られて利用不可能になることや妖気が勝手に使われてなくなっているなどといった不慮の事故が起きなくなっている。そのため玩具の取り扱いは過去作と比べてかなり気軽な方となった。
不具合
このゲームは熱暴走でフリーズやエラーによる強制終了が起こりやすい。
信号のイベントバトル、霊剣林などの規模の広いマップなどでは高確率でフリーズしやすく、連戦続きのイベントでは高確率でエラーによる強制終了が起こりやすいため、このような場所に行き着いたらまずゲーム機本体をスリープ状態にしてクールダウンさせる事をお勧めする。
関連動画
関連リンク
https://www.youkai-watch.jp/yw4/