概要
ヴォッファがニールセン作曲の交響曲第4番「不滅」をモチーフにが作り出したアバレキラー専用のギガノイド。本編に登場した最後のギガノイドである。
牛の様な角を頭部を持ち、全身に緑色の鎧を着込んだ騎士と言う外見をしている。
ヴォッファが全ての爆竜のデータを分析した上でそれを凌ぐ性能を持たされたギガノイドであり、巨大な弓から放つ光の矢の連射で辺り一面を廃墟にする「エターナルアーチェリー」が必殺技。
此処まで書けば同じ弓矢を扱う先のギガノイド第5番「狩」と一緒だが、このギガノイドの弓は矢を射るだけに留まらない万能武器である。
先ず、矢を射る他にもブーメランとして使用出来る為に遠くの相手を吹き飛ばす事が可能で、次いで巨大な波動エネルギーを放ってで相手を薙ぎ倒す事も出来る。そして重量感もあるお陰で、振り下ろせば一撃で地面を粉々に砕く程の威力を発揮する等、近接武器としても十分強力で、苦手な距離が存在しない。
劇中ではアバレキラーを利用してデズモゾーリャ復活させると言う、壬琴本人にも秘密の作戦の為に作られ、運用された。
活躍
第42話「アバレキッドに潜みしもの」
ヴォッファの手によって生み出されると、邪命神デズモゾーリャを復活させる為にアバレキラーを利用し、世界中に邪命体をばら撒こうと目論む。
計画の一環として街中に出現し、エターナルアーチェリーで高層ビルを破壊して回る破壊活動を開始する。これを受けて駆け付けたアバレンオースライドンと互角の激戦を繰り広げ、弓からの波動エネルギーで圧倒。そのまま壬琴から止めを刺すように命じられるが、ヴォッファの命により本来の作戦を実行する為、壬琴を体内に取り込むと姿を消す。
第43話「アバレキラーは不滅!?」
その後、壬琴と一体化した事によって彼の意思で動き出す様になると、巨大化した生命の樹と融合する。
命の実からギガノイド・ルネッサンスを出現させ、日本中に生命の樹の根が張り巡らせていくが、アバレキラーに体内から脱出されてしまい、しかも「奇跡」が倒されると同時に生命の樹も枯れた為、再度アバレキラーを取り込もうとする。
妨害するトップゲイラーをエターナルアーチェリーで迎え撃つもアバレンオーに阻止され、「爆竜最強合体」によって誕生したオオアバレンオーに挑もうとするが、最期は爆竜必殺オオアバレフルスロットルを喰らい爆散した。
作戦こそ失敗に終わったが、この戦いを経てリジュエルに取り憑いているデズモゾーリャは完全復活するのだった……。
余談
モチーフは騎士。
スーツは後に『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』の怪重機パレットビューに改造された。
デザインを担当したさとうけいいち氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「古代ローマの騎士をモチーフにしたが、名前を何故『不滅』にしたのかは全く記憶にない」とコメントしている。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー エヴォリアン ヴォッファ ギガノイド
ニールセン:元ネタの作曲者。
ドーラタロス:恐竜スーパー戦隊第1作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の巨大怪人で、同じく製作者最後の作品となった。操縦者を内部に取り込む点や騎士の外見も共通している。
「悲劇的」→「不滅」