概要
『魔術士オーフェン』の主な舞台となるキエサルヒマ大陸最大の黒魔術士養成機関。大陸魔術士同盟の中でも最大派閥を誇る。作中では《塔》などと呼ばれる。
名前の由来は同じタフレム市にある天人の遺跡『世界図塔』からであり、実際の建物は城塞に近い形を取っている。この形態のため、非常時にはタフレム市民のシェルターとしても機能していた。
志願者や、資質のある孤児を集めて魔術士としての教育を行う施設であり、ここに在籍している(もしくは出た)ことはキエサルヒマの魔術士にとって最大のステータスである。現代日本で言えば東大出ました、とかそう言うレベルである。
入学者には「権威の象徴」としての「記号化された」竜が剣に絡みついた銀のペンダントが送られる。
また、ここで教職に就いたり、優れた業績をのこした者に対しては「上級魔術士」の称号が与えられる。
このように、資質と根性さえあればどこまでも登り詰められる超実力主義な場ではあるものの、オーフェン世界では駆け出し魔術士が魔術の暴走で自滅しそのまま命を落とすケースが多いため、志願してここに入ろうとしても大概止められる事も追記しておく。
構造
《塔》はそれ自体が自治機構として認められる組織であり、「最高執行部」(長老部)と呼ばれる機関により運営が行われる。長老部は20人の「長老」と呼ばれる魔術士によって編成されており、彼らの合議で運営方針が決定づけられる。
その下で若輩者たちの指導に当たる教師・教師補たちにより、「○○教室」(○○には担当教師名が入る)が編成され、そこで生徒たちは様々な学科や体術を学んでいく。
長老部の他にも警備部、風紀委員等が存在する。