概要
Dr.ヘルが所有する機械獣の一体で、騎士の姿をしている。身長20m、体重200t。
武装は剣で、これに加えて東映が製作したテレビアニメでは幻を生み出す「幻影光線」を目から、稲妻状の破壊光線を剣先から放つ能力を持ち、角から放出したエネルギーで落雷を発生させ剣で受け止めてから放出する攻撃(名称不明)なども使える。
作中の動き
漫画版および『真マジンガー』
日本攻撃部隊の一員として登場。名古屋で破壊の限りを尽くし、アフロダイA(真マジンガーではミリオンαも)をぶった斬って破壊(『激マン!』では股間から唐竹割りにして完全破壊)して弓さやかを捕獲、人質にした上でマジンガーZを海底要塞サルードまで運んできた。しかし活躍したのはそこまでで、甲児がボスの助けを受けてさやかを救い出すとあっさり脱出され、待機していた所をマジンガーにボコボコに叩きのめされ半壊。そのままサルードの爆発に巻き込まれて海の藻屑となった。
テレビアニメ版
第5話「ゴーストマジンガー出現」に登場。
幻影光線でマジンガーZの虚像「ゴーストマジンガー」を投影しながら破壊活動を行い、本物に濡れ衣を着せて挑発する。甲児が偽物退治に乗り出してくると、今度は身を隠しながらゴーストマジンガーを出したり消したりして本物を翻弄し、エネルギーを消耗させたうえで地雷原に誘き寄せようとした。
だが、地雷原へ誘い込む餌として磔にしていたボスがさるぐつわを噛みきってさやかに地雷原の存在を伝えたために作戦を見破られ、直接対決を余儀なくされる。
マジンガーZとの戦闘では自らの幻影を大量に投影し、一斉に高速移動を行うことでZを撹乱。エネルギーの消耗で歩行すらおぼつかなくなったZに電撃・破壊光線・斬撃で追い討ちをかけ、右腕を粉砕する。しかし、トドメの一撃としてホバーパイルダーを破壊しようと剣を振り上げた隙に、残り僅かなエネルギーを注ぎ込んだブレストファイヤーを照射され、そのまま溶けてしまった。
陣頭指揮を執っていたあしゅら男爵の指示に頷いて返す、啖呵を切った甲児をバカにするかのように高笑いしてみせる、ブレストファイヤーを受けてから溶け落ちるまでの一瞬だけ怯んだような仕草を見せるなど、内蔵した電子頭脳が高度な自律性を有することを窺わせる描写が見られる。
ロボットガールズZ
CV:後藤沙緒里
しかしその真打を発揮したのはオンラインゲーム版で、原作ではマジンガーZと戦闘せず、東映アニメ版では幻影を生み出す能力を持っていたからか非常に抜け目ない性格となっており仲間(どころか挙句の果てには一緒に引っ張りまわしてたはずの博士までも)を盾にして自分だけ無傷で逃げてばかりいる。ただし攻撃はしないのではなく、いよいよ進退窮まり恐慌が臨界突破した時には、どこに隠し持っていたかは全く不明な「護身の剣」を滅多矢鱈に振り回す。この時は追い込み疲れてエネルギー切れを起こしたZちゃんを半死半生の状態に陥れている(好感度イベント最終話にて)。なお、上述の幻影光線照射機能については「人を騙すだなんていけないと思う(ユニット詳細画面で聴けるボイス)」との理由から自主封印している模様。