概要
主に六芒均衡のメンバーが所有する特殊な武器であり、どれも規格外の性能を誇っている。
対外的にはアークスが用いる各種武器の「採算度外視のプロトタイプ」と説明されていたが、その実態はかつてのフォトナーが姿を変えたモノである。つまりフォトナーを素材にして創られた武器である。
現在ではリリーパ探査によって得られた技術の向上などにより、フォトナーを素材として組み込まずとも創世器と呼べるだけの性能を有した武器が生み出されている。
ジグの推測によれば、素材となったフォトナーの魂とフォトンを結合させ、意識的に形を変えさせたのが創世器だという。装者(この場合はシオン)とリンクすることでその力を行使することが可能となるが、フォトナーの魂が昇天した場合は、どうやっても力が戻ることはない。また魂を持っているといっても基本的に創世器が話しかけてくることはない。
アウロラが語った「七の男神と十三の女神」の中には、創世器に対応すると思われる名前があったため関係が深いと予測される。
ただし、志願して創世器に変化した者もいれば、そうでない者もいた事が設定資料集で明かされている。
強大な力を秘めているが、六芒均衡のメンバーは緊急事態にしか使用しないことが多い。
マザーシップ(シオン)から力を供給されることで威力を発揮するが、彼女が消滅したことで現在では全ての創世器がパワーダウンしている。EP3からはシャオの力が供給されたことで性能を取り戻しているという(EP3設定資料集より)。
ちなみに「創者の証」というアイテムがあれば、創世器の武器迷彩をジグから交換してもらえる。
六芒均衡メンバーの武器迷彩なら、抜刀時に六芒のナンバーが浮き出る演出もあるぞ!
ただし、初代六芒の創世器である対王ファムファタル、皇砲クオンタムは期間限定のSGスクラッチ品であり、創者の証では交換できない。
なぜかプレイヤーに対しては創世器が与えられておらず、理由が長らく不明だった。後にジグの口から「お主はフォトン傾向が自由過ぎてどの武器を創ればいいかわからない」という説明がされた。
創世器の種類
世果(よのはて)・封/世果(よのはて)・印
「……終えよ、世果。」
六芒均衡の一であるレギアスが所有するカタナ系の創世器。 |
本来の姿はカタナだが、武器をソードとして登録して扱うことで能力を抑えている。 |
ダークファルス【敗者】に止めを刺すも、シオンが消滅していたことでマザーシップから送られる力を得られず一振りで破損してしまった。EP6では、【敗者】を倒した際に元となる魂が昇天したため力が戻らなくなったことが語られた。 |
終刀・創世(つくりよ)
「始めよう、『創世』!」
ジグが製作したレギアスの新たなカタナ系の創世器。フォトナーを素材にしていない。 |
手の平サイズの円盤が鞘であり、抜刀と同時に刀身が現出する。ダークファルス【巨躯】の模倣体も撃滅する力を持つ。 |
名前の由来はジグ曰く「新たな世を創る」。 |
閻斧ラビュリス
「潰えろ閻斧……ラビュリス!」
六芒均衡の二であるマリアが所有するパルチザン系の創世器。 |
使用者のフォトンの大半を一気に消費する代わりに惑星を砕くほどの破壊力を発揮するが、たった一回の使用で破損してしまう欠点を持つ。 |
その後ジグによって威力を抑える代わりに耐久力を底上げされたが、ゼノたちとの耐久テストを兼ねた演習に使って派手にぶっ壊してしまっている。 |
その都度ジグは直しているので、主人公に向けて「…お主は武器を大切に扱えよ?」とこぼしている。しかもEP6では「魂を持っている」ことが判明したため、ますますジグから同情されることに。 |
燐具フローレンベルク
「謳え燐具……フローレンベルク。」
六芒均衡の三であるカスラが所有するタリス系の創世器。 |
銀河を圧縮した形で、ケース部分はアンモナイトに似た外観を持つ。ダークファルス【敗者】の模倣体を殲滅するほどの力を持つ。 |
アニメではカスラから貸し与えられる形でアイカも使用している。 |
戒剣ナナキ
「響け戒剣……ナナキ!」
六芒均衡の四であるゼノが所有するガンスラッシュ系の創世器。 |
銃モード時は黒い結晶で覆われており、剣モードの際は白い刀身があらわになる。 |
小説版「サイドストーリーズ」では、最強のガンスラッシュとして語られており、特訓の末にマリアがゼノに授けた。 |
EPISODE6第1章では偽の女神ミトラによって刀身を折られてしまい、現在はジグが修復に取り掛かっている。 |
白錫クラリッサ
「来たれ白錫……クラリッサ。」
六芒均衡の五であるクラリスクレイスが所有するロッド系の創世器。 |
初代クラリスクレイスであるアルマが亡くなった後は二代目クラリスクレイスが所有していたが、EP1の10年前に起きたダークファルス【若人】の襲撃事件で二代目クラリスクレイスと共に失われた。 |
この武器の修復とマトイの存在がEP1~3のキーポイント。 |
2019年から放映されたアニメ版でも登場しており、4話にて凍土の洞窟内に安置されていたところ、アッシュの手に渡る。このため破片を集めて復元するという展開がなくなった。 |
灰錫クラリッサⅡ
六芒均衡の五である三代目クラリスクレイスが所有するロッド。 |
その実態は、10年前のダークファルス【若人】の襲撃事件後、採取したデータを元にルーサーによって創られた模倣創世器。そのため正確には創世器ではなく、性能的にも劣っている。 |
三代目のクラリスクレイスはクローン体であるため、クローン体それぞれがこの模倣創世器を所持しているが、マザーシップ事件以降では全て処分され、迷彩はルーサーが残したデータを元に作られている。ルーサーはこの武器を通じて指令や催眠を行っていたらしいことがクラリスクレイスの弁から読み取れる。 |
明錫クラリッサⅢ
守護輝士であるマトイが所有するロッド系の創世器。 |
シャオの協力の元に、ジグが生んだ最新鋭の創世器。そのため人を素材にはしていない。パーツ部分が展開することで結界となり、ダークファルスの完全体も動きを抑えることができる。 |
白錫クラリッサ・再臨
EP5終盤で初代クラリスクレイスがアカシックレコードによって偽装再現(エミュレート)したもの。 |
壊世銀杖レクイエム
創世器ではなく「壊世器」と呼ばれる武器。EP3終盤のラスボスが所持していた。「壊杖ファンタズマ(短杖)」と「壊錫アグリッサ(長杖)」の二つで一つの武器となっている。 |
破拳ワルフラーン
「目覚めろ破拳……ワルフラーン!」
六芒均衡の六であるヒューイが所有するナックル系の創世器。 |
EP2第5章「再誕の日」で初めて使用された。 |
ヒューイが企画し、これを参考に作られたのは「エナジーヒューザー」という武器と迷彩だが、そちらはワイヤードランスである。どうしてこうなった。 |
透刃マイ
六芒均衡の零が所有するツインダガー系の創世器。 |
自身のフォトンを大量に喰わせることで存在を希薄にすることができ、隠密行動や闇討ちに重宝されている。 |
ただし、使いすぎるといずれは誰からも認識されなくなるのではないかと言われている。 |
アニメ版PSO2TAでのクーナは、姿を消したまま無数の斬撃を放つという技を見せている。このためイツキたちの前に姿は見せていない。 |
無杖ライノルト
テオドールにルーサーが与えたウォンド系の創世器。 |
状況に応じて変形するシェイプウェポンであり、ウォンドのほかにもソードやパルチザンに変形することができる。 |
灰錫クラリッサⅡに似た雰囲気からしばしば模倣創世器と勘違いされるが、創世器である。 |
煌舞アウロラ
「……魅せろ煌舞、アウロラ。」
「七の男神と十三の女神」の一人であるアウロラが変化した姿であり、ユクリータのツインマシンガン系の創世器でもある。 |
アウロラの意思で人間態・武器態になれる。当然創世器に変化中も意識があるため、攻撃を受け止めると痛いらしい。 |
艶舞アウロラ
異世界オメガに召喚された際にエフィメラの影響を受けた煌舞アウロラ。 |
EP5第4章「砂漠に喚ばれし【若人】たち」で登場。 |
断翼ロート=ラウト
現在行方が分からなくなっているダブルセイバー系の創世器。創世器で現在唯一本来の持ち主が不明。またその関係で武器の出自についても非常に謎が多い。 |
その行方については、ファンタシースターオンライン2_esの記事を参照。 |
対王ファムファタル
「嗤え対王、ファムファタル!」
初代・六芒均衡の四であるアトッサが所有していたワイヤードランス系の創世器。 |
EP5第6章「かくて英雄は此処に集う」で登場。 |
皇砲クオンタム
「轟け皇砲、クオンタム!」
初代・六芒均衡の六であるヴォルフが所有していたランチャー系の創世器。 |
EP5第6章「かくて英雄は此処に集う」で登場。 |
星銃ハリエット
関連タグ
具現武装:個人専用の武器という点では似ている。