解説
月刊ドラゴンマガジン誌上で連載されていた『魔術士オーフェン』シリーズの短編「無謀編」の単行本の巻末に収録された、書き下ろしエピソードの総称。
主人公オーフェンがキリランシェロとして《牙の塔》にいた学生時代のお話。
「プレ」は「以前の」「前の」などの意味を表す接頭語「pre」と思われる。
オーフェン(キリランシェロ)や、彼が在籍していたチャイルドマン教室の面々が登場する。
本編では描かれなかった、《塔》や黒魔術士たちの実情が数多く明かされている。
初期は無謀編のようなコメディ調のエピソードが多かったが、段々とシリアスなエピソードが目立つようになった。
なお、富士見ファンタジア文庫版に収録されていたものを「旧プレ編」、それ以降に発表されたものを「新プレ編」と呼び分けている。
旧プレ編の個別タイトルは「魔術士オーフェン・〇〇編 ××××」、新プレ編は「プレオーフェン 〇〇の話」という法則性がある。
2011年から2012年にかけて発刊された『魔術士オーフェンはぐれ旅新装版』の全巻購入特典として旧プレ編(「怪人、再び」を除く)を収録した単行本が発刊(応募者全員プレゼント)。
また2019年に旧プレ編(「怪人、再び」を含む)・新プレ編の計21話を収録した単行本上下巻が一般販売された。