「消去!!」
データ
地形:都市
特技:Aパッドソード、Gカップバスター
指令:戦闘や開発など、全身全霊でロボゴーグのサポートを行うこと
趣味:時間・数字をカウントすること
概要
機械禦鏖帝国マトリンティスの元帥である女性型マトロイド。10サイのロボゴーグが作り出したマトロイド第1号でもある。
A(アリス)パッドというタブレット型の情報収集端末を持ち、これは展開させて槍状の武器としても使用可能。
胸部からGカップバスターというミサイルを発射する。ちなみに正式名称です。
人間を守ることに疑問を感じていたゴセイナイトを言葉巧みに惑わせ、味方として引き込もうとするも失敗。その因縁から何度も刃を交えることになる。
ロボゴーグの最高傑作という自負から絶対的な忠誠を誓っていたが、ゴセイジャーに敗北を重ねるうちに「このロースペックが」と見下される扱いを受けるようになる。そしてロボゴーグに「制裁ボム」を取り付けられ苦痛と恐怖に縛られる形で従わさせられることになってしまった。
だが、計算上は勝てるはずの無い状況を仲間との絆で乗り越えていくゴセイジャー達の姿を見るうちに、絆の力にロボゴーグの支配に打ち勝つ可能性を抱くようになる。そして同じく記憶を奪われ道具のように扱われるサイボーグのブレドRUNと交流を重ね、その記憶を取り戻すことに協力した。
そしてマトリンティス帝国による地上総攻撃の際、自分の自爆も厭わない策を取り入れ、ブレドRUNと共にロボゴーグの撃破に成功する。
満身創痍の状態の中、ブレドRUNに助け起こされ「恐怖の支配から逃れられたのね」と喜びの声を漏らした。
「そうだ。これからは……私の時代だ!!」
その直後、本性を現したブレドRUNによって粉砕されるという非業の最期を遂げることになってしまった。
海賊戦隊ゴーカイジャーでは…
第40話でマトロイド・ショットのザンKT0を連れて登場。
この話ではタイムレンジャーの大いなる力により、ゴーカイジャーの方がマトリンティスが正式に動き出す前の時間に来ていた。(つまりゴセイジャーと戦う以前)
寝隠神社の謎のエネルギーを消失させるためにザンKT0に命令するが、データに無いゴーカイシルバーやゴーカイジャーの存在に驚き、ザンKT0が敗北したことにより、ゴーカイジャーのデータを集めより強いマトロイドの生産を決意し撤退した。
これが結果的にゴセイジャーを苦戦させることに…。
余談
生物モチーフは棘皮動物テヅルモヅルで、この生物は一応ヒトデの部類に入り、体中にある草のような装飾にその意匠が伺える。
名前の由来は『メトロポリス』(ただし、手塚治虫原作の2001年のアニメ映画の方ではなく1927年にドイツで制作されたモノクロサイレント映画の方です)と『不思議の国のアリス』。
度重なる失敗のため、罰としてロボゴーグによって制裁ボムを取り付けられてしまう。ネーミングからして自爆装置のようなものかと思われたが、高圧電流が流れるだけであり、これが起動される度にメタルAが上げる色っぽい悲鳴が、一部の大きいお友達を狂喜させた。
創造主から何度も「ロースペック」と罵られ、度々制裁を加えられながらもロボゴーグのために働き続ける姿は傍目から見ても甲斐甲斐しかったが、最後までそれが報われることはなかった。
また、ブレドRUNの言動に思うところがあり、ロボゴーグによる恐怖支配から逃れようとするも、最期はそのきっかけとなった者にトドメを刺されると言う哀れな末路を遂げてしまう。
スーパー戦隊シリーズでもここまで不遇の扱いを受けたキャラはそうはいないだろう(同じ様に主君に尽くしたのに報われない女幹部が6年後に登場する事になる。因みに中の人も同じくプリキュアメンバー)。
声を演じた井上麻里奈は元々悪役にチャレンジしたいと語っていたが、メタルA役でその願いが叶う形になった。 尚、当時のスーパー戦隊における女性幹部は実写での出演やベテランの女性声優が選ばれるパターンが多かったため、25歳の井上のような女性声優が幹部役で選ばれるのは珍しいことであった。
かなり気に入っていたキャラのようで、メタルAの最期の放送回の後に、その末路に関するつぶやきをツイッターに掲載している。
因みに彼女の年齢はゴセイジャーにおける戦隊メンバーを演じた俳優とは殆ど離れていなかった。そして本作以降、キャンデリラ・ナリア・アキャンバー・ゴーシュ・ル・メドゥのような女性幹部に若手女性声優が起用されるようになった。
そして井上は2年後、1時間後の世界にて、同じように何かと悲鳴を上げまくるキャラで大ブレイクすることになる。
因みにこちらはGカップとは程遠かった。