藤原千方の四鬼

ふじわらのちかたのよんき

平安時代の豪族「藤原千方」に仕えたとされる伝説の四鬼。

概要

平安時代の豪族「藤原千方」に仕えたと伊賀･伊勢（三重県津市）に伝わる鬼で、それぞれが超常的な力を持つ隠形鬼（怨京鬼）、金鬼、風鬼、水鬼の四鬼とされる。

この鬼たちは、それぞれが得意とする技術を持った異能集団のことで忍者の原型であるとの説がある。

『太平記』によると藤原千方の命に従い朝廷に対する反乱に加わったが、紀朝雄の和歌の力で退散させられ総崩れになった藤原氏は滅ぼされた。

坂上田村麻呂伝説では尾呂志（三重県御浜町）の「四鬼の窟」に潜んでいたが、坂上田村麻呂の軍勢によって滅ぼされたと伝わる。

伝承によっては水鬼と隠形鬼が土鬼と火鬼に入れ替わっている場合もある。

四鬼セットで登場することが多い。

初出は『真・女神転生Ⅲ』でイケブクロ坑道に拠点を構える。マントラ軍のオニとは似ているが無関係である。しかしオニ達の間では話題には上がっており、その実力は一目置かれている。

『ペルソナ4』『ペルソナ5』ではオニとは3Dモデルが共通のため登場させやすく、異なるアルカナに振り分けられペルソナ化している。

風鬼、金鬼、水鬼の三兄妹が登場する。怨京鬼は名前のみ言及されている。

敵の落としたつづらから現れる鬼で、土鬼・火鬼を含めた四鬼。