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概要編集

CV:置鮎龍太郎(平成版)、野田順子(平成版少年期)/坂泰斗(令和版)


第二部まではハーティア(家名なし)。

赤毛そばかすが特徴の青年

牙の塔時代のオーフェンのクラスメイトで「親友」(自称)。オーフェンとは同い年で初登場時20歳。

大陸魔術士同盟トトカンタ支部の司書官で、またの名を「夢魔の貴族(ナイトメア・ブラッド)ブラックタイガー」。ラシィ・クルティ上司に当たる。

感情と行動を切り離す精神力に長け、チャイルドマンからはチャイルドマン・ネットワークの補佐としての能力、ゴーストの排除技術を受け継ぐ。

しかし、本人の自己顕示欲が強く、とても補佐役には収まらない性格であるとも言われる。

詠唱はチャイルドマンと同じ「●●よ」。


学生時代は女好きでノリが軽く、キリランシェロとつるんでバカばっかりしていた。 惚れっぽいが冷めやすい上に相手の気持を忖度しない(女心がわからない)為、たとえ交際出来ても長続きせず、恋愛トラブルは枚挙に暇がない。


第三部の時代、「キエサルヒマ内戦」の最中にトトカンタで影響力を行使するようになった頃から「ハーティア・アーレンフォード」を名乗るようになる(令和版アニメでは当初から姓あり)。やがて大陸魔術士同盟から離反して「トトカンタ魔術師同盟」を組織し、その代表を務める傍ら政治活動も行う。やがて戦争を喰い物にして成り上がった男という悪評が立ち、「魔王」と呼ばれるようになる。


夢魔の貴族 ブラックタイガー編集

ハーティア「我こそは夢魔の貴族、ブラックタイガー!」

ドーチン「ブラックタイガーだって!?」

オーフェン「知っているのか、ドーチン!」

ドーチン「ブラックタイガーって……ブラックタイガーって………海老の名前じゃなかったっけ!」


ハーティア「違うわあああぁぁぁぁぁっっっ!!!!!(半分涙目)」


「我が呼び声に応えよ獣」にてオーフェンの前に現れ彼の足止めをした、前身黒づくめ(つまりは全身黒タイツ。いわゆるコナンの犯人スタイル)の怪人。


地人兄弟の弟(と、それに悪ノリしたオーフェン)のせいで海老男とか呼ばれる羽目になった。


ハーティアが牙の塔時代に発見した天人遺産「ブラックタイガーのパーツ」を纏うことで変身する姿。

「完全なる逃亡」の力を持ち空を飛ぶ事の出来るマント(Aパーツ)、「完全なる知覚」を有し視覚・聴覚が上がるマスク(Bパーツ)、攻撃を司り魔術耐性を有する大鎌(Cパーツ)の3種類であり、Aを得た者は炎を纏ったを召喚できる。ちなみに150年前に死んだ先代ブラックタイガーは 400頭の牛を一度に召喚し牛ビームとして恐れられたらしい。


一応、オーフェンには正体を隠していたのだが、曲がりなりにも付き合いの長かったオーフェンには声や仕草の癖を読み取られ、正体を一発で看破されてしまった。


関連タグ編集

魔術士オーフェン 残念なイケメン ラシィ・クルティ コミクロン

アザリー レティシャ コルゴン フォルテ

後日談 秋田禎信BOX

あいつがそいつでこいつがそれであいつ以下略) あいつ あいつ・挿絵風


ステイル=マグヌス:他人の空似



※ 以下、平成アニメ版に関するネタバレ。人によっては黒歴史であるため、閲覧に注意













平成アニメ版のハーティア編集

平成アニメ(TBS)版ではプレオーフェンでの残念ぶりと「海老男」というコミカルな側面が強調された上で「普段は有能なクセにオーフェンが絡むと友情が空回って暴走する」というキャラ性を持たされてしまい残念なイケメン度が限界突破した。


平成版ハーティアを演じる置鮎龍太郎氏の怪演クリーオウ役の飯塚雅弓氏との掛け合いもハマり、ブラックタイガーが出てくる回はだいたいギャグ回となった。

ちなみに後述する平成版アニメ二期「魔術士オーフェンRevenge」はやや悪ノリのギャグが目立つ作風であったが、平成版一期の「魔術士オーフェン」(無印オーフェン)は基本ブラックタイガーやボルカンドーチン兄弟が出てこない時はシリアスな作風である。


例として、

  • 第12話「我が友情の海老男」にて、ブラックタイガーとして相棒の牛キャロライナと屋根の上で高らかに名乗りを上げマジクの前に初登場するも、自重で屋根をぶち抜きそのまま下の浴室まで落下(マジクが唖然としていた事は言うまでもない)、入浴中のクリーオウ(半壊したバスタブを抱えて体を隠していた)に痴漢呼ばわりされる。
  • 第16話「海老男ふたたび」にて、オーフェン一行が立ちよった老夫婦の家で犬の出産の手伝いをしていたクリーオウ達を見て、何でかキリランシェロに赤ちゃんが出来ると勘違いする
  • 第22話「迷える碧き瞳」にて、意を決してクリーオウの前でブラックタイガーのマスクを外して招待を明かすも、肝心のクリーオウはハーティアの事をよく知らず「どちらさんでしたっけ?」と言われる。

ただ、こうしたいわゆる「愛すべき馬鹿」をやりすぎたため、シリアスなハーティアを期待していた多くの原作ハーティアファンを「ハーティアが誤解される」と激怒させてしまった、と言われる事も。

もっとも、そうした「愛すべき馬鹿」描写は原作(特にプレオーフェン)においても要素としてはあったので、平成アニメ版が制作開始当初よりアニメオリジナルを宣言していた以上は「これもハーティアの一側面」として受け入れていたファンも、それなりに多かった。


一方、その分オーフェン(キリランシェロ)の親友という側面も強化されており平成アニメ版第1期の最終回ではオーフェンの元から離されたマジクを一時的にではあるが自らの門下へと引き取った。(原作におけるフォルテの役割の一部分を代替した役回りを持つようになっている)またエリス(アニメオリジナルキャラ。CV:白倉麻子)という女の子の弟子を取っている。


平成アニメ版のブラックタイガーは天人の遺産は関係なく、子ども向け絵本の主役キャラクター(いわゆるスーパーヒーローとされており、単なるハーティアのコスプレである。ただしハーティアの思い込みによる魔術(とギャグ補正)の賜物によりスペックは同じ(もっともそれはそれで、ある意味ものすごいが)。

これは、上述した天人の遺産という設定が原作において登場したのが98年12月発行の『ザ・ベスト オブ オーフェン』であり、98年10月放送開始のアニメ制作時には出されていなかったため(逆に考えると、アニメでブラックタイガーが登場するため、それに合わせて、改めて原作でブラックタイガーを登場させた、と推測することもできる)。


ただ、その一方でオーフェンとハーティアの回想の中に登場する「チャイルドマン先生にブラックタイガーの絵本を読んでもらって目をキラキラさせ、ブラックタイガーごっこをして笑い合う、平和で無邪気な幼いキリランシェロとハーティア 」という図は平成アニメ版のみで見られる貴重な一幕だったりする。


ちなみに平成版アニメ二期である「魔術士オーフェンRevenge」ではエリスによる「女の子向け絵本のバトルヒロイン」のコスプレをしたホワイトクラブ(カニ女)まで登場し「エビカニ師弟」へと(残念度が)パワーアップしてしまった。(エリスもマジクが関わると恋心からハーティア同様に暴走する)

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