概要
経歴
アメリカのケンタッキー州オーエンズボロで、土木作業員の父とウェイトレスの母との間に、4人兄妹の末っ子として生まれる。
兄妹には9歳上の兄、7歳上の姉と2歳上の姉がおり、フランス人、アイルランド人、ドイツ人、インディアン部族チェロキー族の血を引いている。クリーク族ではとも言われている。
家庭の事情から住居を転々としていたが、7歳の時にフロリダ州ミラマーにようやく定住。
しかしその後に両親が離婚し、子供時代はストレスから自傷行為を繰り返したという。
更に12歳で酒を飲み始め、14歳の頃にドラッグに手を染めたりなど、どん底とも言える荒んだ青年時代を送っていた。
しかし、親友との死別がきっかけとなってそれら一切から足を洗う事を決意し、16歳の時に高校を中退後にミュージシャンを志しキャリアをスタートさせた。
20歳の時に5つ年上のメイクアップ・アーティストと結婚し、彼女の元恋人であったニコラス・ケイジと知り合い、彼のすすめで付き添いとして足を運んだオーディションの会場で出演の打診を受け、1984年にホラー映画『エルム街の悪夢』で初出演し俳優としてデビューした。
人物
かなり個性的な役柄を数多くこなしており、ときにはフラフラした海賊だったり変態チックなお菓子屋だったり両手ハサミの人造人間だったりとあるロンドンの殺人理髪師だったり不思議の国の狂気の帽子屋だったりする。
…大半がサイコパスなのは何故だろうか。
映画監督のティム・バートンとはよくつるんでいる。同じく個性的な役を数多く演じる松山ケンイチが最も尊敬している人物。
子供思いでも知られ、腎臓病で入院した娘が助かったことに感激し、2007年11月に入院していたロンドンのグレート・オーモンド・ストリート病院で、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの衣装を着て、患者の子供達におとぎ話を聞かせるというサプライズを起こしている。
また、2008年には同病院にひそかに訪れて「娘の命を救ってくれたお礼」として100万ポンド(日本円で約2億900万円)を寄付している。
親日家としても知られ、「日本は地球上で最も好きな場所の一つ」と話したこともあり、よく来日している。
トム・クルーズの通訳の一人である戸田奈津子氏と仲が良く、お歳暮を贈ったという話がある。
また、映画『ダークシャドウ』のPRに来日した際は、東日本大震災の被災者に対して「亡くなられた方の冥福をお祈りするとともに被災地の方々をサポートしたい」とエールを贈っている。
余談だが、声優の平田広明氏は、ジョニーの出演する多くの映画作品で彼の日本語吹き替えを担当しており、なんと彼自身から吹き替え担当のお墨付きを貰っている。