概要
「英雄」とは、おもに次の2つの項目を表す用語である。
楽曲の「英雄」
- ベートーヴェン作曲、交響曲第3番変ホ長調『英雄』。「エロイカ」とも。
- doaの楽曲。「ウルトラマンネクサス」の第1期OP。イラストの題材としてはこちらの方が多い。
交響曲第3番『英雄』
ナポレオン・ボナパルトに共感し、彼を讃える曲として作られた。
しかし、完成後間もなくナポレオンが皇帝に即位したため、激怒したベートーヴェンは「ボナパルト」と書かれた表紙を破り捨てたという逸話で知られる。
ただ、現存している譜面に表紙が破られた形跡はなく、「ボナパルト」という題名と献辞がペンでかき消されている。その上で「シンフォニック・エロイカ」と改題され、「ある英雄の思い出のために」と書き綴られている。
doaの英雄
ただそれだけ できれば 英雄さ
『ウルトラマンネクサス』の前期オープニングテーマ及び最終回エンディングテーマ。
サビ部分の「男なら」「英雄さ」が印象的な非常に男らしいカッコイイ曲で、弾幕ソングとしても有名。ニコニコ動画などでは英雄MADシリーズと称してMAD等で使われている。
ウルトラシリーズの曲としては始めて「ウルトラマン」や「ネクサス」といったヒーローに関係する単語が一切登場しないため、始めて聞いた人がウルトラマンの歌だと気づかない場合が多い(これは『ネクサス』の他の主題歌も同様であるが)。
また、版権がウルトラシリーズのサウンドトラックを手がけているコロムビアミュージックではなく、doaの所属していたビーイングにある関係上、版権をめぐる扱いがやや複雑で、ウルトラシリーズの主題歌集には収録できないことが多いという不遇の曲でもある。
そのためなのか、円谷プロのエイプリルフール企画ではウルトラマンネクサス本人が「『英雄』がウルトラマンネクサスの主題歌だったことも思い出してあげてください」と発言した。
しかし、ネクサス前期はスペースビーストの大攻勢とウルトラシリーズの疫病神の暴走の全盛期だったのでぶっちゃけるとダークザギの方がこの曲と合っていると言われていたりもする。
最近になって、ウルトラシリーズの主題歌を担当しているvoyger(ボイジャー)によるカバー版も発表されている。