「コイ、コイー!」
データ
属性/巨人型モンスター
分類/カウンター目トロール科
身長/189cm~46.3m
体重/284kg~695.8t
分布/からくり仕掛けの工場
経験値/848
概要
クレオンがボクシング経験を持つ高校生・森健太から生み出した、幻獣「トロール」の伝説を司り、その風貌を得たマイナソー。
岩山を思わせるゴツイ巨体で、両腕には火山を模した装甲を装着する。また膝下や装甲の縁は苔で覆われている。更に胴体にはジッパーの意匠があり、そこが開いて首を露出している様な見た目で、恐らく宿主がトレーニング時に着るジャージをイメージした物と考えられる。
思念の元である森は、かつて自分のケンカに友人の川村庄司を巻き込み、彼の利き腕に怪我を負わせて使えなくしてしまった過去から、「ケンカに巻き込んで画家を目指す友達の夢をつぶしてしまった」と言う後悔のマイナス感情を抱えており、それをクレオンに見出されて利用された。
後悔の感情が元だからか、宿主である森の近くに現れて佇む行動を取る事が多い。
宿主のボクシング経験を用いた動きで、「コイコイー!」と鳴きながら敵の攻撃を誘い、それを頑強さで凌ぎ反撃するパワフルなカウンター戦法を得意とする。それに加えて受けた攻撃エネルギーを左腕の装甲から取り込み、右腕の装甲から火山弾型のエネルギー弾として撃ち返す技まで身に付けている。
その特性上、ダメージを蓄積させる事もままならない難敵で、クレオンからは『無敵のマイナソー』と呼ばれる。ただしエネルギーの排出口は右腕の装甲にしか無いので、これを塞がれる事が弱点になっている。
上記な様な敵の攻撃を誘う行動を取るのは、回想で森を挑発した相手の影響と思われる。
また鼻が敏感で、ここを攻撃されると怒り狂って暴れ回る。
活躍
ナンパ男に絡まれていたアスナを助けた後、公園を歩いていた森にクレオンが接触、処置を施して誕生。
それからしばらくして等身大で実体化、クレオンの指示の元レッド、ブルーと交戦。
レッドのディーノスラッシュを吸収して撃ち返し、ハヤソウルでの連続攻撃を耐え切っての反撃等で相手を圧倒する。それを見たクレオンが自画自賛しながら自身を叩いたのを攻撃と勘違いし、クレオンを追い回しながらその場を撤退する。
その後、宿主の森の元に姿を現すも、たまたま居合わせたピンクと交戦。
ピンクの攻撃を吸収して跳ね返して圧倒するが、止めを刺そうとした所を森に止められ、彼と共にその場を後にする。
更にその後、何処かの工場に森と居たが、そこにレッドとブルーに加えグリーンとブラックが現れたので交戦。ミエソウルでトロールマイナソーの弱点を探るブルー以外3人と交戦するが、しばらくしてブルーのアドバイスを受けたレッドに敏感な鼻を攻撃され、あまりの痛さに怒って激しく暴れる。
その一方、この状況に首を突っ込んで来たワイズルーが川村に化けて現れ、森の後悔を煽った事で、彼より大量のマイナス感情が放たれた結果急速成長、巨大化を果たす。だが諦めず弱点を探ろうとするレッドがミストソウルを使ってミストを吹き掛け、それを吸収・排出した事でブルーにカウンターのカラクリを見破られてしまう。
これで弱点を見出したレッドにキシリュウオーを繰り出されて接近戦を仕掛けられるも、逆に得意のカウンター戦法で圧倒する。
しかし直後、ワイズルーを退け森の安全を確保したアスナ=ピンクがリュウソウジャーに合流、彼女先導で完成したキシリュウオーアンキローゼと交戦する。
ブルーのアドバイスに従い、右腕の排出口を塞ごうと攻撃するピンクだったが、大振りな攻撃はかわされ軽い連撃は弱過ぎて効かない。そこで『素早く重い連撃』を繰り出す為身構えるのだが、その時に振った武器が当たった建物がドミノの如く倒れ、その弾みで吹っ飛んだ建設資材がトロールマイナソーの排出口へ突っ込み詰まらせた。
最後はこれで攻撃エネルギーを撃ち返せなくなった所を、『アンキローゼボンバー』で叩き潰されて爆散した。
余談
経験値の合計数は「反射」の語呂合わせ(は(8)んし(4)ゃ(8))。何気に幹部怪人のタンクジョウを上回る数値である。
トロールモチーフの戦隊怪人は、魔法戦隊マジレンジャーの冥獣トロル以来。更に同作には、ボクシング戦法で戦う怪人(冥獣グール)もいる。
森健太を演じた前田旺志郎氏は、兄弟漫才師まえだまえだの弟である。また、アスナ/リュウソウピンク役の尾崎氏とは高校の同級生であった。
スーツは後に、第29話に登場するポルターガイストマイナソーに改造された。
第30話のデュラハンマイナソーが登場するまで最高経験値だったが追い越されてしまった。
関連項目
ドームゾードδ:特命戦隊ゴーバスターズに登場した、ボクシング戦法で戦う巨大怪人。