「巨大なる猛獣使いオルグの電磁鞭が唸る時、精霊の王ガオキングは完成するザンス!」
CV:今村直樹
概要
手にした電磁鞭で猛獣を操る能力を持つオルグ魔人。
赤いシルクハットとタキシードに身を包んだ横幅のデカいでっぷりした体形の猛獣使いと言うべき外見をしている。無論、オルグの特徴である角は頭部のシルクハットから4本生えている。口癖は「~ザンス」。
特殊な電磁鞭で武装しており、これによってパワーアニマルだけでなく、合体形態のガオキングやガオマッスルなどの精霊王すらも簡単に操れる他、ガオレンジャーすらパワーアニマルから力を得ているために支配下に置いて操ってしまう為、まさしく動物スーパー戦隊にとっては天敵と言っても過言では無い程の厄介極まりない能力と言える。
だが、実はこの能力には落とし穴があり、猛獣使いなだけに操れるのはあくまで“猛獣”のみであるため、猫などの小動物は操れない模様。
活躍
ガオレンジャーを電磁鞭によって操り、ホワイトに火の輪潜りをさせるなど、自らの能力を誇示。すると直後にヤバイバとツエツエに無理矢理オルグシードを飲み込まされて巨大化させられる羽目になる。
巨大戦ではパワーアニマルを電磁鞭でコントロールし、百獣合体させた上で操ったガオキングとガオマッスルにガオレンジャーを攻撃させて5人を絶体絶命の大ピンチに陥れる。その間、見ていたヤバイバとツエツエが屋上で一部始終を実況していたが、其処へガオハンターが登場。同じ様に操ろうとするもガオウルフ、ガオハンマーヘッド、ガオリゲーターの3体とも「一匹狼の集まり」であったためにコントロールが効かず、ガオキングとガオマッスルの同士討ちを目論む。
だが、風太郎の呼び掛けによってパワーアニマル達が目を覚ましたため、コントロールが効かなくなって形勢は逆転。
ガオキングとガオマッスルの怒りの反撃に怯み、最期はガオイカロスのイカロスダイナマイトを喰らい爆散した。
余談
モチーフは猛獣使い。基本的に器物モチーフが主体のオルグ魔人にあって珍しく人物モチーフの怪人となった。
上記の台詞はガオキングの合体の際にナレーションを差し置いて、猛獣使いオルグ自身が喋っていたものである。この回はヒーローを窮地に追い込む回にしては珍しく、終盤までコミカルに描かれていた。
声を演じる今村氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、翌年の『忍風戦隊ハリケンジャー』ではメタル忍者テッコツメーバの声を担当している。
関連タグ
百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人
コピーオルグ:同じくナレーションの台詞をパクったオルグ魔人。